開講所属環境共生学部
時間割コード35863401
授業科目名福祉・介護食生活支援論
授業科目名(英文)
科目区分 健康環境関係科目
担当教員山下 茂子
開講年次3年生
学期・曜日・時限前期 火曜日 2時限
単位数2


概要
近年、超高齢化社会が進み、健康寿命の延伸が急務となっている。高齢化社会が与える影響等を鑑み、本講義では、管理栄養士課程専門科目の一科目として、医療機関、福祉施設(児童含む)、介護保険施設の利用者や訪問栄養指導などの在宅介護および介護予防利用者のQOL向上のための支援について、体制整備や法的基盤について理解し、管理栄養士としての役割である栄養管理とその対策について習得する。
到達目標
講義と演習により、①高齢化の現状と諸課題について理解する。 ②高齢者の身体的および精神的特徴、食事の重要性と食事介護および食事環境、高齢者が陥りやすい症状と対策について理解し説明することができる。 ③摂食・嚥下のメカニズム、評価法、摂食・嚥下障害と食事形態について理解し説明できる。 ④各種介護従事者の役割と連携について理解し説明できる。 ⑤在宅高齢者の食支援と介護予防支援について理解し説明できる。 ⑥高齢者の栄養ケアマネジメントを実践できる。 を到達目標とする。
履修上の注意
適切な栄養管理に基づく食生活が、高齢者のQOLの向上に果たす役割は大きい。栄養教育論、公衆栄養、臨床栄養で履修した知識・技術を活かし、高齢者の栄養管理に反映及び構築するような履修姿勢が重要である。
授業計画
第1回  わが国の高齢化の現状と諸課題                       
       熊本県及び九州管内と全国とを比較しながら諸課題を検討していく。                        第2回  高齢者の身体的および精神的特長
       身体的、精神的特徴のなかで認知症に占める割合は大きいので、予防対策等について 考える。                  第3回  介護保険制度および福祉制度と体制整備(1)
       制度を知ることにより、管理栄養士として何をしなければならないか考える。                               第4回  介護保険制度および福祉制度と体制整備(2)
第5回  高齢者施設サービスの種類と定義および各種介護従事者の役割と連携
       高齢者施設の種類や定義を知ることで、管理栄養士としての業務を考え、他職種との連携の在り方について知る。   第6回  高齢期における食事の重要性と食事介護および食事環境
       サルコペニアやフレィルティなどについて知ることで、食事介護や環境を考える。                         第7回  高齢者が陥りやすい症状と対策(脱水、低栄養、褥瘡等)
       低栄養の症例から、脱水対策、低栄養対策、褥瘡対策等について、栄養面から考える。                      第8回  摂食・嚥下に関わる諸器官および摂食・嚥下のメカニズム
       食事低下の要因は、摂食・嚥下に関わることが多いので、メカニズムを知ることで対策を講じる。                   第9回  摂食・嚥下障害の評価法。各種機能の評価調査表(ADL、HDS-R、基本チェックリスト)
       摂食・嚥下障害の評価法を理解し、それに合わせた食形態を勉強する。                              第10回  摂食・嚥下障害(誤嚥性肺炎を含む)と食事(形態を含む)
       食形態をイメージし、対策を講じることができるようにする。                                       第11回  在宅高齢者の食支援と介護予防支援(居宅療養管理指導および栄養改善)
        在宅での食支援をどのようにすべきか検討する。                                          第12回  高齢者の栄養ケアマネジメント(1)栄養スクリーニング
        症例を用いてNCM(栄養ケア・マネジメント)を習得する:演習。                                           第13回  高齢者の栄養ケアマネジメント(2)栄養アセスメント
         症例を用いてNCM(栄養ケア・マネジメント)を習得する:演習。                                第14回  高齢者の栄養ケアマネジメント(3)栄養ケア計画・評価
          症例を用いてNCM(栄養ケア・マネジメント)を習得する:演習。                                 第15回  まとめ   
予習・復習
について
本講義は、これまでに履修した教科を統合して理解することで、より学習効果が期待できることから、各回の授業計画に示される項目(例:社会福祉関連、栄養アセスメント関連、栄養管理など)を事前に見直し、受講すること。また受講後の学習結果を整理し、さらに統合・構築しておくこと。課題は適時に指示をするので遵守すること。
使用教材
特に無。 「高齢者のQOLを高める食介護論」(日本医療企画)および「高齢者の栄養管理」(日本医療企画)を参考とする。
その他、項目に応じた資料の配付、パワーポイント等を媒体とする。
参考文献
「臨床栄養活動論」(同文書院)、「実践介護食事論」(第一出版)、「摂食・嚥下障害の評価法と食事指導」(医歯薬出版株式会社)、「社会福祉概論」(建帛社)介護保険六法、社会福祉六法等
単位認定
の方法
期末試験結果を重視するが、提出レポート等についても評価対象とする
成績評価基準
筆記試験を重視するが、提出したレポートについても評価の対象とする。試験60点以上。
その他1
その他2
参考URL