開講所属環境共生学部
時間割コード34307501
授業科目名化学実験(資)
授業科目名(英文)Laboratory Work of Chemistry
科目区分基礎科目
担当教員小林 淳
開講年次1年生
学期・曜日・時限後期 水曜日 4時限
後期 水曜日 5時限
単位数1


概要
 化学実験に必要な手技を修得し、無機化学、有機化学および分析化学実験を通して「基礎化学」などで学んだ理論、化学変化について理解を深めることを目的とする。化学実験を安全に進めるため、ビデオなどを用い実験の危険性、安全性の確保、対処方法、廃液・廃棄物の処理方法などを理解し、基本的な化学実験操作、正しい実験器具の取り扱い方法、機器の操作方法についても学ぶ。さらに定量分析の結果を正しく整理するため、測定値の精度、正確さ、ばらつきについても理解する。
到達目標
化学実験を通して、実験に必要な手技を修得し、「基礎化学」などで学んだ理論や化学変化について理解を深める。
履修上の注意
「基礎化学」を必ず受講しておくこと。実験の「目的」、「方法」、背景となる理論及び化学反応を正しく理解し、各自の実験結果をもとに考察した内容を含めたレポートを提出すること。
授業計画
第1回 化学実験の基礎 安全教育と分析操作の基礎
内 容:化学実験を安全に行うための基本的手法をビデオ等で学び、事故の防止と対応方法を学ぶ。また基本的な化学実験手技を理解する。
第2回 天秤の操作、計量器具の検定、数値の取り扱い
内 容:重量測定、容量測定の基本を学び、測定値の変動とばらつき、有効数字数値の丸め方を理解する。
第3回 ガラス細工(1)ガスバーナーの操作、ガラスの引き延ばし、曲げ、切断
内 容:ガスバーナーの基本操作とガラス管の切断、引き延ばし、曲げを体得し、キャピラリー管を製作する。 
第4回 ガラス細工(2)ガラスの接続、T字管の作成
内 容:T字管の作成などやや高度なガラス細工に挑戦する。
第5回 気体の発生と捕集
内 容:二酸化炭素を発生させ捕集し二酸化炭素が容易にアルカリ溶液に溶解する性質を理解する。
第6回 ミョウバンの結晶の作成
内 容:異なった温度におけるミョウバンの溶解度の差を利用し、再結晶法によって正八面体の結晶を作成する。
第7回 陽イオンの分析
内 容:水中の陽イオンを滴定により測定する。
第8回 アセトアニリドの合成
内 容:医薬品や染料の合成原料となるアセトアニリドをアニリンと無水酢酸から合成する。
第9回 アセトアニリドの再結晶と融点測定
内 容:合成したアセトアニリドを再結晶法により精製し、融点測定し純度の確認を行う。
第10回 薄層クロマトグラフィー
内 容:薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて混合物を分離し、目的成分を単離、精製、検出する方法を学び、クロマトグラフィーの原理を理解する。
第11回 カフェインの単離と精製
内 容:茶葉からカフェインを抽出・単離・精製し、溶媒抽出法を理解する。
第12回 pH滴定曲線の作成
内 容:酸塩基の中和曲線をビューレット、pH試験紙を用いて作成し、中和点におけるpH変化の相違を体験する。
第13回 緩衝溶液におけるpH滴定曲線の作成
内 容:緩衝溶液を作成し、pH変化を調べ、酸、塩基および希釈の影響を考察する。
第14回 水中の全窒素の定量
内 容:JIS法に基づき水中の全窒素を測定する。分光光度法の原理を理解する。
第15回 まとめ
予習・復習
について
実験前に手引き書を精読し、実験の目的、使用する材料、実験手順を理解しておくこと。レポートを期日までに必ず提出すること。
使用教材
実験の手引書を配布する。
参考文献
化学教科書研究会編、“新基礎化学実験”、化学同人(2002)
片山幸士、木曽祥秋編著、“ベーシック分析化学実験”、ケイ・ディー・ネオブック(2003)
赤岩英夫編、“分析化学実験”、丸善(1996)
化学同人編集部編、“実験を安全に行うために”、化学同人(2006)
単位認定
の方法
実験レポートにより評価する。
成績評価基準
化学実験に必要な手技を修得し、また実験を通して「基礎化学」で学んだ理論や化学変化を理解していること。
その他1
その他2
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