開講所属文学部
時間割コード33370101
授業科目名英語圏文学講読I
授業科目名(英文)Critical Readings in Anglophone Literature I
科目区分英文学・米文学
担当教員難波 美和子
開講年次3年生
学期・曜日・時限前期 月曜日 5時限
単位数2


概要
 英語で書かれた文学は現代においては多様な展開を見せている。〈イギリス文学〉、〈アメリカ文学〉という枠組みでは、収まりきらないことは、〈カナダ文学〉や〈オーストラリア文学〉をどこへ配置するかを考えればわかるだろう。その一方、〈カナダ文学〉は英語で書かれているとは限らない。国境を越えて活動する作家たちは〈国名+文学〉の枠組みではとらえきれない。〈英語〉もひととおりではない。イギリスの作家たちの中にもさまざまな特徴の英語があり、アメリカの作家も出自やアイデンティティによって異なった英語を表現の手段としてきた。英語を第二第三の言語として獲得した作家たちも増えつつある。現代の作家たちは国境のみならず言語という枠組みも食い破り、それぞれの表現を模索している。多様化し、拡大する英語使用者とともに、英語による文学が何を産み出しているのかを、現代南アジアの英語文学を中心に取り上げながら考える。
 現代の英語と英語文学の背景について概観したのち、現代南アジアの英語で書かれた小説を読む。
 なお本科目は本学の地域志向科目・地域創生科目として開講される。
到達目標
「英語で書かれた文学」の多様性と歴史的背景を理解する。テクストを精読し、表現を理解し、文化的背景を考えながら内容を味わう。
履修上の注意
・英米文学史および世界史の基本的知識を有することがのぞましい。自信がない場合は、授業期間中に自分で学習すること。
・全授業回数の三分の二以上に出席し、講読を担当し、かつ課題を提出すること。
授業計画
1 English LiteratureとAnglophone Literatureの概念と現在
2 英語と文化交流(1)熊本と英語教育
3 英語と文化交流(2)英語で書かれた熊本
4 Colonialism and English (1)
5 Colonialism and English (2)
6 Orientalism (1)
7 Orientalism (2)
8 English and India
9 現代インド英語小説を読む (1)
10 現代インド英語小説を読む (2)
11 現代インド英語小説を読む (3)
12 現代インド英語小説を読む (4)
13 現代インド英語小説を読む (5)
14 現代インド英語小説を読む (6)
15 現代インド英語小説を読む (7)
(履修者、進度により、変更することがある)
予習・復習
について
指示されたテクストをよく読み、理解する。講読担当でない場合も、必ずテクストを読んで授業に臨むこと。
使用教材
(前半)授業中に配布
(後半)Bond, Ruskin. The Room on the Roof, Puffin (Penguin Books)
参考文献
McLeod, John. Beginning Postcolonialism, Manchester University Press, 2010.
木村茂雄・山田雄三 編著『英語文学の越境』、英宝社、2010.
Tyson, Lois. Critical Theory Today: A User-Friendly Guide, New York: Garland, 1999.
その他、授業中に指示する。
単位認定
の方法
・テクスト講読の担当(40%)
・課題提出(10%)
・期末レポート(50%)
成績評価基準
講義内容を理解していること。
授業で読んだテクストの内容を理解し、批評的視点から口頭発表とレポートの執筆ができること。
その他1
その他2
参考URL