教育職員免許法施行規則第22条の6に基づき、教員の養成の状況についての情報を公表します。


教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画

 本学は、「総合性への志向」、「地域性の重視」、「国際性の推進」を理念として掲げており、人文、自然、社会の学問分野を包括する総合的な知識の形成を図り、 地域社会が当面する諸問題を分析解決するとともに国際社会の発展に寄与できる、創造力豊かな人材の育成を行っています。以上に基づき、豊かな教養と総合的な知識を十分に生かし、 幅広い視点から物事を冷静に分析し考察する能力を身につけるとともに、確かな行動力でもって実践的に地域の教育に貢献できる教員、主体的に課題を追求し、向上心を持って継続的に学び続けることができる教員を養成します。また、熊本唯一の公立大学として、これまでの教員養成の実績を生かしつつ、熊本を中心とした他大学の教員養成課程とも連携を図り、地域の次世代育成に積極的に関わることができる教員を養成します。


○文学部日本語日本文学科
 広く人文学的な視野のもと、日本語・日本文学の歴史と現在の中に新たな学問的発見を求めていく過程を通して、日本語の共時的な構造を通時的な見通しのもとに理解して効果的に分析説明する能力、 及び、文献学的知見を踏まえて各時代の代表的文学作品や論説を読解し分析する能力の双方を向上させます。また、身につけた幅広い教養と高い専門性を生かし、学校教育現場において、 個々の学習者が日本語の言語文化を学び自らその担い手となることの充実感を実感できる指導を行う能力を備えた、人間性豊かな人材を養成します。


○文学部英語英米文学科
 高度な英語運用能力の習得を目標とした現代英語運用科目、ならびに専門科目である英語学、英文学、米文学、英語教育を学ぶことによって、英語の構造と意味、英語圏の文化、 歴史、社会思想に関する知識を有し、かつ教育現場においてそれらの知識を生かし効果的な教科指導と教育指導ができる人材を養成します。また多文化共生への深い理解力を備え、 現代に望まれる人間教育を遂行できる人材を養成します。


○環境共生学部環境資源学科(~平成30年度入学者)
 物理・化学・生物等の理科に関する基礎的科目とともに学科で展開されている環境科学分野の科目を学び、 それらを基に学校教育現場において自然科学への興味関心を高める創造的な実験や観察などの教育指導ができる人材を養成します。 さらに、実証的な実習や実験科目を通して知識の応用能力を養い、幅広い教養と高い専門性を身につけた人間性豊かな人材を養成します。


○環境共生学部食健康科学科(~平成30年度入学者)
 教職課程(理科)においては、物理・化学・生物等の科目とともに学部で展開されている環境科学分野の科目を学び、 それらを基に学校教育現場において自然科学への興味関心を高める創造的な実験や観察などの教育指導ができる人材を養成します。 また理科教育法では主として中学校、高等学校の教職経験者を担当者に充て、実践的な教育スキルの向上を目指しています。

 教職課程(家庭科)においては、食と健康科学分野の科目ならびに環境科学分野の科目を学び、自然や社会と共生した生活の実現と生活の質の向上などを視野に入れ、 日常生活で遭遇する様々な問題に対して、その解決や指導の方策を教育指導できる資質や能力を持った人材を養成します。 また家庭科教育法では高等学校の教職経験者を担当者に充て、実践的な教育スキルの向上を目指しています。

 教職課程(栄養教諭)においては、学科で展開されている管理栄養士養成を基礎として、食健康科学分野の科目を学びます。 それらを基に、食育、食の安全・安心、食と健康づくりなどに関する実践的教育指導のできる人材を育成します。 栄養に係わる教育に関する科目においては、学校栄養職員など「食」に関する教育指導の経験者を担当者に充て、実践的な教育スキルの向上を目指しています。


○環境共生学部環境共生学科(平成31年度入学者~)
 人間活動を支える場としての豊かな自然を保全し利用する方法、地域住民の快適で健康な生活との共生を具体的に実現していく環境共生型社会の創造に貢献することができる教員を養成します。そして、以下のすべての課程に通じて、持続可能な社会づくりの担い手を育てることができる教員を養成します。

 教職課程(理科)においては、主に環境資源学専攻で展開されている環境科学分野の科目やさまざまな実験科目を修得することにより、学校教育において自然科学への興味関心を高める創造的な実験や観察などの指導ができるとともに、環境共生学に関わる諸問題を、食健康環境学や居住環境学領域の視点からも幅広く捉えて探究することができる教員を養成します。

 教職課程(家庭)においては、主に食健康環境学専攻で展開されている食物学分野の科目を修得することにより、食・健康・栄養に関する専門性を身に付けているとともに、環境共生学に関わる諸問題を、環境資源学や居住環境学の視点からも幅広く捉えて探究することができる教員を養成します。また、「住居学」区分の科目を充実させることにより、食・健康・栄養についての幅広い知識や実践力のみならず、快適で健康な居住環境を創造するための専門的な知識や技能を身に付け、家庭科教員としての総合的な資質を高めることができるようにします。

