開講所属文学部
時間割コード33103101
授業科目名日本語学史
授業科目名(英文)History of Japanese Linguistics
科目区分日本語学
担当教員米谷 隆史
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 水曜日 4時限
単位数2


概要
日本人による日本語の研究が発達してきた背景には、異言語との接触が大きな役割を果たしている。初めは中国語学習を通じて、さらには仏教梵語の学習にともなって、文法、音韻等の研究が行われるようになった。そして中世になると中古以前の文学作品が理解出来なくなったことによって古典文学の研究が加わり現代にいたっている。この講義では日本人が言語の中にどのような論理をみいだしてきたのか。そこから私たちは何をくみ取るべきか考察する。
到達目標
(1)各時代になされた日本語研究の概要とその動機となった社会背景を理解し、説明できること。
(2)現代の日本語及び日本語(史)研究に反映している日本語学史研究の成果を読み取ることができるようになること。
履修上の注意
(1)日本語学概論・日本語文法・日本語史Ⅰの学習内容を復習して授業に臨むこと。
(2)日本史の基本的知識を確認しておくこと。
授業計画
下記のような計画で講義を進める。
1)日本語学史の意義と日本語研究の萌芽
2)古語の意識から注釈学へ
3)古辞書概説-新撰字鏡・類聚名義抄
4)音韻研究 漢字音研究と日本語
5)音韻研究 悉曇研究と日本語
6)五十音図成立の背景
7)いろは成立の背景
8)『金光明最勝経音義』の試み
9)「定家仮名遣」の成立と権威化
10)「歴史的仮名遣」の研究-契沖の業績
11)「歴史的仮名遣」の研究-本居宣長の業績
12)「歴史的仮名遣」の研究-近世後期国学者の業績
13)歌学における文法研究(江戸前期まで)
14)富士谷成章による文法研究
15)本居学派による文法研究
予習・復習
について
毎回多様な文献を紹介するので、各文献の成立年代や成立背景について十分に復習をした上で講義に臨むこと。
使用教材
笠間書院『国語学史』馬淵和夫、出雲朝子著 1,800円+税
参考文献
必要に応じて講義中に指示する。
単位認定
の方法
十分な講義への参加があった学生について、学期末の試験を70パーセント、講義中に指示する小レポートの内容を30パーセントの割合で評価する。
成績評価基準
時代と共に変わっていった日本人の言語観を、日本語学史研究の具体的な発達段階とともに理解し、適切な文章で説明できることを以て6割の評価とし、説明の上で個々の資料の具体的記述を効果的に援用しつつ、発展的な考察を行っているかによって残りの4割を加算する。
その他1
その他2
参考URL