開講所属文学部
時間割コード33121101
授業科目名方言学基礎論
授業科目名(英文)Fundamentals of Dialectology
科目区分日本語学
担当教員小川 晋史
開講年次2年生
学期・曜日・時限前期 木曜日 3時限
単位数2


概要
 日本の方言を中心テーマとして、毎回いろいろな方言にまつわるトピックを幅広く取り上げて説明します。対象となる方言は北海道から沖縄まで日本の全てが含まれます。受講者の皆さんが馴染みのある九州の方言については、折に触れて詳しく見ます。
 共通語の影響で多くの方言が消滅の方向に向かっている現在、方言について基礎的な事項を学んだ上で、方言を研究する意義について考えてみたいと思います。
到達目標
 日本という一つの国の中に潜んでいる言語(方言)の多様性を理解すること。さらに、熊本を含む九州の方言が日本の方言全体の中で、どのような特徴を持ち、どのように位置づけられるのかを説明できるようになること
履修上の注意
基本的に講義形式ですが、しばしば皆さんに質問を投げかけて考えてもらいます。自分自身の言語(母方言)ではどうだろうかと常に考えてながら聞いて下さい。
欠席回数が5回に達した者にはレポートの提出を認めません。
また、小テストの回に欠席すると大きな不利となりますので注意してください。公欠の場合はきちんと届け出てください。
授業計画
1.方言の違いを知る―社会現象としての方言
(教科書:第5章 第4課、第5課)
2.方言の違いを知る―方言と標準語、あるいは方言と方言の関係について、社会的位置づけの変遷
(教科書:第5章 第1課、第2課、第3課)
3.方言の違いを知る―方言の方言区画と代表的な方言の分布
(教科書:第1章 第1課、第2課、第3課)
4.方言の違いを知る―さまざまな方言分布
(教科書:第1章 第4課、第5課、第6課)
5.ことばの仕組みから見る方言―発音の地域差・イントネーションの地域差 
(教科書:第2章 第1課、第3課)
6.ことばの仕組みから見る方言―アクセントの地域差 その1 (教科書:第2章 第2課)〈★小テスト〉
 (※小テストを行うので、公欠の場合はきちんと届けること。)
7.ことばの仕組みから見る方言―アクセントの地域差 その2
(教科書:第2章 第2課)
8.ことばの仕組みから見る方言―アスペクトの地域差・条件表現の地域差
 (教科書:第2章 第4課 第5課)
9.ことばの仕組みから見る方言―コミュニケーションの取り方の地域差
 (教科書:第3章 第1課、第2課、第3課)
10.ことばの仕組みから見る方言―語りの地域差・待遇表現の地域差
 (教科書:第3章 第4課、第5課)
11.これまでのまとめ 
(小テストの結果を受けて、理解が難しいと思われる点を中心にもう一度説明します。)
12.方言の消滅と誕生―共通語の影響と新しい方言 その1〈★小テスト〉
 (教科書:第4章 第1課、第2課、第3課)
 (※小テストを行うので、公欠の場合はきちんと届けること。)
13.方言の消滅と誕生―共通語の影響と新しい方言 その2
 (教科書:第4章 第4課、第5課、第6課)
14.方言を調べる―方言研究の意義と実際の調査の行い方
(教科書:第5章第6課)
15.方言を分析する
予習・復習
について
 予習は教科書の該当部分をあらかじめ読んでおいてください。復習は教科書以外の配布物などを中心に行い、教科書の内容とどう関係するのか確認してください。
使用教材
『方言学入門』(木部暢子他、三省堂、2013年)を教科書として、これに沿って講義を行います。
参考文献
『これが九州方言の底力』(九州方言研究会、大修館、2009年)
『複数の日本語 方言からはじめる言語学』(八亀裕美・工藤真由美、講談社、2008年)
『日本語アクセント入門』(松森晶子他、三省堂、2012年)
『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』(金水敏、岩波書店、2003年)
単位認定
の方法
レポート(40%)、小テスト(40%)、質問カードなど授業への取り組み状況(20%)で評価します。
成績評価基準
小テストは講義のなかで出てきた内容を理解しているか、レポートはどれくらい自分自身で考えて調査・分析を行ったかを基準に評価します。
その他1
・地域志向科目
その他2
参考URL