 教職課程(農業)においては、主に環境資源学や食健康環境学で展開されている植物生産系、食品系、林業系、農業経済系、グリーンライフ系の科目を修得することにより、持続可能な開発の視点から農業生産と消費に関する専門性を身に付けているとともに、環境共生学に関わる諸問題を、居住環境学の視点からも幅広く捉えて探究することができる教員を養成します。高等学校の専門学科において優れた教育実績がある教職経験者が農業科教育法や職業指導を担当し、農業科における実践的な指導力の向上を目指します。

 教職課程(栄養教諭)においては、食・健康に関する高度な専門知識と技術を有し、健康を科学的・総合的にとらえ、学校における食育の中核を担う栄養教諭の養成を行います。食健康環境学専攻で展開されている管理栄養士養成課程の科目を中心的に修得することにより、食育に関する実践的な指導をすることができる教員を養成します。また、栄養教諭、学校栄養職員など食に関する教育経験者を科目担当者に充て、児童生徒の発達段階に応じて的確に指導できる能力、学校給食を生きた教材として活用した効果的な指導を行う能力、教職員との協働により学校における食育活動を総合的にコーディネートする能力等を育み、児童生徒の食・健康に関する諸問題の解決に貢献する栄養教諭を養成します。


○総合管理学部総合管理学科
 中学社会、高校公民、高校商業、高校情報の社会科学分野に関する基礎的科目とともに学科で展開されている行政、経営、経済、情報などの科目を学び、それらを基に学校教育現場において社会科学への興味関心を高める創造的な演習や授業などの教育指導が出来る人材を養成する。さらに、情報関係の実習や専門的な演習を通して知識の応用能力を養い、幅広い教養と高い専門性を身につけた人間性豊かな人材を養成します。


【取得できる免許状の種類】
学部 学科 免許状の種類 教科
文学部 日本語日本文学科 中学校教諭一種免許状 国語
高等学校教諭一種免許状 国語
英語英米文学科 中学校教諭一種免許状 英語
高等学校教諭一種免許状 英語
環境共生学部      環境資源学科
 (~平成30年度入学者)
中学校教諭一種免許状 理科
高等学校教諭一種免許状 理科
食健康科学科
 (~平成30年度入学者)
中学校教諭一種免許状 理科
高等学校教諭一種免許状 理科
中学校教諭一種免許状 家庭
高等学校教諭一種免許状 家庭
栄養教諭一種免許状


環境共生学科
 (平成31年度入学者~)



    (食健康環境学専攻)
中学校教諭一種免許状 理科 
高等学校教諭一種免許状 理科 
中学校教諭一種免許状 家庭 
高等学校教諭一種免許状 家庭 
高等学校教諭一種免許状 農業 
栄養教諭一種免許状 
総合管理学部 総合管理学科 中学校教諭一種免許状 社会
高等学校教諭一種免許状 公民
高等学校教諭一種免許状 商業
高等学校教諭一種免許状 情報

大学院 免許状の種類 教科
文学研究科 中学校教諭専修免許状 国語
高等学校教諭専修免許状 国語
中学校教諭専修免許状 英語
高等学校教諭専修免許状 英語
環境共生学研究科 中学校教諭専修免許状 理科
高等学校教諭専修免許状 理科
中学校教諭専修免許状 家庭
高等学校教諭専修免許状 家庭
アドミニストレーション研究科 中学校教諭専修免許状 社会
高等学校教諭専修免許状 公民


【年次計画】
年次 項目 概要
1年 新入生オリエンテーション 教員免許取得の概要
2年 教職オリエンテーション 教職履修者を対象とした説明会
3年 教職オリエンテーション 教職履修者を対象とした説明会
介護等体験オリエンテーション 介護等体験に関するオリエンテーション
介護等体験事前指導 外部講師による講義
介護等体験 7日間の介護等体験
教育実習ガイダンス 教育実習の概要説明
4年 教育実習事前指導 外部講師による講義
教育実習 2週間または3週間の教育実習
教育実習事後指導 教育実習後の成果の総括、検討
教職実践演習 学校現場の見学、現職教員との意見交換模擬授業、授業研究、事例研究


教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目

・教員養成に係る組織
  教務委員会
   構成:副学長、各学部教員3名、事務局長
  大学院委員会
   構成:副学長、各研究科長、各研究科教員1名、事務局長
  教職課程専門委員会
   構成:副学長、専任の教職科目担当教員3名、教職課程を有する各学部・研究科教員2名
・教員数→「専任教員数及び年齢構成」ページ
・各教員が有する学位及び業績(研究者情報)→「研究者情報」ページ

