開講所属総合管理学部
時間割コード46302501
授業科目名憲法原論
授業科目名(英文)The Principles of Constitution
科目区分パブリック
担当教員佐藤 雄一郎
開講年次2年生
学期・曜日・時限前期 金曜日 2時限
単位数2


概要
日本国憲法の統治機構と人権について、詳しく講義します。憲法については、小学校以来学習してきている上に、法律学は条文を覚えればそれで済むと勘違いしている学生もいるかもしれませんが、実際には高校までの憲法についての学習と大学での憲法についての学習には相当なズレがあり、また単に条文を覚えただけでは大学の講義だけでなく各種資格試験にも全く対応できません。裁判所が出す判決内容や学説をも理解しなければ、憲法の全体像を理解すること及び各種資格試験には全く対応できないからです。そうした中で本講義は、日本国憲法の統治機構と人権について詳しく講義し、各種資格試験にも十分対応できるような講義を目指します。
到達目標
・日本国憲法の統治機構の仕組みに関する判例・学説の内容を十分理解し、活用できるようになる
・日本国憲法が保障する基本的人権について、判例・学説の内容を十分理解し、活用できるようになる
履修上の注意
講義中、学生の皆さんにたくさんの問を投げかけるので、積極的に発言して人前で自分の意見を述べる訓練をして欲しい。発言は評価にもつながるので、間違ってもよいから、積極的な発言を期待しています。
授業計画
講義内容の順番は変動することがあります。

第1回 Introduction
憲法はどうやって誕生したのか? 憲法の意味と種類などの点について講義します。

第2回 国会
国会の仕組みと働きについて講義します。

第3回 内閣
内閣とはどのように誕生し、どんな活動をしているのかなどの点について講義します。

第4回 裁判所
日本の裁判所制度や違憲審査制などの点について講義します。

第5回 人権総論
外国人の人権や法人の人権の問題、人権の適用範囲などの点について講義します。

第6回 幸福追求権と法の下の平等
新しい人権の問題、法の下の平等に関する判例について講義します。

第7回 思想良心の自由と信教の自由
思想良心や信教といった内心活動をどのように保障するのかなどの点について講義します。

第8回 政教分離
政治と宗教はなぜ分離しなければならないのかなど、政治と宗教との関わりあいについて講義します。

第9回 表現の自由①
わいせつ物の規制、名誉毀損、プライバシー侵害などの点について講義します。

第10回 表現の自由②
事前抑制やマスメディアの表現の自由やなどの点について講義します。 

第11回 経済的自由①
居住・移転の自由や職業選択の自由などの点について講義します。

第12回 経済的自由②
財産権について講義します。

第13回 身体の自由
適正手続保障や逮捕、自白、裁判を受ける権利などの点について講義します。     

第14回 社会権
生存権や教育受ける権利などの点について講義します。

第15回 参政権・国務請求権
選挙権・被選挙権や国家賠償請求権などの点について講義します。
予習・復習
について
配布されるプリントと自分が作成したノート及び図書館にある文献等を利用して、必ず復習をして理解を深める努力は怠らないようにしてください。内容が広いので、定期試験間際になって対応しても間に合いません。そうならないように、毎回きちんと復習して講義内容を理解するように努めてください。
使用教材
毎回配布するプリントに沿って講義を進めていきます。
参考文献
<教科書>
野中俊彦=中村睦男=高橋和之=高見勝利『憲法Ⅰ・Ⅱ(第5版)』(有斐閣・2012年) Ⅰ・3240円、Ⅱ・2916円
辻村みよ子『憲法(第5版)』(日本評論社・2016年)4104円

<判例解説書>
長谷部恭男=石川健治=宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ』(有斐閣・2013年) ⅠⅡ共に2263円
憲法判例研究会編『判例プラクティス 憲法(増補版)』(信山社・2014年)4190円
単位認定
の方法
定期試験(80点)と講義貢献度(20点)の合計(100点)で評価を決定します。
成績評価基準
定期試験は、知識確認問題(25点)と論述問題(55点)から構成し、講義で学習したことが身についているか、そしてそれを基に憲法問題について論理的に思考できているかについて評価します。また、講義貢献度は、主に講義中の発言回数と発言内容によって評価します。
その他1
その他2
参考URL