開講所属総合管理学部
時間割コード46501001
授業科目名法学概論
授業科目名(英文)Introduction to Law
科目区分基幹科目(共通)
担当教員吉村 信明
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 水曜日 1時限
単位数2


概要
 本講義では社会におけるルールである法律を学びます。法律と一口に言っても、国の統治機構や人権に関する憲法、私たちが生まれてから死ぬまでの生活一般に関する民法、犯罪と刑罰に関する刑法、企業組織や企業の取引に関する商法、労働者の権利に関する労働法分野、医療・介護・年金等に関する社会保障法分野など多くのものがあります。これらの法律の知識や応用能力は、学生時代から必要なものですが、卒業して仕事をする上で、また家庭生活を営む上でより重要なものになります。
 本講義では、これらの法律の基本的な内容を中心に、社会で大きな事件が発生した場合や法律が改正された場合にはその紹介などを行いつつ講義を進めていきます。
 
到達目標
 実社会においては教科書に書かれていない問題が発生します。皆さんはそれに対して対処していかなければなりません。そこで、本講義で触れる法律について、基本的知識の習得、具体的な事例に関する問題点・重要論点の発見能力、問題解決策について理論的に表現する能力の向上を目標とします。
 
履修上の注意
 本講義で取り上げる内容については情報量が多いため、各自の予習・復習は必ず行ってください。
 また、法律の用語・理論・考え方などは教科書を一読した程度では身につかないと思いますので、繰り返し熟読してください。
 さらに社会で法律がどのように関わっているかを知るために、新聞を毎日読むことを習慣としてください。本学での他の科目の学習にも役に立ちますし、就職活動や仕事をする上でも必要なさまざまな知識や考え方などを習得することができます。
 社会のおける経験に乏しい学生さんにとって本講義は決して簡単な内容ではありません。また法律の専門学部ではないため法律用語やリーガルマインドといわれる法律に関する考え方を理解することは大変かと思います。心して受講してください。
授業計画
 本講義では次のような項目について講義する予定です。ただし、講義の進行度などで変更する可能性もありますので、予めご了承ください。

1.講義に関するガイダンス、法とはなにか、法源と国家法の分類、法を実現するための手続など。
2.民法:契約について、契約の種類、契約の成立・効果・終了、契約の主体など。
3.民法:物に関する権利としての物権、物権の対象となる動産・不動産とは何か、お金を借りる際にに求められる担保物権の種類や内容など。
4.民法:人の権利が侵害されて損害が発生した場合、損害賠償を請求することがあります。その根拠となる規定である不法行為についてなど。
5.民法:家族関係に関する、結婚や離婚、親子関係、財産相続などに関する規定内容。
6.民法:近代法としての民法の歴史と現代社会に適合するための修正についてなど。
7.社会法:労働者の権利に関する労働法分野の内容及び医療・介護・年金等の社会保障法分野に関する内容について。
8.刑法:犯罪と刑罰に関して規定する刑法とはどのような内容の法律であるか、刑法の基本原則としてどのようなものがあるかについてなど。
9.刑法:刑法という法律が規定する犯罪の類型とその構成要素、刑罰の種類と刑罰に関する理論、刑罰をめぐる問題など。
10.刑法:刑事裁判を受ける権利、刑事事件に関する人権保障の内容、犯罪被害者の権利など。
11.憲法:日本国憲法の原則として自由主義・民主主義、憲法の最高法規性と権力分立など。
12.憲法:基本的人権保障に関する諸問題についてと戦争放棄などに関する平和主義の原則など。
13.国際法:戦争と平和に関する議論、平和と人権の実現に向けての国際社会の動き、国際社会における人権の保障・実現についてなど。
14.法原則:法の適用に関して三段論法などの考え方、法を適用するために必要な法解釈についての原則の内容など。
15.全体のまとめ

 上記の項目について指定した教科書を使用して講義します。
予習・復習
について
 予習では教科書の指定された部分を熟読して内容を理解するよう心掛けてください。わからないあるいは知らない用語、制度、言い回しなどがありましたら必ず調べておいてください。
 復習も教科書を繰り返し読み、説明した内容などの理解に努めてください。学問ではどんなに準備しても又集中して講義を聞いてもわからないことは必ずありますので、わからない部分を中心に復習してください。
 講義内容に関する質問は大歓迎です。本学の図書館は夜間まで開放していますし、土曜日、休暇期間中も開館していますので、十二分に活用して能力を高めてください。
 これからの日本は大変厳しくなります。大学の4年間という時間は瞬く間に過ぎ去ってしまいますので、時間を大切にして生きる力をつけてください。
 大学生活を悔いなきようお過ごしください。
使用教材
 教科書として下記の書籍を使用します。
 生田勝義・大平祐一・倉田玲・河野恵一・佐藤敬二・徳川信治・松本克美
 『法学ことはじめ』 法律文化社、2015年発行、2484円(税込み)
参考文献
 必要に応じて紹介します。
単位認定
の方法
 定期試験中に筆記試験を行います。
 講義期間中の小テストやレポート課題等の中間得点となる考査はいたしません。
 筆記試験の得点のみで単位認定の判断をいたします。
成績評価基準
 次の基準を達成しているか否かにより評価します。
 本講義で取り上げた法律に関する基礎知識を習得しているか。
 本講義で取り上げた法律に関して社会で発生している具体的な事例について、その中にある問題点を明らかにでき、さらに解決策の提案などを行うことができるか。
 本講義で取り上げた法律に関する基本的な考え方を理解し、理論的に表現する力を習得しているか。
その他1
その他2
参考URL