熊本県立大学 大学案内総合管理学部
Faculty of Administration

学科構成

総合管理学科  入学定員280名
Department of Administration

学部の内容

社会、行政、政治、法律・・・ “幅広い視野”と“総合力”を手に入れよう。

 総合管理学部は、「管理(英語ではアドミニストレーション)」について「総合的に学ぶ」学部です。
 ここでいう「管理」とは、人と人とをスムーズに協力させてある目標を達成するにはどうすれば最もよいかを考え、実践していくことです。この意味での「管理」は、たとえば、国や都道府県、市町村などの行政機関や、さまざまな企業だけでなく、市民のボランティア団体などでも問題になります。とくにこれからの時代、不況の中での企業の再生、財政難の中での行政の改革のほか、福祉やまちづくり、あるいは環境問題など、われわれの社会には人々が力を合わせて取り組んで行かないといけない課題が山積みされています。

 人と人とをうまく協力させこのような難しい課題を解決していくためには、社会と人間をよく理解していなければなりません。そのためには、行政、社会、政治、法律、経営、経済、倫理哲学などの幅の広い知識、能力、スキルが必要です。のみならず、財政難や不況の中で組織運営の無駄をなくし効率化するためには、情報処理・ITの技術が不可欠です。さらに地場の企業が外国企業と連携することもあるグローバル化した社会では、外国語コミュニケーション能力も身に付けておかねばなりません。これらの科目をバランスよく「総合的に」勉強するのが、総合管理学部なのです。とくに総合管理学部では、これらの幅広い知識と能力を社会ですぐに役立てることができるように実用的な教育を行っています。

 総合管理学部は、行政や企業などの組織の中で、さらには地域社会の人々と連携しながら問題提起とその解決を働きかけ実現することのできる人材を即戦力として社会へと送り出すことを目標としています。

7つの総合
行政と経営の総合 効率的な公行政と公共性を備えた企業経営
政策と実行の総合 問題の発見、解決、政策立案へのフィードバック
理論と実践の総合 研究と実務の交流
理論と技術・情報科学の総合 コンピューター処理の応用、展開
哲学と実学の総合 理念を高く掲げる実学の追究
地域性と国際性の総合 グローバリゼーション下における地域の発展
学際的総合 新しい時代の担い手になるために

 

■何を学ぶの?  管理(アドミニストレーション)のための知の総合

 総合管理学部では、「管理(英語ではアドミニストレーション)」について、つまり、人と人とを協力させて動かし目標を達成するにはどうすれば最もよいか、について学びます。そのためには、これまでは法学部、経営学部、経済学部、商学部、工学部などで別々に教えられていた科目を、総合的に身に付ける必要があります。
 平成15年(2003)年4月に総合管理学部は、カリキュラム改革を実施しました。このカリキュラム改革では、学生の皆さんが総合管理学部で何を学ぶかがわかりやすくなるように、「パブリック・アドミニストレーションコース」「ビジネス・アドミニストレーションコース」、「情報システムコース」、「地域ネットワークコース」という4つのコースを履修モデルとして導入しました。とはいっても総合管理学部が1学部1学科であることはこれからも変わりません。まず入学すると、1セメスター(1年を半期ずつに分け、それぞれをセメスターといっています)では、総合管理学部でそれぞれの科目を学ぶ意味を担当教員が一人ずつ語る「アドミニストレーション入門」、日頃ニュースなどで報道される事柄を題材に分かりやすく基礎を学ぶ「行政の基礎」、「経営の基礎」、「コンピュータの基礎」などの科目、高校までの勉強との違いを知り大学での勉強の仕方を身に付ける「教養演習(プレゼミナール)」を履修します。そして、1セメスターから4セメスターまで、つまり2年次までは共通科目として、行政、社会、政治、法律、経営、経済に関する科目や倫理哲学のほか、情報科学をバランスよく学びます。またコミュニケーション能力を重視した外国語科目は必須です。
 併行して4セメスターからは、それぞれのコースのモデルに従って、自分が選んだコースの学習を専門的に深めて行きます。

  • パブリック・アドミニストレーションコースでは、国、地方公共団体(都道府県、市町村)などの行政の組織と仕組み、役割と機能を中心に、公共の分野に重点を置いて学びます。
  • ビジネス・アドミニストレーションコースでは、会社などの企業組織に目を向け、組織の形成や管理、意思決定のあり方のほか、組織の環境でもあるさまざまな経済問題に重点を置いて学びます。
  • 情報システムコースでは、公共分野や民間企業の仕事について、情報システムの設計ができるようになることを目標として学びます。
  • 地域ネットワークコースでは、地域の市民たちが行政と連携しまた市民どうしで手を携えて福祉や環境問題など地域の抱えるさまざまな課題を解決していくこれからの地域社会に重点を置いて学びます。

■こんな人向き!  人間が好きな受験生求む

 総合管理学部では、日頃からニュースに関心をもち新聞を読むなどさまざまな社会現象に興味を持つ人、また、人と人との集まりをどううまく動かして行くかがアドミニストレーション・総合管理ですから、自分の意見だけを押し通すのではなく、他人も自分と対等の存在として尊重し他人の意見に耳を傾けることのできる人、何より人間が好きな人を求めています。さらに、総合管理学部が求める基礎学力としては、自分の考えを適切な言葉で表現し相手に正確に伝えることのできる日本語能力、論理の筋道を立てて物事を考え、あるいは矛盾点を明らかにできる論理力、グローバル化の中で必要不可欠な英語力などを重視しています。

■4年後は?  地域の各方面で活躍する即戦力

 4つのコースでの学習内容からは、パブリック・アドミニストレーションコースで学んだ者は公務員や公的団体の職員として、ビジネス・アドミニストレーションコースで学んだ者は民間企業で、情報システムコースで学んだ者は公共分野や民間企業の情報管理部門や情報システム開発部門で活躍し、地域ネットワークコースで学んだ者は地域で高齢者や障害者の福祉、まちづくりや環境問題に取り組むことを念頭に置いているといえます。しかし、これからの時代、たとえば、ビジネス・アドミニストレーションコースで民間企業の経営の効率化を学んだ人材が、財政難で効率化が必要な行政の分野でもますます必要とされていくでしょう。また逆に、度重なる企業の不祥事で、企業のモラルや社会的責任がますます問われていくこれからの時代、パブリック・アドミニストレーションコースで、行政の組織と運営を学び、公共のため、社会全体の幸福のために働くことの意味を学んだ人材が、民間企業でも必要とされることがあるでしょう。このように、4つのコースのそれぞれで学んだことを地域社会の各方面で活かしながら卒業生が活躍してくれることが、総合管理学部の願いです。

取得可能な資格

 教職課程の履修により、社会(中学校一種)、公民(高等学校一種)及び商業(高等学校一種)及び情報(高等学校一種)の免許状が得られます。


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