開講所属環境共生学部
時間割コード34311101
授業科目名地学I
授業科目名(英文)Geoscience I
科目区分基礎科目
担当教員下山 正一
開講年次3年生
学期・曜日・時限前期集中 その他 他
単位数2


概要
地学は人類の生活環境の基礎となる。この講義は「岩石のなりたちと地球史」がテーマである。まず地球の内部構造を学んだのち、地球表層・下層をつくる鉱物と岩石について考える。火成岩の生成にはプレート運動とマグマ活動が必要である。堆積岩ができるプロセスとして風化・侵食・堆積現象を考えた上で、堆積岩と地層の形成を学ぶ。さらに変成岩ができるプロセスとして地殻変動を考える。最後に、原始地球における大気圏、水圏、岩石圏、生物圏の成立過程を中心に現在の地球がたどった歴史と現在の地球環境の意義を学ぶ。
到達目標
地球は形成履歴を反映しながら常に変化している。地学Ⅰは地球下層部の基礎知識から始まるが、地球環境や自然災害のメカニズムを理解できる幅広い教養をはぐくむことを目的にしている。
履修上の注意
テキストの、浜島書店「ニューステージ地学図表」を読んでおくこと。地学の内容は非常に広く深いので、単に講義を聞くだけでなく、関連項目の検索や関連の本を読むなど主体的に学んで欲しい。
授業計画
第1回 テーマ:地球の内部構造
 内容:地球内部を探る方法、地球内部の構造(地殻、マントル、外核と内核)とそれらの組成について解説する。
第2回 テーマ:岩石と造岩鉱物
 内容:地殻を構成している岩石について、さらに岩石をつくる鉱物の種類や特徴について解説する。
第3回 テーマ:火成岩のでき方、マグマの発生と分化
 内容:火成岩の産状と組織、主な火成岩、火成岩の分類、マントル上部でのマグマ発生の条件について解説する。
第4回 テーマ:火山噴火と火山の形態
 内容:火山の分布、火山噴出物、噴火様式と火山地形の関係などについて解説する。
第5回 テーマ:プレート運動と地震災害
 内容:地球表面はプレートと呼ばれる剛体の板でできている。プレートとその境界、地震の分布、地震の原因、震度とマグニチュード、活断層、地震のゆれと災害などについて解説する。
第6回 テーマ:地表の変化、岩屑の生産と運搬
 内容:風化や浸食による地表の変化のほか、大気や河川、海水・氷河による砕屑物の生産と運搬について解説する。
第7回 テーマ:地層の形成と堆積岩
 内容:地層の形成環境と堆積物の種類、堆積岩の種類などについて解説する。
第8回 テーマ:造山運動と変成岩
 内容:地殻変動による山脈形成、造山帯の分布、広域変成作用と接触変成作用、変成岩の種類について解説する。
第9回 テーマ:原始地球の形成
 内容:地球の4圏(大気圏、水圏、岩石圏、生物圏)の成立過程を解説してゆく。そのはじめとして太陽系と原始地球の形成についての考え方と条件を解説する。
第10回 テーマ:先カンブリア時代の地球環境
 内容:大気と海洋の成立から酸素大気の起源、原始生命誕生と進化、全球凍結,初期の動物群の出現まで、地球システムが成立プロセスを解説する。
第11回 テーマ:古生代
 内容:バージェス動物群化石などからわかる古生代型生物の出現と爆発的発展について解説する。
第12回 テーマ:中生代
 内容:古生代型生物の大量絶滅後、恐竜など大型は虫類やアンモナイトなど中生代型生物が進化発展したが、白亜紀末期に再び大量絶滅が生じた。
第13回 テーマ:新生代
 内容:白亜紀末期の生物の大量絶滅後、新生代第三紀にほ乳類が大発展したが、第四紀には寒冷乾燥環境となり、これに適応した。
第14回 テーマ:人類の進化と発展
 内容:第三紀に人類が出現した背景と第四紀における人類の進化・発展について解説する。
第15回 テーマ:日本列島の地史
 内容:日本はかつてユーラシア大陸の縁辺部だったが、第三紀中新世に大陸から分離、弧状列島となった。そのプロセスについて解説する。 
予習・復習
について
シラバスの「授業計画」の内容を浜島書店「ニューステージ新地学図表」で予習の上、準備をして講義に望むこと。授業後に振り返って理解を深めること。
使用教材
講義は、毎回テキストにそって行う。液晶プロジェクターを使って各項目を説明する。
テキストには、浜島書店「ニューステージ新地学図表」(浜島書店)790円+税を用いるので購入して欲しい。このほかプリントを配布することがある。
参考文献
特になし
単位認定
の方法
講義後の小テスト(14回実施)と最終日総合テストの成績に応じて評価する。 
 小テスト:14%、最終日総合テスト:76%
成績評価基準
テスト結果と出席により評価する。特別な場合レポート点を加算することがある。
その他1
その他2
参考URL