開講所属環境共生学部
時間割コード34501301
授業科目名海洋生態学
授業科目名(英文)Marine Ecology
科目区分 生態関係科目
担当教員堤 裕昭
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 金曜日 3時限
単位数2


概要
沿岸域の海洋環境の物理化学的特性特性、海洋生物の生活史、生物群集としての特性、生態系の成り立ちとはたらきについて、海洋生態学および沿岸環境学の見地から講義する。
到達目標
沿岸域における環境の物理化学的特性特性、棲息する海洋生物の生活史、生物群集としての特性、生態系の成り立ちについて、基礎的な知見を理解し、それらの概要を説明できるようになること。
履修上の注意
授業計画
第1回 イントロダクション
 この講義で、海洋生態学および沿岸環境学の中でどのような領域の講義を行い、どのような方法で進めていくのかについて講義する。
第2回 沿岸海洋の物理化学的な特徴
 海洋環境の定義、大陸移動、波浪と潮汐の特性、潮汐活動に対する月の影響について解説する。
第3回 沿岸閉鎖性海域の物理化学的特性
 沿岸閉鎖性海域および河口域における海水および海底環境の物理化学的な特性の特徴について解説する。
第4回 岩礁潮間帯における生物の帯状分布
 岩礁潮間帯で潮位の高さによって形成される生物群集の帯状分布を定義し、その形成過程に関与する環境要因ならびに生物学的な要因について解説する。
第5回 海洋生物の繁殖様式と生活史の特徴
 海洋生物の4つの繁殖様式と初期発生の関係、主要な生物群の基本的な生活史について解説する。
第6回 個体群の増殖モデル
 個体群の増殖パターンを示す基本的な法則性とその数式化したモデルを解説する。
第7回 生活史戦略理論と海洋生物の繁殖様式の関係
 環境の安定性および不安定性への生物の生活史特性の変化による理論的な適応戦略について解説するとともに、現実の海洋生物の繁殖様式が示す環境への適応戦略について例示する。
第8回 海藻の生活史
 海藻の基本的な生活史および繁殖特性について解説する。
第9回 種間競争とニッチェ
 岩礁潮間帯に棲息する底生生物の分布決定要因としての種間関係や生理的な適応特性の研究例を通して、生態学的地位(ニッチェ)に関する概念を解説する。
第10回 岩礁潮間帯に見られる群集構造とキーストーン種
 岩礁潮間帯に棲息する底生生物群集における食物網を例示し、そこに見られる種間関係とキーストーン種の概念について解説する。
第11回 底生生物の摂食様式と基質の関係
 岩礁および軟泥底に棲息する底生生物の摂食様式と、基質の物理化学特性に関する関係について解説する。
第12回 植物プランクトンの特性と一次生産
 海洋の一次生産をつかさどる植物プランクトンの季節変動パターンを、海洋環境の季節変化を関連づけながら解説する。
第13回 海洋生態系における生物生産活動の特性
 地球レベルにおける海洋の一次生産およびそれを制御する環境要因を解説すると共に、海洋における物質循環について概説する。
第14回 沿岸閉鎖性海域の富栄養化と生態系の衰退の関係
 沿岸閉鎖性海域の富栄養化に伴う海底環境の衰退のメカニズムについて解説する。
第15回 講義の要点のまとめ
予習・復習
について
予習:次回の講義内容について、関連する事項や基本的な専門用語について調べておくこと。
復習を兼ねた英文の資料を配付するので、指定された箇所を訳して、次回の講義で提出すること。
使用教材
毎回、講義で資料を配付する。
参考文献
授業中に適宜紹介する。
単位認定
の方法
学期末に筆記試験を行う。
成績評価基準
講義で解説した沿岸環境学および海洋生態学の要点について理解し、その概要を文章で記述して説明できるかどうかで評価する。
その他1
その他2
参考URL