教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

・シラバス→「シラバス」ページ

卒業者の教員免許状取得状況及び教員への就職状況

卒業者の教員免許状取得状況及び教員就職状況

学部・学科 区分 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
文学部
日本語日本文学科
卒業者数 41人 46人 48人 43人 49人
免許状取得者数 実人数 13人 5人 8人 15人 13人
中一種免
(国語)
12人 3人 6人 10人 9人
高一種免
(国語
12人 5人 8人 15人 13人
教員就職者数 5人 3人 4人 5人 0人
文学部
英語英米文学科
卒業者数 45人 42人 44人 38人 48人
免許状取得者数 実人数 12人 11人 13人 12人 11人
中一種免
(英語)
11人 10人 12人 6人 10人
高一種免
(英語)
11人 11人 13人 12人 11人
教員就職者数 4人 3人 5人 5人 4人
環境共生学部
環境共生学科
(環境資源学科)
(食健康科学科)
卒業者数 70人 69人 73人 73人 73人
免許状取得者数 実人数 11人 21人 15人 19人 9人
中一種免
(理科)
4人 4人 5人 5人 3人
高一種免
(理科)
7人 5人 5人 7人 6人
中一種免
(家庭科)
5人 4人 2人 2人 1人
高一種免
(家庭科)
5人 4人 2人 2人 1人
栄教一種免 7人 15人 10人 11人 3人
教員就職者数 5人 3人 6人 2人 1人
総合管理学部
総合管理学科
卒業者数 295人 275人 276人 285人 283人
免許状取得者数 実人数 6人 3人 10人 4人 3人
中一種免
(社会)
3人 2人 6人 2人 2人
高一種免
(公民)
5人 2人 8人 3人 2人
高一種免
(商業)
2人 1人 2人 0人 0人
高一種免
(情報)
1人 2人 3人 2人 0人
教員就職者数 1人 0人 2人 0人 0人
合計 卒業者数 451人 432人 441人 439人 453人
免許状取得者数(実人数) 42人 40人 46人 50人 36人
教員就職者数 13人 9人 17人 12人 5人

※教員就職者数は正規採用者と臨時的任用者の合計数

※1つの学科で複数の免許教科の教職課程を有する場合は、当該学科の「免許状取得者数」欄については、実人数に加えて、免許教科ごとに、それぞれの免許状取得者数もあわせて記載。


修了者の教員免許状取得状況及び教員就職状況

研究科・専攻 区分 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度
文学研究科
日本語日本文学専攻
修了者数 4人 6人 1人 1人 1人
免許状取得者数 実人数 1人 1人 0人 0人 0人
中専免
(国語)
1人 1人 0人 0人 0人
高専免
(国語)
1人 1人 0人 0人 0人
教員就職者数 1人 0人 0人 0人 0人
文学研究科
英語英米文学専攻
修了者数 6人 1人 2人 2人 0人
免許状取得者数 実人数 5人 0人 1人 1人 0人
中専免
(英語)
5人 0人 1人 1人 0人
高専免
(英語)
5人 0人 1人 0人 0人
教員就職者数 2人 0人 1人 0人 0人
アドミニストレーション研究科
アドミニストレーション専攻
修了者数 10人 10人 10人 16人 5人
免許状取得者数 実人数 0人 0人 0人 0人 0人
中専免
(社会)
0人 0人 0人 0人 0人
高専免
(公民)
0人 0人 0人 0人 0人
教員就職者数 0人 0人 0人 0人 0人
環境共生学研究科
環境共生学専攻
修了者数 18人 14人 14人 15人 23人
免許状取得者数 実人数 0人 1人 2人 0人 2人
中専免
(理科)
0人 1人 2人 0人 2人
高専免
(理科)
0人  1人  2人  0人  2人
 中先免
(家庭科)
―  0人  0人  0人  0人 
高専免
(家庭科)
0人 0人 0人 0人
教員就職者数 0人 0人 0人 0人 0人
合計 修了者数 38人 31人 27人 34人 29人
免許状取得者数(実人数) 6人 2人 3人 1人 2人
教員就職者数 3人 0人 1人 0人 0人

※教員就職者数は正規採用者と臨時的任用者の合計数

※1つの学科で複数の免許教科の教職課程を有する場合は、当該専攻の「免許状取得者数」欄については、実人数に加えて、免許教科ごとに、それぞれの免許状取得者数もあわせて記載。

教員の養成に係る教育の質の向上に係る取り組み

 本学では以下のことに取り組んでいる。


1) 教職課程関連のほとんどの授業を時間割の1コマ目に設定しているので、受講する学生には早起きして授業を受けるなど教師としての生活の心構えと自覚をもたせている。

2) 履修カルテにより、学期ごとの反省や新たな目標を学生自身で考えるようにしている。

3) 教育実習中に学生が実施する研究査定授業では、大学での卒業論文ゼミ指導の教員が可能な限り同席し、教育実習先の現場教師とともに発展的な指導を行っている。

4) ICT (情報通信技術) 教育にも力を注いでいる。

5) 4年生後期開講の「教職実践演習」では、現場経験豊富な教師と教育実習後の学生の意見交換の場を設け、大学と実践現場との橋渡し的な経験や内容を含めている。





担当

事務局 教務入試課教務班