開講所属総合管理学部
時間割コード46500901
授業科目名社会調査法I
授業科目名(英文)Social Research Methods I
科目区分基幹科目(共通)
担当教員三田 知実
開講年次1年生
学期・曜日・時限後期 水曜日 2時限
単位数2


概要
 本科目は、社会調査の歴史、方法、意義と限界等を学習することにより、社会調査の基本を理解することを目的とした講義である。
 特に社会学研究、ならびに隣接領域(行政学、法学や経済学等の社会科学領域)に必要不可欠な、調査の基礎を強化する。これが、本科目の目的である。
到達目標
本科目の到達目標は、大きく分けて、以下の三つである。
(1)社会調査の歴史、社会調査の目的、社会調査の方法、調査の種類と実例(量的調査と質的調査)、調査倫理、調査における事故防止について学習する。

(2)また、国勢調査や市区町村が行った公的統計調査、学術調査、世論調査などの共通点と相違点を理解することにより、社会調査の学術的社会的重要性の理解を深める。

(3)さらに、調査票調査や質的現地調査(フィールドワーク)など、資料やデータの収集から分析までの過程を包括的に学ぶことにより、学術調査研究の意義と限界を理解することが、本科目の到達目標である。
履修上の注意
・本科目は、社会調査士(一般社団法人社会調査協会)取得に必要な科目【A】に該当します。

・教室における、携帯電話の使用、SNSの使用、ならびにゲームアプリ等の使用は、他の履修者への迷惑となりますので、禁止します。

・授業中は他の履修者の迷惑となりますので、静かにしてください。
授業計画
第1回 社会調査とは何か?――社会学と社会調査、社会調査の目的と意義、社会調査の種類、実例の紹介、量的調査と質的調査の概要的説明

第2回 社会調査の歴史――1920年代におけるシカゴ大学社会学科による調査研究を事例とした説明

第3回 質的調査と統計調査の違い――記述をデータとする前者と、数値をデータとする後者のメリットとデメリットを説明する。

第4回 質的調査の基礎(1)――質的調査による研究手法を、先行研究を事例として説明する。

第5回 質的調査の基礎(2)――聞き取り調査の類型(構造化・半構造化・非構造化)について説明する。

第6回 質的調査の基礎(3)――参与観察法、エスノグラフィとモノグラフについて説明する。

第7回 質的調査の基礎(4)――記述をデータ化し、論文を作成してゆく技法を説明する。

第8回 統計調査の基礎(1)――統計調査による研究手法を、先行研究を事例として説明。

第9回 統計調査の基礎(2)――国勢調査や日本人の国民性調査を事例として説明する。

第10回 統計調査の基礎(3)――公的統計調査、学術調査、世論調査、マーケティング・リサーチの共通点と相違点を説明する。

第11回 統計調査の基礎(4)――問いの設定、仮説の設定、調査票の作成、実査、回答のデータ化や、データクリーニング等の作業について概要的説明を行う。

第12回 統計調査の基礎(5)――数値をデータとして扱い、論文公表までの過程を説明する。

第13回 質的調査と統計調査の比較――両者の比較を行い、使い分けのポイントを説明する。

第14回 調査倫理・法令の遵守と事故防止――調査対象者の個人情報保護、肖像権、著作権やの侵害を防止する方法と、事故を防止するための注意点を説明する。

第15回 社会調査の意義――社会調査の学術的意義と社会的意義について議論を展開する。
予習・復習
について
■本科目の講義は、科目担当者による作成レジュメ、およびテキスト(後述)をもとに、授業を進めていきます。そのため、レジュメ、テキストを読みながら、予習・復習を行ってください。

■レジュメとテキスト、および授業内の説明は、説明の仕方は違うが、内容は同一です。三つの教材を駆使しながら、理解を深めてください。
使用教材
大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松洋, 2013, 『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法 』ミネルヴァ書房.
¥2,700 978-4623066544

参考文献
森岡清志編, 2007, 『ガイドブック社会調査 第2版』日本評論社.
¥3132  978-4535582460
単位認定
の方法
期末試験・授業内コメントをつうじて、成績評価を行います。成績評価に基づき、単位認定を致します。

※授業への欠席が全体の30%を超えた場合、単位認定はできません。必ず出席してください。
成績評価基準
以下の組み合わせによる成績評価。

筆記試験(期末)80 %
授業内コメント  20 %
その他1
この科目は、「社会調査士」取得に際し、必要なA科目として授業運営を行います。
なお、社会調査士取得を希望しない方でも、履修可能です。
その他2
参考URL