開講所属全学共通
時間割コード12500201
授業科目名世界の経済
授業科目名(英文)
科目区分社会と世界
担当教員松尾 隆
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 火曜日 3時限
単位数2


概要
講義では、具体的には、先進国と開発途上国の間の経済格差、環境問題をめぐる各国の経済利害、水危機や食糧問題の背後にある近代農法の問題点、経済のグローバル化の名の下で進みうつあるヒト、モノ、カネの国際的移動などを、経済という視点から、取り上げてみたいとおもいます
到達目標
わたしたちは、直接肌で感じることができる身近な問題については関心を示すが、そうでない問題については、とかく無関心となりがちではないでしょうか。たとえば、今日の世界が抱える様々な問題などは、後者に属するように思われます。講義では、世界が抱える様々な問題も実は身近な問題であるのだ、ということを理解してもらい、今後の思考の素材にしてもらいたいとおもいます。
履修上の注意
特にありません。
授業計画
第1話 プロローグ
 講義内容の説明および講義目標の設定
第2話 経済危機下の貧困問題
 南北問題、開発サミットなどについて解説します
第3話 貧困問題と国際協力
 日本の政府の対外経済援助(ODA)の状況について学びます
第4話 環境問題と経済発展
 京都会議やその後の国際会議を例に、環境問題は各国の経済的利害が絡む問題であり、単に技術的問題ではないことを学びます
第5話 地球は人類を養えるか
 世界の食糧生産の現状や近代農法の問題点などについて学びます
第6話 日本は水の大量輸入国
 世界の水危問題や仮想水概念について学びます
第7話 魚の争奪とコモンズ
 水産物「大国」日本の現状と「コモンズ」という資源管理方法について学びます
第8話 何故原油は高騰したのか
 世界の資源獲得競争や投機マネーとの関係を学びます。
第9話 ドーハ・ラウンド交渉とFTA
 自由貿易体制のためのルール作りの実情について学びます。
第10話 アジアの台頭と日本
 中国、ASEAN諸国と日本の経済的結びつきの現状について学びます
第11話 国境を越えた企業活動
 三角合併、M&Aなど、企業のグローバル戦略について学びます。
第12話 豊かな生活を求めて
 グローバル化はヒトの大移動を推し進めているが、その背後に潜む問題点についても学びます
第13話 年金が危ない
 具体的に、身近な年金などが、ヘッジファンド等を通じて、どのように運用さ れつつあるか学びます
第14話 世界的金融危機以降の世界
 世界の経済危機を引き起こしたリーマンショックについて学びます。
第15話 投機社会と現代福祉国家制度
 現代は投機が大きな役割を果たすダイナミックな社会ですが,これが福祉国家制度とどのように関係しているのか,学びます。
予習・復習
について
具体的には、予習では、配付する資料を参考にして、知らない経済用語等のついて調べておくこと。復習では、内容で解らなかった点を理解し、さらには視野を広げるために、図書館などを利用すること。
使用教材
特にテキストを考えていません。毎回、プリント(A4で2枚程度の統計資料)を1週間前には配布します。
参考文献
JAグループ『食糧と地球環境』1999年
・嘉田由紀子『水をめぐる人と自然』2003年
・ソロモン『マネーは世界を駆けめぐる』1999年など
適宜、参考書は紹介する。
単位認定
の方法
基本的には、学期末の筆記試験(論述式,100%)による。
成績評価基準
基本的概念を理解し,さらには様々な世界経済が抱える課題を認識した上で,課題をどのように自らの考えとして整理し,解決政策などを論理的に展開できるかを評価の基準とする。
その他1
その他2
参考URL