開講所属環境共生学部
時間割コード34709201
授業科目名建築環境工学II
授業科目名(英文)
科目区分 環境調整設備関係科目
担当教員辻原 万規彦
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 金曜日 1時限
単位数2


概要
建築を学び,将来,建築や建築環境を創造する仕事に就こうとする学生を対象に,建築環境工学のうち空気,光ならびに音環境に関する基礎事項を平易に解説する。知識だけにとどまらず,ものの見方や考え方も学んでもらうことを主眼とする。この講義では特に物理現象を中心に考える。
到達目標
受講生の到達目標は,建築環境工学のうち空気,光ならびに音環境に関する基礎的な理論や現象などを理解することである。また自らの手を動かし,演習問題を解くことにより,理解を深めることも重要である。
履修上の注意
建築環境工学Iの講義をあわせて受講することが望ましい。建築環境工学IとIIの両方で,建築環境工学全体を網羅するよう計画が立てられているからである。
演習問題を解くことがあるので,各自で関数電卓を用意すること。
講義の進め方の詳細や細かい注意事項などは,第1回目のガイダンスで説明する。
授業計画
板書を中心とした講義形式で,下記のような項目について授業を行う。授業の進度は,受講生の理解度を勘案して,調整する予定。

第1回 ガイダンス
・講義の進め方の詳細や細かい注意事項などの説明を行う。

第2回 換気の目的
・室内の汚染物質濃度などについて学び,必要換気量を計算できるようにする。
第3回 シックハウス症候群/空気の性質
・シックハウス症候群の原因とその対策,流れの基礎式とベルヌーイの式などについて学ぶ。
第4回 自然換気
・風圧力による換気や温度差による換気の仕組みなどを理解する。
第5回 機械換気/換気計画/通風
・機械換気の方式,全般換気と局所換気,換気経路などについて学ぶ。
第6回 第2回から第5回までのまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。

第7回 視覚/照度と輝度
・順応,光束,光度,照度,輝度などについて学ぶ。
第8回 昼光/人工照明/照明計画
・昼光率,人工照明の各種光源,グレア,均斉度などについて学ぶ。
第9回 色彩
・色の三属性,表色系,色の物理的感覚,色の知覚的感覚などについて学ぶ。
第10回 第7回から第9回までの内容に関するまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。

第11回 音の性質
・音圧,周波数,音響パワーなどについて学び,レベル表示を理解する。また,音の3要素などについて学び,音の伝搬の様子を理解する。
第12回 室内の音
・吸音や遮音の仕組みなどを理解する。
第13回 室内の音響
・残響の仕組みを理解し,反響などについて学ぶ。
第14回 騒音と振動
・騒音の測定方法と許容値,騒音対策,振動などについて学ぶ。
第15回 第11回から第14回までの内容に関するまとめ
・復習問題を解きながら学習内容の確認を行うと共に,質問を受け付けて解説を行う。
予習・復習
について
【予習】
 各回で進む予定の範囲の教科書を読むこと。授業の最初に予習確認プリントを配布し,記入してもらう予定。

【復習】
 各回で進んだ範囲の教科書を読み直し,講義の内容をまとめること。また,ほぼ毎回課題を配布する予定であるので,その次の回までに解いておくこと。
使用教材
・『図説 やさしい建築環境』(今村仁美・田中美都著,学芸出版社)2,800円+税
・その他,講義中に配布するプリントなど
参考文献
・『図説 やさしい建築数学』(今村仁美・大谷一翔著,学芸出版社)2,000円+税
・その他の参考文献は,講義中に適宜紹介する。
単位認定
の方法
・定期試験(筆記試験):60から70%
・演習問題の提出状況:30から40%
上記を総合的に評価する。なお,詳細は第1回目のガイダンスで説明する。
成績評価基準
建築環境工学のうち空気,光ならびに音環境に関する基礎的な理論や現象などを理解できていれば,合格とする。
その他1
その他2
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