開講所属環境共生学部
時間割コード34708201
授業科目名建築環境工学I
授業科目名(英文)
科目区分 環境調整設備関係科目
担当教員辻原 万規彦
開講年次2年生
学期・曜日・時限前期 火曜日 1時限
単位数2


概要
建築を学び,将来,建築や建築環境を創造する仕事に就こうとする学生を対象に,建築環境工学のうち熱環境に関する基礎事項を平易に解説する。知識だけにとどまらず,ものの見方や考え方も学んでもらうことを主眼とする。この講義では特に物理現象を中心に考える。
到達目標
受講生の到達目標は,建築環境工学のうち熱環境に関する基礎的な理論や現象などを理解することである。また自らの手を動かし,演習問題を解くことにより,理解を深めることも重要である。
履修上の注意
建築環境工学IIの講義をあわせて受講することが望ましい。建築環境工学IとIIの両方で,建築環境工学全体を網羅するよう計画が立てられているからである。
演習問題を解くことがあるので,各自で関数電卓を用意すること。
講義の進め方の詳細や細かい注意事項などは,第1回目のガイダンスで説明する。
授業計画
板書を中心とした講義形式で,下記のような項目について授業を行う。授業の進度は,受講生の理解度を勘案して,調整する予定。

第1回 ガイダンス
・講義の進め方の詳細や細かい注意事項などの説明を行う。

第2回 熱の移動
・熱伝導,対流熱伝達,放射熱伝達などについて学ぶ。
第3回 熱貫流量
・熱貫流率や熱貫流抵抗などについて学び,熱貫流量を計算できるようにする。
第4回 室温の変動と室内外への熱の出入り
・室内での熱取得や熱損失などについて学び,熱損失係数の内容を理解する。
第5回 断熱性能
・熱容量や断熱性能などについて学び,断熱性能向上と気密性能向上の効果を理解する。
第6回 第2回から第5回までの内容に関するまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。

第7回 湿度と結露
・相対湿度,絶対湿度,露点温度などについて学び,結露の仕組みを理解する。
第8回 環境と人体の熱平衡
・人体の温冷感に影響を与える要因,顕熱と潜熱,温熱環境の測定方法などについて学ぶ。
第9回 温熱環境指標
・平均放射温度,作用温度,SET*,PMVなどについて学ぶ。
第10回 第7回から第9回までの内容に関するまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。

第11回 太陽位置と日照
・太陽の位置の求め方を理解し,日照時間などについて学ぶ。
第12回 日影と日影曲線
・日影曲線の描き方を理解し,日影の影響などについて学ぶ。
第13回 熱エネルギーとしての日射
・全天日射,直達日射,天空日射などについて学び,それらの量を計算できるようにする。
第14回 日射の利用と調節
・日射熱取得率,日射遮へい係数,日除けの種類などについて学ぶ。
第15回 第11回から第14回までの内容に関するまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。
予習・復習
について
【予習】
 各回で進む予定の範囲の教科書を読むこと。授業の最初に予習確認プリントを配布し,記入してもらう予定。
【復習】
 各回で進んだ範囲の教科書を読み直し,講義の内容をまとめること。また,ほぼ毎回課題を配布する予定であるので,その次の回までに解いておくこと。
使用教材
・『図説 やさしい建築環境』(今村仁美・田中美都著,学芸出版社)2,800円+税
・その他,講義中に配布するプリントなど
参考文献
・『図説 やさしい建築数学』(今村仁美・大谷一翔著,学芸出版社)2,000円+税
・その他の参考文献は,講義中に適宜紹介する。
単位認定
の方法
・定期試験(筆記試験):60から70%
・演習問題の提出状況:30から40%
上記を総合的に評価する。なお,詳細は第1回目のガイダンスで説明する。
成績評価基準
建築環境工学のうち熱環境に関する基礎的な理論や現象などを理解できていれば,合格とする。
その他1
その他2
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