開講所属文学部
時間割コード33511201
授業科目名中国文化論Ⅰ
授業科目名(英文)
科目区分学部共通科目
担当教員山田 俊
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 木曜日 5時限
単位数2


概要
 本講義は、中国学を研究する際に必要とされる最低限の知識について講義するものである。中国を直接の研究対象とする者、あるいは、日本と中国の関係について学ぼうとする者、あるいは中国文化について学ぶ方法について知りたいと思う者には受講することを勧めたい。
 本講義では、先ず、「四部分類」という中国独特の図書分類の説明から始め、目録学的知識を学び、それを踏まえて、幾つかの基本的な叢書の類について説明する。併せて「偽書」の性格に就いて考え、それへの対処方法を考えていく。
 続く「個別史」では、思想史・文学史・言語学史の大きな流れを説明する。中国を研究の対象と考えている者、あるいは、日本学等との関りで中国文献を扱う可能性のある者は、この数回の講義で中国の文化史の大きな流れを頭に入れておくとよいであろう。
 最後の「調査方法」では、実際に文献を調査・読解する際に用いる辞書、工具書、概説書を説明し、同時に、近年飛躍的に発展しているデジタル文献、あるいはネットでの検索などについて紹介していく。これらを有効利用することで、中国文献の調査は格段と効率的となるであろう。
到達目標
・中国の思想、文学、文化、歴史などを調べ考える際に最低限必要とされる知識と、それを入手する方法等について学び、個人で中国資料を調べることが可能となる能力を修得する。
履修上の注意
 来年度3年次に開講される「中国文化論演習」を履修する予定の学生は、本講義を履修していることを前提とするので注意されたい。また、卒論で中国を研究対象とする予定の学生は、本講義を事実上の必修とする。
授業計画
1回 目録・文献 中国の図書分類法:目録学概論
2回 目録・文献 四部叢刊、四部備要、四庫全書(含『四庫全書総目提要』、『四庫弁証』)
3回 目録・文献 「偽書」について(含『偽書通考』)
4回 個別史   文字の学:辞書の歴史
5回 個別史   思想史(1):儒教史
6回 個別史   思想史(2):仏教史
7回 個別史   思想史(3):道教史
8回 個別史   文学史(1):詩・詞
9回 個別史   文学史(2):小説
10回 個別史   言語学史:語彙史、音韻史
11回 調査方法  (1):現代出版の辞典に就いて
12回 調査方法  (2):「類書」の説明と活用方法
13回 調査方法  (3):各種概説書
14回 調査方法  (4):IT及びデジタル文献
15回 総括
予習・復習
について
 講義内容の理解を深め着実なものとするために、授業中に紹介した文献等を自主的且つ積極的に読むことを勧める。
使用教材
 授業中に配布(プリント等を使用)。
参考文献
 個々のテーマに関する参考文献は授業中適宜紹介するが、全体的なものとしては以下の文献が有る。

武内義雄『<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=844096" target="_blank">支那学研究法</a>』(岩波書店。『全集』所収)
<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=38189"target="_blank">中国文化叢書各巻</a>(大修館書店)
単位認定
の方法
 定期試験を実施し、その結果から評価する。
成績評価基準
 講義の内容を踏まえ、中国の文献に対する対処の仕方が理解されているかどうかから評価する。
その他1
その他2
参考URL