開講所属環境共生学部
時間割コード34710201
授業科目名環境調整工学
授業科目名(英文)
科目区分 環境調整設備関係科目
担当教員辻原 万規彦
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 月曜日 3時限
単位数2


概要
環境調整の立場から,私達を取り囲む居住環境をどのようにして創り出していくかについて考える。環境調整に関連する様々な問題に幅広く触れることを目指し、数多くのトピックを取り上げて講義する。
到達目標
受講生の到達目標は,私達を取り囲む居住環境をより良くするためには,環境調整の立場からだけでも,数多くの問題を考える必要があることを理解し,自ら進んで問題解決に取り組む姿勢を身に付けることである。
履修上の注意
関連する以下の講義とともに履修することが望ましい。
・建築環境工学I,建築環境工学II,環境設備学,環境設備システム学
講義の進め方の詳細や細かい注意事項などは,第1回目のガイダンスで説明する。
授業計画
2名の担当者によるオムニバス形式で,できるだけ多くの話題を提供することを目的として,主にスライドを使用し,以下のような内容の講義を行う。なお,配布プリントには,自学自習ができるよう数多くの資料や参考文献を掲載する予定である。また,外部の講師による講演も予定しており,講義の順番や回数、内容は変更になる可能性がある。

【第1回 ガイダンス】(辻原/田中)
講義全体のガイダンスを行い,講義の進め方の詳細や細かい注意事項を示す。

【第2~5回 居住環境の調整の歴史】(辻原)
これまでに人々が居住環境を調整してきた歴史について考える。暖房や冷房の歴史などについて解説しながら,今後の居住環境調整のあり方を考察する。
 ・第2回:「森鴎外と建築環境工学」
 ・第3回:「女性と住環境改善」
 ・第4回:「暖房の歴史」
 ・第5回:「冷房の歴史」

【第6回 環境デザイン学と環境心理学】(辻原)
近年,様々な場面で注目されている環境デザイン学と環境心理学について考える。それぞれの内容を解説しながら,特に人の心理と居住環境の関係について考察する。

【第7回 建築物の性能】(辻原)
2000年4月に制定された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の内容と派生する問題について解説しながら,建築物の性能のあり方について考察する。

【第8回 建築物のライフサイクルマネージメント】(辻原)
建築物の耐用年数やリノベーション,ライフサイクルマネージメント,ライフサイクルコストなど,建築物の使用や管理の際に問題となる事項について解説しながら,これからの建築物のあるべき姿について考察する。

【第9回 建築物の関連コンサルタント業務】(田中)
建築物・環境に関わるコンサルタント業の内容とその実務と行政との関わりについて解説する。

【第10~11回 地域の気候】(辻原)
都市や周辺地域,農村地域などの地域の気候の実態について解説しながら,地域の気候をどのように評価すべきかを考察する。
 ・第10回:「都市気候とヒートアイランド」
 ・第11回:「クリマアトラスと都市計画への応用」

【第12回 地域の空気】(辻原)
地域の空気環境,特に大気汚染などについて,地域の気候と関連させて解説しながら,地域の空気環境のあり方について考察する。

【第13回 地域の音と振動】(辻原)
地域の騒音や振動問題を,空港や国道付近での実例を交えて解説し,様々な騒音や振動問題をどのように捉えるかを考察する。

【第14回 地域の光と色】(辻原)
光害や日照阻害など,地域の光にかかわる問題を考える。さらに,まちの色彩と照明など,対象をアーバンデザインにまで広げて,私達の周りの都市環境について考察する。

【第15回 まとめと補足】(辻原/田中)
これまでの講義の内容のまとめを行う。
予習・復習
について
【予習】
シラバスに示されたキーワードや内容を,自分なりに事前に調べておくこと。
【復習】
授業で紹介された内容について,受講生自らが,さらに勉強を進め,理解と考察を深めてほしい。特に,授業で紹介された関連資料,文献ならびにホームページなどをできるだけ数多く読むように心がけて,様々な問題について興味を持って考えてほしい。
使用教材
講義中に配布するプリント,スライド,映像など
参考文献
・『図説 やさしい建築環境』(今村仁美・田中美都著,学芸出版社)2,800円+税
・『最新 建築設備工学[改訂版]』(田中俊六監修,井上書院)3,200円+税
・『都市環境学(第2版)』(都市環境学教材編集委員会編,森北出版)3,200円+税
・『都市の風水土 都市環境学入門』(福岡義隆編著,朝倉書店)3,800円+税

その他,授業中に適宜紹介する。
単位認定
の方法
・適宜出題するレポート:20から30%
・最終レポート:70から80%
上記を総合的に評価する。

定期(期末)試験は行わない。
評価方法の詳細は第1回目のガイダンスで説明する。
成績評価基準
私達を取り囲む居住環境をより良くするためには,環境調整の立場からだけでも,数多くの問題を考える必要があることを理解し,自ら進んで問題解決に取り組む姿勢を身に付けることができていれば,合格とする。
その他1
その他2
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