開講所属環境共生学部
時間割コード34143801
授業科目名比較住文化論
授業科目名(英文)Comparative Study on Housing Culture
科目区分 農村・都市環境関係科目
担当教員髙橋 浩伸
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 木曜日 2時限
単位数2


概要
住居の形を規定する要因として、気候や地形、生業形態、建築材料、家族や社会組織、それに信仰体系や宇宙観・世界観等、実に多様な形態が世界中に見られる。そこで、これらの要因によって我々人類は、どのように住まい、どのように住文化を形成してきたのかを、世界各地に求め、その地域独自のヴァナキュラーな住居史を総覧し、今日の日本の住文化との比較を行う。
到達目標
その地域の地形や文化、歴史を学び、それによって形成された独自の住文化の違いを理解し、今後の住空間創造のための基礎的知識を習得する。
履修上の注意
住空間の創造において、その地域の住文化は、空間の形成に大きく影響し、切り離すことができない重要な要因の一つである。その住文化を形成した背景としての歴史や地域性、思想を知ることは大変重要な事であり、このような基礎知識がなければ、真に求められる住空間の創造は成し得ないと考えられる。
授業計画
第1回、住居の誕生
    (住居とは、住居の誕生、定住革命、世界の建築文化圏)
第2回、住居の形
    (地域の生態系に基づく住居システム、植民地化と産業化)
第3回、北方アジア・東アジアⅠ
    (腰折円錐形住居、ゲル(ユルト)、四合院:(しごういん)、里弄:(りろう))
第4回、北方アジア・東アジアⅡ
    (窰洞:(ヤオトン) 、竹楼、通い部屋を持つ住居)
第5回、北方アジア・東アジアⅢ
    (円形土楼、韓屋(ハノク))
第6回、東南アジア
    (石の家、ロングハウス、鞍形屋根の家、水牛の角の家、サダン・トラジャの家、家船・筏住居)
第7回、中央アジア、南アジア
    (オアシス住居、ネワールの住居、タルー族の住居、カシミールの住居、ハヴェリ)
第8回、西アジア
    (アシの家、ペルシア型天幕・アラブ型天幕、風の塔の家、塔状住居、カッパドキア)
第9回、ヨーロッパⅠ
    (サッソの洞窟住居、ワイン農家、運河住宅、テネメント・ハウス、トゥルッリ)
第10回、ヨーロッパⅡ
    (コタ、井籠組住居、オスマン帝国の家、極寒の丸太小屋)
第11回、アフリカⅠ.
    (自由自在の膜構造、レンディーレの家、イヘッキ・カエルベン・ボンビヤット、茅葺円形住居、オット)
第12回、アフリカⅡ
    (イグルー、ティピ、オランダ風農家、クレオール住居、ログハウス)
第13回、北アメリカ
    (「シンメトリー」と「アシンメトリー」、「わびさび」)
第14回、ラテンアメリカ
    (マゲイの家、マヤの家、チェルアタ、マロカとチャプノ、ルカ、ジング族の住居)
第15回、オセアニア
    (ダグアウトハウス、コーネル・ライト・ガーデンズ、男の家・女の家、ファレ)

※「建築家公開講演会」開催の場合は、その出席とレポート提出によって、1コマに代えることがある。
予習・復習
について
講義のスライドの復習はもとより、住文化を形成したバックボーンを自ら考えることが重要である。
使用教材
スライドなどの映像を中心として、必要に応じてプリント等を配布する。
参考文献
『世界住居誌』布野修司著 昭和堂 \3,240-
単位認定
の方法
成績評価は、レポートの評価と平常点で行う。
中間レポート、期末レポートは授業で行った内容に関するもの:70%
平常点は、講義への積極的参加等に関する評価:30%
成績評価基準
住文化を形成した要因を把握すると同時に、今日の日本の住文化との比較を行い、講義に積極的に参加した者を可以上とする。世界における住文化の特徴を理解し、自分自身の言葉で住文化を形成した背景や歴史を論述できたものを良とする。また今後の住空間創造に関して自らの明確な意思を持ち、各論立ての明確さ、オリジナリティの度合いによって優以上と判断する。
その他1
その他2
参考URL