開講所属全学共通
時間割コード12710501
授業科目名エネルギーと社会(九州電力協力講座)
授業科目名(英文)
科目区分自然と環境
担当教員生田 昌輝
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 火曜日 3時限
単位数2


概要
近年、世界的なエネルギー消費量の増大、エネルギー価格の上昇などの資源エネルギー問題、温暖化や大気汚染などの地球環境問題及び東日本大震災以降の原子力発電所の安全・安心の問題がある中、子どもたちの未来のために持続可能な社会を構築していくことが、現代社会の大きな課題となっています。
 本講義では、「現代社会におけるエネルギー問題とは何か?」をテーマとして、電気エネルギーの視点から「安全性」、「安定供給」、「経済効率性」、「環境適合性」の諸問題についてアプローチします。また、電気エネルギーについて、発生のしくみから消費までを学び、生活に欠かせない電気への理解を深めるとともに、電気事業の動向についても説明します。
到達目標
現在のエネルギー政策が直面している課題を踏まえ、今後どのようなエネルギー社会を目指すべきか、自ら考えることができるようになることを目指します。
履修上の注意
自分の身の回りにおける電気、ガス、石油類などのエネルギー消費や震災後のエネルギー政策などを身近な問題と捉えて講義に臨んでください。
 第9回授業では、「設備見学(川内原子力発電所)」を実施する予定です(見学は土曜日に実施)
 毎回テーマが異なり、すべての授業に出席することが望ましいことから、原則、出席回数が10回未満の場合は定期試験の受験を認めません。
授業計画
第1回(4/11〔火〕) テーマ:現代社会におけるエネルギー問題(1)
内 容:世界のエネルギー消費、経済性、地球温暖化問題及び福島第一原子力発電所事故の状況等のデータをもとに、現代社会におけるエネルギー問題について、S+3E(安全性:Safety,安定供給:Energy security,経済効率性:Economic efficiency,環境適合性:Environment)の視点から説明する。

第2回(4/18〔火〕) テーマ:現代社会におけるエネルギー問題(2)
内 容:燃料調達の現状、課題や近年注目されているシェールガスの動向等について説明するとともに、日本のエネルギー政策の指針である「エネルギー基本計画」、「長期エネルギー需給見通し」について解説する。
 

第3回(4/25〔火〕) テーマ:日本のエネルギー政策について(グループディスカッション)
内 容: 第1~2回の講義を踏まえ、日本のエネルギー政策に関するグループディスカッションを行う。

第4回(5/9〔火〕) テーマ:エネルギーの中の電気と電気事業
内 容:エネルギーにおける電気の位置付け及び電気事業の概要を学び、現代社会において電気は生活と切り離せないものであることを認識するとともに、公益事業としての電気事業の使命を理解する。

第5回(5/16〔火〕) テーマ:電気の基礎学習
内 容:電気の基礎学習(実験含む)を通して、電気を身近に感じるとともに、発電の原理を理解する。

第6回(5/23〔火〕) テーマ:電気の発生から消費まで(1)
内 容:各発電の概要および電気を使用する場所まで送る流れを説明し、電力供給のしくみを理解する。

第7回(5/30〔火〕) テーマ:電気の発生から消費まで(2)
内 容:1年間の電気の使われ方や需要と供給のバランスおよび九州、熊本の電力需要の特徴を理解する。

第8回(6/6〔火〕) テーマ:原子力発電のしくみと現状
内 容:原子力発電のしくみや安全対策について説明するとともに、原子力発電所見学に向けた基礎的な知識を学ぶ。

第9回(6/10〔土〕) テーマ:設備見学〔川内原子力発電所(予定)〕
内 容:原子力発電所の見学を通じ、発電のしくみや実際の設備、安全対策等を確認する。

第10回(6/20〔火〕) テーマ:再生可能エネルギーの現状と課題
内 容:世界、日本における再生可能エネルギーへの取組状況および固定価格買取制度のしくみや課題等について説明する。

第11回(6/27〔火〕) テーマ:電力の安定供給に向けた取組み
内 容:供給信頼度の高い電気を供給するために、電気事業者が日頃から行っている設備面、保守面、運用面の取組みを説明する。また、台風・地震等による停電時の対応実例を紹介する。

第12回(7/4〔火〕) テーマ:電気事業における地球環境問題への対応
内 容:地球温暖化問題を巡る国内外の動向や電気事業における取組みを理解する。また、循環型社会の形成に向けた取組みや発電所の環境保全対策を説明する。

第13回(7/11〔火〕) テーマ:今後の電気事業の動向
内 容:電力小売り全面自由化等の電力システム改革による今後の電力事業について理解する。また、近年導入されているスマートメーターや実証試験が進むスマートグリッドの概要について説明する。

第14回(7/18〔火〕) テーマ:日本のエネルギー政策について(グループディスカッション)
内 容:講義で得た知識を基に、日本のエネルギー政策についてグループディスカッションを行う。

第15回(7/25〔火〕) テーマ:講義のまとめ
内 容:第1回~第14回の授業内容を振り返り、本講義の取りまとめを行う。
予習・復習
について
新聞やTVニュース等で、エネルギーや環境、電力に関する最近の動向を把握しておくこと
使用教材
授業毎に、要点を記述したプリントを配布
参考文献
・ 「エネルギー白書2016年版」 資源エネルギー庁
   (http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2016pdf/)
・ 「基本政策分科会」資料 資源エネルギー庁
   (http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
単位認定
の方法
定期試験(論述問題含む)で評価します。
成績評価基準
「安全性」、「安定供給」、「経済効率性」、「環境適合性」の視点を踏まえた現在のエネルギー問題に対する理解及び今後のエネルギー問題に対する自論の有無で評価します。
その他1
その他2
参考URL