開講所属文学部
時間割コード33564201
授業科目名英語学概論II
授業科目名(英文)Introduction to English Linguistics II
科目区分英語学
担当教員村尾 治彦
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 水曜日 1時限
単位数2


概要
我々人間が使っている言葉は、一見無秩序で、その言葉が使用される文化・社会に依存して慣習的に確立されたものであると考えられるが、その背後には複雑に絡み合った、しかしきちんと体系づけられた規則性が潜んでいる。英語学は、言語学の理論に基づきながら、英語という言語に照準を合わせ、その背後に潜んでいる様々な規則性を見つけだし、英語という言語の仕組みを明らかにしようとする研究分野である。本講義では、その中でも特に言語の意味もしくはその使用的側面に焦点をあて、認知と言語の関係を考えながら、意味の側面に関わる様々な興味深い現象の背後に潜む規則性を考察していく。
到達目標
言語が表す意味を理論的に定義し理解する。また、英語という言語内での意味と形式の対応関係について理解する。さらに実際の使用場面における形式と意味の対応についても理解する。
履修上の注意
対象となる言語現象について自分なりの疑問を持ち、それを解決していこうとする積極的な姿勢が期待される。
授業計画
○意味論-語や句、文の意味を取り扱う領域
    
第1回 認知意味論とは
第2回 図と地の分化
第3回 多義的カテゴリーの形成
第4回 メタファー
第5回 メトニミー
第6回 シネクドキ
第7回 イメージ・スキーマ
第8回 まとめ
第9回 日英語の発想と表現の違い(構文パターンの相違)
第10回 日英語の発想と表現の違い(日英語の捉え方のモデル)
第11回 まとめ

○語用論-発話の解釈やそのプロセスのメカニズムを解明する領域
第12回 意味論的意味と語用論的意味  
第13回 発話行為
第14回 会話の含意
第15回 まとめ

*学生の関心、レベルに応じて、進度、内容は変更することがある。
**グループワークも導入する。
予習・復習
について
予習
毎回の小テスト問題について事前に考察をし、自分なりの答えを持って授業に臨むこと。
復習
 講義内容の理解を深め、着実なものとするために、次回の授業までにノート、資料を読み返したり、参考文献を読んだりして、授業に臨むこと。
使用教材
必要があれば適宜プリントを配布する。
参考文献
『英語学概論』西光義弘編、くろしお出版
『新えいごエイゴ英語学』稲木昭子他、松柏社
『ファンダメンタル英語学』中島平三、ひつじ書房
『英語の構造』小野隆啓、金星堂
Cognitive Exploration of Language and Linguistics, Dirven  and Verspoor, John Benjamins
その他授業中に適宜提示する。
単位認定
の方法
・定期試験:50%
・毎時間の小テスト:30%
・課題:20%
成績評価基準
言語が表す意味を理論的に定義し、各言語現象における意味と形式の関係を自分の言葉で論理的に説明できるかという観点から評価する。
その他1
その他2
参考URL