開講所属総合管理学部
時間割コード46302401
授業科目名マルチメディア情報処理論
授業科目名(英文)Multimedia Information Processing
科目区分情報
担当教員石橋 賢
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 月曜日 2時限
単位数2


概要
 近年、マルチメディアに関連する技術やサービスは、あらゆる場面で目の当たりにし、それらを日常生活で利用している。また、コンピュータの低価格化・高性能化により、個人が開発した技術やサービスの提供も容易になっている。このような状況から、今後のマルチメディアに関わる情報処理技術の発展が期待でき、その技術やサービスに関する知識の需要性はさらに高まるものと考えられる。本講義では、画像処理、コンピュータグラフィックス、ヒューマンコンピュータインタラクション、バーチャルリアリティなどについて、身近な事例から先端技術に至るまで幅広い知識を習得する。
到達目標
 マルチメディアに関連する基礎知識を習得し、基礎技術とそれらの応用との関係性を理解することを目標とする。さらに、習得した知識を活かして、独自のマルチメディア情報の活用方法を考える能力を獲得することが望ましい。
履修上の注意
 情報学に関する幅広い分野について学ぶため、丁寧に用語を説明し、図やアニメーションを用いた直感的な理解を重視した講義を行う。また、授業の最後に、各用語の確認テストを実施する。本授業内容は、日常生活に密接した知識も数多く存在するため、情報系に関心が薄い学生にも積極的に履修してほしい。
授業計画
第 1 回|マルチメディアの概要
 マルチメディアの定義や事例などについて簡潔に紹介する。また,授業全体を通して学ぶ内容について概説する。
第 2 回|画像処理(色)
 マルチメディアに密接に関係する画像情報を取り上げる。本回では,色調変換処理について基礎技術から先端研究まで紹介する。
第 3 回|画像処理(空間)
 前回と同様に画像処理について説明する。特に,画像演算処理やフィルタリング処理について実例や先端研究について解説する。
第 4 回|画像処理(研究)
 画像を対象とする研究分野であるコンピュータビジョン(CV),拡張現実感(AR),および,コンピューテーショナルフォトグラフィーについて紹介する。
第 5 回|コンピュータグラフィックス(モデリング)
 近年の映画やアニメーションで利用されるコンピュータグラフィックス(CG)の概要について述べる。本回では,モデリングについて説明する。
第 6 回|コンピュータグラフィックス(レンダリング)
 前回に引き続き,CG技術について解説する。特に,レンダリングに関する基礎技術や先端研究について述べる。
第 7 回|コンピュータグラフィックス(アニメーション)
 CGの動きも重要な要素となる。ここでは,CGアニメーションについて先端研究事例や実例について紹介する。
第 8 回|ヒューマンコンピュータインタラクション
 マルチメディアを利用するにあたり,人間とコンピュータの関係は重要な議論点である。本回では,ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)の概要について紹介し,人間とコンピュータの関わり方について解説する。
第 9 回|インターフェース
 コンピュータを利用する際には,コンピュータとの情報交換が必要になる。その際にインターフェースは,ユーザにとって必要不可欠なものである.特に,これからのインターフェースのあり方について,先端研究を題材に説明する。
第 10 回|バーチャルリアリティ
 バーチャルリアリティ技術は,宇宙飛行士や医療のトレーニングなど多くの場面で利用されている。これらは,これまでに学んだ技術を統合することで実現している。多種多様なVR技術について紹介する。
第 11 回|ファブリケーション
 近年では,家電量販店でも3Dプリンターを入手することができる。デジタル情報から実物体を作成するファブリケーションについて述べる。また,最先端のファブリケーション研究についても紹介する。
第 12 回|音声情報処理・自然言語処理
 デジタル音声やテキストデータを対象に,音声情報処理や自然言語処理という分野で研究が進められている。各分野の基礎的な内容と実例について説明する。
第 13 回|マルチメディアとデザイン
 デザインは,マルチメディアを利用するにあたって,重要な役割を有する。特に,デザインの注意点や実際の利用例に基づきマルチメディアとデザインについて総合的に説明する。
第 14 回|マルチメディアとインターネット
 インターネットは,マルチメディアの活用に欠かせない要素の一つである。インターネット上でのマルチメディアについて,これまで学んだ内容を基に総合的に説明する。
第 15 回|まとめ
 これまで学習した内容を基に,マルチメディアについて総括的に議論する。
予習・復習
について
予習
 次回授業の講義資料を読み,各専門用語について調査しておくこと。
復習
 授業で頻出する用語やその適用例などについて見直しておくこと。
使用教材
専用のダウンロードサイトより講義資料を配付する。教科書は特に指定しない。
参考文献
[1] ディジタル画像[改訂新版]編集員会, 『ディジタル画像処理』,CGーARTS協会(2015)
[2] コンピュータグラフィックス[改訂新版]編集員会, 『ディジタル画像処理』,CGーARTS協会(2015)
[3] 椎尾一郎,『ヒューマンコンピュータインタラクション入門』,サイエンス社(2010)
※その他の参考文献については,授業内で適宜紹介する。
単位認定
の方法
確認テスト(適宜):20%
中間レポート:40%
内容「選択問題およびビジュアルコンピューティングの応用事例を題材とした論述問題(800字程度)」
定期試験:40%
上記に基づき評価する。詳細については,第一回の授業で説明する。
成績評価基準
 基礎知識およびその仕組みについての理解度を評価する(可~良の評価基準)。さらに,習得した知識を基に新しい応用方法(技術やサービスなど)を提案できる場合には,それらを新規性,論理性,実用性の観点から評価する(優~秀の評価基準)。
その他1
その他2
参考URL