開講所属文学部
時間割コード33548201
授業科目名言語学演習II
授業科目名(英文)
科目区分演習
担当教員村尾 治彦
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 木曜日 2時限
単位数2


概要
 本演習は、「認知言語学」の理論的枠組みに基づいて書かれた論文を読みながら、様々な言語現象が認知言語学の観点からどのように分析されているのかを概観する。また、文献で取り上げる各現象に関するデータ(例文)を収集し、それに自分なりの分析をして発表する。分析対象言語は英語及び日本語とする。
 発表に際し、各自が学期中に向上させたい能力(プレゼンテーション能力、深い分析力、英語での発表・議論など)を明確にして、それに応じた発表形態および議論の形態を取る。
到達目標
 対象となる現象の深い理解と共に認知言語学の考え方の習得を目指す。また、文献で取り上げる各現象に関するデータ(例文)を収集し、それに自分なりの分析をして発表することで、自ら問題を発掘し、課題を見つけ、それに対する解決策を模索する姿勢を養いながら、卒論研究に向けた研究基礎力を身につける。また、論文の構成や形式面のトレーニングも行う。
履修上の注意
 本演習は、4年次の「特殊研究(卒論研究)」に繋げるための基礎的な知識、技術の習得の場として位置づける。使用文献は主に英語で書かれたものを使用する。
全出席を前提とし、欠席は平常点として減点する。
授業計画
 授業は演習形式で行い、毎回担当者の発表および発表内容に関する議論から構成される。進度や1回の分量は受講生の人数、レベルに応じて柔軟に決めていく。学期前半は担当者によるレジュメに基づく文献内容の概要発表及びデータ分析発表を行う。学期後半の数回は受講生のデータ収集に基づき、研究発表を行う。
 
第1回     オリエンテーション
        シラバス説明、スケジュール確認、担当決定
第2回 概要発表
第3回 データ分析
第4回 概要発表
第5回 データ分析
第6回 概要発表
第7回 データ分析
第8回 概要発表
第9回 データ分析
第10回 概要発表
第11回 データ分析
第12回 データ収集に基づく発表
第13回 データ収集に基づく発表
第14回 データ収集に基づく発表
第15回 データ収集に基づく発表

「概要発表」の回は担当者が概要をレジュメにまとめ発表する。他の学生は
発表に対し質疑を行う。

「データ分析」の回は、各自調べてまとめたものをレジュメ(A4で2枚程度)にまとめてくる。内2~3人は担当者としてハンドアウトを準備し、授業内で発表(レジュメを人数分配布)する。発表者以外の学生は用意してきた自分のレジュメを元に担当者の発表に対してコメントを述べる。レジュメは毎回教員に提出し、コメントをもらう。

「データ収集に基づく発表」の回は、担当者の研究発表と質疑応答を行う。 
予習・復習
について
予習
  「概要発表」の回は、授業前に全員文献を熟読し授業に臨むこと。担当者は発表概要のレジュメを作成し、当日クラスの人数分用意すること。内容が理解できない箇所は授業までに図書館等で他の文献を参考にしたり、教員に相談したりして、授業前に解決しておくこと。他の学生は当日の範囲の疑問点、問題点を明らかにして、授業での議論に参加できるようにしておくこと。「データ分析」の回は、各自調べてまとめたものをレジュメ(A4で2枚程度)にまとめてくること。「データ収集に基づく発表」の回は、担当者は発表内容をレジュメにまとめ、当日クラスの人数分用意すること。なお、「データ分析」と「データ収集に基づく発表」の回は、各自の学期目標に関連させて発表前に教員から指示をするので、それに応じた準備を行うこと。
復習
  授業での発表でだされたコメント、質問について整理し、内容の理解を深めること。添削されたレジュメについて確認し、必要に応じて修正版を再提出すること。
使用教材
 初回の授業で認知言語学の文献のプリントを配布する。但し、受講生の関心、レベル、認知言語学界の最新の動向に応じて、使用する文献は適宜入れ替える。副教材は以下の通り

『ファンダメンタル認知言語学』野村益寛 ひつじ書房
『認知言語学―基礎から最前線へ―』高橋・森編 くろしお出版
参考文献
『認知言語学の基礎』河上誓作編著 研究社
『英語の感覚・日本語の感覚』池上嘉彦 NHK出版会
『英語学要語辞典』研究社
『ことばの認知科学事典』大修館
『認知言語学キーワード事典』研究社
Cognitive Linguistics, Lee, D, Oxford Univ. Press.
『認知意味論のしくみ』籾山洋介 研究社
『認知言語学-学びのエクササイズ』谷口一美 ひつじ書房
An Introduction to Cognitive Linguistics, Ungerer, F.and J. Schmid, Longman.
『認知文法論』山梨正明 ひつじ書房
『認知言語学原理』山梨正明 くろしお出版
Linguistic Categorization, Taylor, J., Clarendon Press.
『認知文法のエッセンス』テイラー・瀬戸 大修館
単位認定
の方法
・授業での発表:20%
(授業での発表」には担当者以外の議論における発言内容も含まれるので、予習をしてきたことが分かるよう授業中に積極的にアピールすることが求められる。)
・レポート:40%
・データ分析課題:20%
・平常点:20%
成績評価基準
認知言語学の考え方を正しく理解しているか、テキストの理解を基に、自らテーマを見つけ、関連するデータを収集して分析し、それを他者に分かりやすく説明できるかという観点から評価する。
その他1
その他2
参考URL