開講所属総合管理学部
時間割コード46400101
授業科目名基礎総合管理学I
授業科目名(英文)Administration I
科目区分導入・基礎科目群
担当教員澤田 道夫
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 金曜日 4時限
単位数2


概要
 総合管理学部は、教養的知識と総合管理に関する専門知識を身につけ、社会的諸課題を創造的に解決し、地域社会ひいては国際社会に貢献する人材を養成するための学部です。そのためには、学生は地域課題を解決するための総合管理的な手法と知識を身につける必要があります。
 基礎総合管理学Ⅰは、総合管理についての基本的な知識と考え方を身につけるとともに、自らの大学における学びとキャリア形成についてのイメージができるようになるための基礎科目です。
到達目標
1.多様な考え方や専門分野を総合し創造的に課題を解決する「総合管理」に関する知識を理解するための基本となる理論を身につける。
2.総合管理学部の教育カリキュラムの構成と流れを把握し、自らの学びを総合管理の観点から考えることができるようになる。
3.後期の基礎総合管理学Ⅱへの接続を踏まえ、意思決定や合意形成の手法等に関する理論的な基礎を学ぶ。
履修上の注意
 基礎総合管理学Ⅰは、総合管理学部での学びの基本となる「総合管理学」について学ぶ授業科目です。この授業で理解した知識が、今後の皆さんの4年間の学生生活の基本となります。その重要性を認識し、主体的に学んでください。
授業計画
 授業は以下の内容により行います。ただし、授業の進捗状況やその時々のトピックに応じて内容・順番を変更する場合があります。

第1回 はじめに
 基礎総合管理学Ⅰのカリキュラム上の位置付け・授業の進め方・単位認定の方法などについて説明し、授業の目標を設定します。

第2回 総合管理学とは何か
 総合管理学とは、人々をうまく協力させ、やる気を高め、成果をあげていくために共通で利用できる知識・手法です。これは公共・民間を問わず、全ての領域において必要となる考え方です。この総合管理学について、学部の学部理念も踏まえて学びます。

第3回 総合管理学部のカリキュラム
 総合管理学部での学びについて、総合管理学としての視点から見るとどのような展開になるのか、カリキュラムをもとに解説します。これによって、大学における自らの今後の学びを展望します。

第4回 知識の総合管理1
 総合管理を身につけるためには、まずはあらゆる角度から総合的にものごとを見ることができるようになる必要があります。事象についての多面的な見方と総合的な考え方の重要性を学びます。

第5回 知識の総合管理2
 総合管理学部で色々な知識を身につけることの重要性はどこにあるのでしょうか。総合管理における多様性の大切さを学びます。

第6回 組織の総合管理1
 人々が集まる組織を上手く運営するための基礎知識を身につけます。まず、現代の経営管理論の基礎となっている二つの理論、テイラーの科学的管理法とギューリックのPOSDCoRBについて学びます。

第7回 組織の総合管理2
 組織を運営するためには、枠組みだけを作ればいいわけではありません。その中で働く人々のやる気をいかに引き出していくかが重要になります。組織における人と人との関係とリーダーシップについて、人間関係論やバーナードの組織論を通じて学びます。

第8回 地域の総合管理1
 地域においては様々な組織が協力・連携しあって社会が営まれています。組織と組織がどのように連携・協力しているのか、そこで重要となるものは何かについて事例を通じて学びます。

第9回 地域の総合管理2(ソーシャルキャピタル)
 地域社会で人々の連携・協力を促進させる要素の一つに、地域における信頼のネットワークである「ソーシャルキャピタル」(社会関係資本)があげられます。ソーシャルキャピタルとはどのようなものかを学ぶことで、地域における総合管理をどのように進めていくのかを理解します。

第10回 地域課題の発見
 総合管理学を学ぶことで様々な課題を創造的に解決するためには、適切な課題設定が必要となります。解決すべき課題は何かについて、その発見方法と考え方を学びレポートを作成します。

第11回 総合管理と意思決定
 人々を上手く協力させる「総合管理」を理解するためには、人間理解が欠かせません。我々人間は日々合理的に意思決定を行おうとしています。しかし、その合理性には限界があり、しばしば合理的でない行動を取ることになります。それはなぜでしょうか。サイモンの「限界合理性」概念をもとに、意思決定について学びます。

第12回 総合管理と合意形成
 独断専行で一方的に命令を下すリーダーシップは必ずしも優れているとは言えません。人と人とを協力させるためには、多様な意見の中から合意形成をはかっていく必要があります。ここでは、人々の合意形成を促進していくファシリテーションの手法について紹介します。

第13回 総合管理と社会倫理
 現代は、私的利益を追求する企業に対しても社会的責任が問われる時代です。組織の中で人々の協力を得るためには社会倫理について理解し実践することで信頼を得ることが大切です。総合管理を行ううえでの信頼の重要性について理解を深めます。

第14回 総合管理的なカリキュラムづくり
 ここまで学んできた総合管理に関する理解を踏まえ、それを自らの専門性の確立とキャリアの形成にどのように活かしていくのかについて、実際に総合管理的な視点から後期以降のカリキュラムを見直し、再設計してみます。

第15回 基礎総合管理学Ⅰのまとめ
 これまでの授業の内容を振り返り、総合管理学の理解と実践について考えます。
予習・復習
について
 授業の前に、前回の授業の内容のおさらいをしておいてください(授業においても、前回の授業の内容の振り返りを行います)。
使用教材
 資料は必要に応じて配布します。また、授業内容に併せて、協働に関する資料をその都度紹介しますので、可能なかぎりそれらにも目を通してください。
参考文献
手島孝著『<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=554748" target="_blank">総合管理学序説</a>』(有斐閣)
単位認定
の方法
 中間レポート及び最終レポートの結果を中心に、平常点の内容等により総合的に判断します。
成績評価基準
 到達目標の欄に示した1~3の目標のそれぞれについて、その知識や理解の度合い、考察の内容に応じて評価を行い、成績を付与します。
その他1
地方創生科目
その他2
参考URL
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~sawada-m/admin.html