開講所属全学共通
時間割コード12900801
授業科目名マスメディア論(熊日協力講座)
授業科目名(英文)
科目区分社会と世界
担当教員野口 和紀
開講年次1年生
学期・曜日・時限後期 火曜日 3時限
単位数2


概要
 身の回りにニュース・情報があふれる環境に、私たちはどう対応すればいいのか。情報を読み解く力はもちろん、自ら発信する力も欠かせない。双方の基礎を学びながら、マスメディアの仕組みや特徴を理解してもらう。具体的には、熊本日日新聞社の協力講座として、新聞記者の手法による取材(情報収集・分析)、記事執筆(情報発信)を体験し、成果を講座新聞「白亜タイムズ」(A3判)としてまとめる。グループワークが基本で、学外での取材もあるため、コミュニケーションやディスカッションの能力を磨くことにもつながる。なお、取材は授業時間以外で学生それぞれが可能な時間に取り組むことが多い。
到達目標
▽メディアリテラシー 日常生活で接するメディアの情報を分析し、信頼性・本質を見抜くことができる。
▽自己表現力および発信力 講座新聞「白亜タイムズ」の制作を通じて、文章力や客観的・多角的な視点、情報発信力を身につけることができる。
▽コミュニケーション能力 グループワークや取材を通じて、さまざまな世代との意思疎通を図ることができる。
履修上の注意
▽新聞を日常的に読み、ニュースについて自分なりの意見を持つようにする。
▽授業以外でもこまめにメモを取る習慣をつける。
▽グループ学習が基本のため、適正な数を上回る場合には履修制限をするので、履修希望者は初回授業に出席すること。制限方法は次の通り。(1)1年次生を優先(2)1年次生のみで受容数に達した場合は1年次生を対象に初回授業時に抽選(3)1年次生のみで受容数を超えない場合は、2~4年次生を対象として初回授業時に抽選。
▽授業以外に熊本日日新聞社の見学を実施することもある。
授業計画
第1回 オリエンテーション
 講座の狙いと進め方、学習法、到達目標を示す。

第2回 マスメディアの現状と課題 
 新聞を中心に、各メディアの現状と課題を説明する。新聞記者の取材活動についても紹介する。

第3回 取材と文章の基礎(取材演習)
 取材・執筆はどんなものか経験するため、学生同士で取材し合い、「受講生の横顔紹介」の短いインタビュー記事を書いてみる。写真も撮影する。

第4回 取材と文章の基礎(取材演習)
 第3回で取材したインタビュー記事を読み比べ、分かりやすく正確な文章のポイントについて考える。

第5回 講座新聞の取材テーマ選定(ディスカッション)
 講座新聞で取り上げるテーマを選ぶ。どんな問題意識を持っているか試される場となる。社会性のあるテーマが望ましい。

第6回 具体的な取材項目の選定(ディスカッション)
 第5回で選定したテーマに基づいて新聞をつくるため、具体的な取材項目を5~7項目程度考え、取材班をつくる。情報・資料収集に向けて、新聞記事データベースや行政などのホームページの活用方法を体験する。

第7回 取材内容の整理(取材演習)
 取材班ごとに、記事を書くためにはどんなことを調べればいいかを検討。取材の第1段階として情報・資料収集を始める。

第8回 取材内容の決定(取材演習)
 取材の第1段階が終わった時点で、集めた内容を整理するため、記事の形でまとめてみる。この作業で不足点が明らかになるので、本格取材に向けて質問項目を詰める。

第9回 取材の申し入れと取材の仕方の基本(取材演習)
 質問項目が決まったら、取材先への申し入れ文書(取材の狙い、質問事項、取材希望日など)を作成する。同時に話の聞き方や写真の撮影方法など取材の仕方やルール・マナーを学ぶ。

第10回 記事の取材・執筆(取材演習)
 班ごとに取材を進め、進み具合に応じて記事化に取り組む。

第11回 記事のチェック(取材演習)
 記事がおおむね出来上がったら、補足取材や原稿の再構成の必要性などについて検討する。

第12回 記事の仕上げ(取材演習)
 記事に併用する写真やグラフィック類もそろえ、記事を完成させる。著作権や肖像権、個人情報などの点もチェックする。

第13回 記事の価値判断(編集演習)
 新聞はニュースの価値を判断して編集する。各取材班の記事を全員で読み、どの記事をトップにするかなど紙面構成を検討する。記事内容を読者に伝える「見出し」も考える。

第14回 紙面最終チェック(編集演習)
 印刷前のゲラ刷りの段階で、記事・見出し・写真類について、誤字・脱字を含め誤りがないか最終チェックをする。

第15回 総括
 完成した講座新聞の紙面について講評する。
予習・復習
について
予習・準備についてはその都度示す。授業後は、内容を短いリポートにまとめる自主学習を怠らないこと。
使用教材
 プリントを随時配布する。
参考文献
 社会的なテーマを扱う上で、新聞閲読が最も効果的であり、参考資料として毎日目を通してもらいたい。また、テレビやネットなども活用し、時事問題への関心を深めてほしい。
単位認定
の方法
▽授業での取り組みと意見表明、中間リポート(短い記事1本)―50% ▽後半の講座新聞制作の結果―50%
成績評価基準
▽ディスカッションに積極的に参加して自らの考えを示しているか。
▽現場取材や関連文献・資料によって情報収集が十分できたか。
▽客観的・論理的な文章でリポートや記事をまとめることができたか。
▽グループワークができていたか。                       ※以上の4点を基準として重視する。
その他1
その他2
参考URL