開講所属総合管理学部
時間割コード46200301
授業科目名社会の基礎(16年度以前)
授業科目名(英文)Fundamentals of Society
科目区分導入・基礎科目群
担当教員三田 知実
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 月曜日 5時限
単位数2


概要
本科目は、私たちをとりまく社会問題(たとえば格差)や、流行などの社会現象がなぜ起きるのか?という問いを、社会学の観点から明らかにし、考えを深めてゆくことを目的とした講義です。とくに本科目では、身近な事例を通じて、社会学の理論を紹介してゆきます。履修者が、社会現象を客観的に捉える力を身につけることを可能にする科目として位置づけられます。
到達目標
社会現象を「原因―結果」の観点から考え、その発生パターンを見極める力を養う。それにより、繰り返し起こる社会問題や、その改善策を、主体的に導き出す。これが本科目の到達目標です。
履修上の注意
大学では、学習を通じて、新しい知識を生み出すことが求められます。「社会の基礎」では、知識生産の技法を重視した議論を展開します。主体的な考えを生み出すトレーニングとして、試験だけでなく、授業内容をもとにしたコメントとレポート課題を提出して頂きます。コメントペーパーやレポートを通じて、多様な議論が生み出されることを期待しています。                                                  
授業計画
Ⅰ古典的都市社会学をシンプルに学び、考えを深める 
第1回 社会学とは何か?―「原因―結果」の観点から、社会学の意義を見出す      
第2回 社会現象の要因を捉える(1)―近代化がもたらした社会現象をヨーロッパの古典的 
     社会学を通じて考える  
第3回 社会現象の要因を捉える(2)―都市化がもたらした社会現象を1920年代のシカゴ社
     会学を通じて考える   
第4回 社会現象の性格を考える(1)―近代化・都市化がもたらした生活様式の革新・文化
                                     
第5回 社会問題の性格を考える(2)―近代化・都市化がもたらした社会問題(孤独・貧困・
     格差など)を考える      
Ⅱ現代社会学をシンプルに学び、社会現象と社会問題を考える         
第6回 技術革新がもたらした社会現象―グローバリゼーションの捉え方を航空網の拡充と
     人の移動から考える                          
第7回 グローバリゼーションがもたらした社会現象―高級ファッションの世界的流行を生み
     出した過程から考える     
第8回 グローバリゼーションがもたらした社会問題―現代の所得格差・非正規労働・貧困ビ
     ジネスの観点から考える   
第9回 新興工業国がもたらした社会現象―新興工業国の発達を、ファストファッションを事例
     として考える                                       
第10回 新興工業国がもたらした社会現象―アジア間の人の移動がもたらした都市と地域
     の変容について考える    
Ⅲ身近な社会現象を社会学の観点から考える              
第11回 身近な社会現象とその要因(1)―熊本中心市街地の形成過程とその要因につい
     て考える            
第12回 身近な社会現象とその要因(2)―地方中心市街地の衰退の一般的要因について
     考える            
第13回 身近な地域と社会学(1)―知識を駆使した都市地域の持続的成長を、社会学の観
     点から考える             
第14回 身近な地域と社会学(2)―知識生産をつうじた地域社会への貢献について社会学
     の観点から考える      
第15回 総括―社会学が現代社会に貢献できる要素はなにか?この問いに対する答えを見
     出し、考えを深める
予習・復習
について
本科目は第1回から第5回は、1年次のみなさんが初めて聞くであろう社会学者と研究内容を紹介する講義内容です。よって第1回から第5回の講義内容については、事前に配信(配布)する講義レジュメと教科書を繰り返し、じっくり読みながら、理解を深める予習と復習を行ってください。第6回から第10回は、グローバリゼーションや技術革新の具体例を豊富に取り入れながら、事例と関係の深い社会学を紹介を行います。よって第6回から第10回の予習・復習については、事前に配信(配布)する講義レジュメ、事例紹介の資料(事前配布)と、新聞などの報道メディアを通じて知識を深めることが求められます。第11回から第15回の講義内容については、担当者よりも履修者の皆さんのほうが詳しい地元社会を扱います。担当者に事例を詳しく説明できるくらいまで、知識を深めて講義を受講し、その後の成果に反映してください。
使用教材
松本康編著, 2014, 『都市社会学・入門』有斐閣アルマ.
ISBN-13/ 978-4641220157/ ¥2,160    

   
参考文献
(自主学習用)アンソニー・ギデンズ著・松尾精文、西岡八郎、藤井達也、小幡正敏、立松隆介、内田健 (翻訳), 2009, 『社会学』而立書房. ISBN-13/ 978-4880593500 /¥3,888   
単位認定
の方法
以下3点の組み合わせによる評価を行い一定の基準をクリアした履修者に単位認定を行います。                                       
(1)期末試験(論述)・・・60%(2)授業内容に関するコメント・・・15%
(3)自由論題に基づく中間レポート・・・25%       
成績評価基準
■3点の具体的評価基準                             
(1)期末試験(論述)・・・都市と地域の社会学に関する基礎知識を、自らの言葉で説明することができる (2)授業内容に関するコメント・・・毎回の講義内容に対し、主体的な考えや疑問を主張することができるか(3)自由論題に基づく中間レポート・・・身近な事例と講義内容を組み合わせて、独創性に富んだ記述ができるか                                                                   
その他1
質問や問い合わせの必要が生じたときは、授業終了後、担当教員にお知らせください。

地域志向科目
その他2
参考URL