開講所属総合管理学部
時間割コード46302901
授業科目名パブリック・マネジメント
授業科目名(英文)Public Management
科目区分パブリック
担当教員明石 照久
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期集中 その他 他
単位数2


概要
 この授業では、マネジメントの一般理論を学ぶとともに、パブリック・マネジメントの特質、さらには激変する環境に対応するための組織変容のあり方などについて理解を深めていきます。スライド、ビデオ、DVDなど、多様なビジュアル教材をできる限り用いて、理解し易い講義を目指します。なお、具体的な事例紹介を行うなど、実践的な内容に重点を置いた講義にしたいと考えています。
到達目標
①現代自治体業務の多様性を理解すること          
②社会環境の変化と自治体行政組織の変容を理解すること   
③自治体経営の基本的な手法と理念について理解すること   
④「新しい公共」概念の理念と背景を理解すること      
⑤行政組織に関する基本的な理論、概念を正確に理解すること     
履修上の注意
皆さんと一緒に実りの多い授業にしたいと思いますので、積極的な参加を希望します。なお、授業中は、他の人の迷惑となるため、私語、携帯電話などは厳禁です。違反者には退席をしてもらいます。
授業計画
第1回 イントロダクション
授業全体のアウトラインの説明。学習の留意点などの説明を行います。

第2回 組織(経営)の時代と行政
20世紀は組織経営の時代と言われるように巨大な組織が形づくられ、組織運営のためのマネジメント理論が生み出されてきました。わが国の行政組織、とりわけ地方自治体の組織について学びます。

第3回 組織理論の概観
官僚制、人間関係論、コンティンジェンシー理論、機械的組織観と有機的組織観、組織ライフサイクルに関する理論などについて学びます。

第4回 個人と組織の関係
心理的契約、キャリアパス、ストリートレベルの官僚制などについて学習します。また、組織研究の方法(定性的方法、定量的方法)について簡単な紹介を行います。

第5回 現代行政の変質
現代行政、特に地方分権が進む地方自治体の現場に焦点を当てて、行政の役割の変化について考えます。

第6回 政策・戦略
国、地方自治体における政策の立案から事務事業に至るプロセスを学ぶとともに、地方自治体における具体的なプロジェクト・マネジメントの事例を学びます。(ケーススタディ)

第7回 人的資源管理
国、地方自治体の公務員制度の沿革を概観するとともに目標管理、成果主義など地方自体における新たな動きを概観します。

第8回 財政・予算管理
組織管理の大きな柱である財政・予算管理の仕組みについて学習します。特に予算編成、予算執行、決算という予算循環のプロセスを具体的に学びます。

第9回 公共の担い手の拡大
公共サービスの担い手が拡大する傾向が最近顕著です。この背景と意味について学びます。「新しい公」の考え方についても具体的に学びます。

第10回 住民参画とマネジメント
住民参画の各地の取り組み、住民参画と組織マネジメントとの関係などについて学びます。(ケーススタディ)

第11回 政策評価・行政評価
今、行政評価に大きな関心が寄せられるようになりました。各種の政策評価・行政評価の手法や考え方を概観します。

第12回 危機管理
東日本大震災、原発事故、阪神淡路大震災など、天災や大きな事故への対応は国や自治体にとって重い課題です。阪神淡路大震災を例にとって、危機的状況におけるマネジメントを考えます。(ケーススタディ)

第13回 地方分権改革と地方自治体の役割
地方分権の流れの中、地方自治体に期待される新たな役割と機能について、各地の自治体の取り組みの紹介も交えながら学習します。

第14回 組織と組織文化
行政組織の組織文化の変えるために各地の自治体で行われている取り組みを紹介し、現代地方自治行政組織と職員の置かれている状況に対する理解を深めます。

第15回 全体の振り返りとまとめ
予習・復習
について
事前にすべての回の授業メモをダウンロードできます。それに基づいて予習と復習を行うことが可能です。また、授業終了時には「ふりかえりシート」を配付します。質問、要望などがあれば、記入してください。メールによる質問も受け付けます。
使用教材
特に教科書はありません。レジュメを用意します。特に読んでもらいたい資料については、コピーを配布します。
参考文献
「現代地方自治論」2010年、橋本行史編著、ミネルヴァ書房2800円
「自治体の人材マネジメント」2007年、田尾雅夫、学陽書房2400円
「働くひとのためのキャリア・デザイン」2004年、金井壽宏、PHP新書819円
「組織心理学」1989年、E.シェイン(松井賚夫訳)、岩波書店2990円
単位認定
の方法
試験と平常点を総合して評価します。試験70%、平常点30%の割合で評価します。
成績評価基準
①出題意図を正確に理解し、適切な解答をしているか     
②基本的な用語と概念の理解ができているか         
③論理的な文章が書けているか               
④誤字脱字などは無いか             
⑤自ら努力して学習したことを示す内容が含まれているか        
その他1
地域志向科目
その他2
参考URL