開講所属文学部
時間割コード33152201
授業科目名近代文学講読
授業科目名(英文)
科目区分日本文学
担当教員木村 洋
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 木曜日 5時限
単位数2


概要
 明治期に文学変革がどのように推し進められたかを講義する。ただの風景の発見、史論の隆盛、政治と文学の交差、知識層向けの文学の確立、ナショナリズムと文学の関係といった論点を扱う予定である。
 主に国木田独歩の作品を深く吟味することによって上記のことを考えていく。独歩の表現は、当時の言論、文化の動きと密接に関わりながら生み出されていた。この点に着目することで明治期の表現と思想の展開を浮かび上がらせたい。その他、徳富蘇峰、宮崎湖処子、志賀重昂、内村鑑三、徳富蘆花などの著作も取り上げる。
到達目標
文学史の知識、文学研究の方法(問題の立て方、例証の仕方)を身につける。
履修上の注意
私語・遅刻厳禁。指定された作品を前もって読むこと。
授業計画
第1回 概要の説明
第2回 独歩の出発
第3回 独歩と民友社
第4回 徳富蘇峰の文学振興
第5回 「文明史」の登場
第6回 山路愛山の試み
第7回 松原岩五郎の貧民窟探訪記事
第8回 歴史叙述の変革
第9回 明治中期のワーズワス熱
第10回 自然描写の変革
第11回 『日本風景論』
第12回 独歩と内村鑑三
第13回 独歩とキリスト教
第14回 独歩以後
第15回 まとめ
※ 上記の予定が変更される場合もある。
予習・復習
について
明治期の文学史の概要を押さえておくこと。
使用教材
国木田独歩『武蔵野』(新潮文庫)を購入してください。
参考文献
畑有三・山田有策編『日本文芸史 表現の流れ 第五巻・近代Ⅰ』河出書房新社、1990
有精堂編集部編『時代別日本文学史事典 近代編』有精堂出版、1994
柳田泉ほか編『座談会明治・大正文学史』全6冊、岩波現代文庫、2000
千葉俊二ほか編『日本近代文学評論選【明治・大正篇】』岩波文庫、2003
木村洋『文学熱の時代 慷慨から煩悶へ』名古屋大学出版会、2015
安藤宏『日本近代小説史』中公選書、2015
単位認定
の方法
・授業期間中の簡単な試験
・レポート
成績評価基準
授業内容を正しく理解できているか。自身の考察を適切に表現できているか。
その他1
その他2
参考URL