開講所属総合管理学部
時間割コード47151701
授業科目名税・財政法
授業科目名(英文)Tax and Public Finance Law
科目区分パブリック・アドミニストレーション
担当教員大脇 成昭
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 木曜日 1時限
単位数2


概要
 日本における国と地方の租税・財政にかかわる法規範の全体像について学ぶ。行政システムの運営に不可欠な財源はいかにして調達、管理、配分されているのか。その現状を把握するとともに、それらの作用を規律する法制度に焦点化する。すなわち日本国憲法や財政法、会計法、地方自治法など諸規定の意義や内容について概説する。
到達目標
 行政運営上、きわめて重要な租税・財政にかかわる作用を、主権者・納税者である国民(住民)が国会(議会)を通じて民主的に統制することの意味について理解できることを目指すものとする。
履修上の注意
 小型の六法(有斐閣『ポケット六法』、三省堂『デイリー六法』など、指定はしない)を可能な限り毎回の講義に持参すること。
授業計画
第 1回 テーマ:イントロダクション
     内容:本講のねらいと全体像について説明する
第 2回 テーマ:概念の確定と整理
     内容:租税とは?財政とは?公法学における概念整理を行う
第 3回 テーマ:税・財政作用の法体系
     内容:日本における税・財政制度を形成する法規範について概観する
第 4回 テーマ:消費税をめぐる諸問題
     内容:意外に知らない消費税の仕組みや問題を考える
第 5回 テーマ:国家財政をめぐる諸問題
     内容:健全財政主義の意味と現状を考える
第 6回 テーマ:租税法律主義(概論)
     内容:租税法律主義の機能と内容について論じる
第 7回 テーマ:租税法律主義(具体的事例)
     内容:課税要件法定主義と課税要件明確主義について理解する
第 8回 テーマ:現代社会における税・財政のトピック
     内容:国際課税と租税回避
第 9回 テーマ:予算制度
     内容:そもそも「予算」とは何かについて多角的に考える
第10回 テーマ:決算制度
     内容:決算を通じた民主的統制の意義について考える
第11回 テーマ:「内部法」規範の性質論
     内容:国家内部における財政作用の特質について論じる
第12回 テーマ:公共契約の制度と諸問題1
     内容:一般競争入札方式の意義について論じる
第13回 テーマ:公共契約の制度と諸問題2
     内容:総合評価方式、グリーン購入などの意義について考える
第14回 テーマ:行政の財産管理
     内容:公有財産の区分について理解する
第15回 テーマ:全体まとめ
     内容:本講の全内容を復習する
予習・復習
について
 予習については、毎回の講義において次回のテーマの概要を説明するので、各自様々な方法で予備知識を備えておくこと。また次回までに特に予め読んでおくべき資料等を指定することもあるので、指示に従うこと。復習については、講義で特に関心を持った点について自分なりに文献収集等を行い、理解を深めること。また特に調べておくべきことを指定することもあるので、指示に従うこと。
使用教材
毎回プリント(レジュメ、資料等)を配付する。
参考文献
碓井光明『公共契約法精義』(信山社・2005年)
駒林良則=佐伯彰洋編著『地方自治法入門』(成文堂・2016年)
金子宏『租税法(第21版)』(弘文堂・2016年)
小村武『予算と財政法(5訂版)』(新日本法規・2016年)
単位認定
の方法
定期試験による
成績評価基準
「到達目標」に掲げた内容の理解度を見て、成績評価を行う。
その他1
その他2
参考URL