開講所属総合管理学部
時間割コード47151801
授業科目名財産法
授業科目名(英文)
科目区分パブリック・アドミニストレーション
担当教員上本 政夫
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 火曜日 3時限
単位数2


概要
 本科目では、民法「物権法」の範囲を網羅的に講義する。ただし、時間的な制約があるので担保物権のうち非典型担保については要点のみを解説するが、特に、担保物権に重点を置いて講義する。
なお、本講では、公学生諸君に学問的な思考を促すため、公務員試験をはじめとする各種試験対策を意識した講義は行わない。
到達目標
 物権法の領域、特に、担保物権の領域に十分な知識を習得し、その理解に基づいて法的思考を以て表現できることを目標とする。なお、各種試験対策のような解答のみを暗記するような思考は、目標の到達点としない。
履修上の注意
(1)本科目に興味・関心を有し、情熱をもって受講することができること。
(2)「民法総論」の既脩者であることが望ましい。
(3)本科目は、各種試験対策としての位置づけはしていないので、その点を留意すること。
授業計画
(1)講義の進め方
(2)物権法の全体構造と物権法序論(物権の意義・性質・種類・客体・効力)
(3)物権の変動(意義・公示・物権変動を生ずる法律行為)
(4)物権の変動(不動産及び動産の公示、物権の消滅)
(5)各種の物権(占有権、所有権)
(6)各種の物権(所有権、地上権、永小作権、地役権、入会権)
(7)小テスト、担保物権概説(担保物権の意義・種類・効力・性質)
(8)非典型担保(非典型担保の意義・種類・機能)と典型担保(留置権)
(9)先取特権、質権
(10)抵当権(序説、抵当権の設定)
(11)抵当権の効力(被担保債権の範囲、目的物の範囲、物上代位)
(12)抵当権の効力(優先弁済的効力、利用権との関係)
(13)抵当権の効力(法定地上権)、抵当権と利害関係人
(14)抵当権の侵害・処分・消滅
(15)共同抵当、根抵当権と全体のまとめ
予習・復習
について
予習:教科書全部をゴールデンウィーク終了までには一度読み切ること(レポート)。その後、適宜、該当箇所を適宜もう一度、考えながら熟読すること。
復習:疑問をもって熟読すること。レジュメの項目について、自分なりに整理してみること。
使用教材
淡路剛久ほか『民法Ⅱ――物権 第3版補訂』(有斐閣,2010年,1,900円+税)
 『ポケット六法平成29年版』(有斐閣,1,852円+税)
潮見佳男ほか『民法判例百選Ⅰ総則・物権 第7版』(有斐閣別冊ジュリスト223号,2015年,2,100円+税)
参考文献
 講義の際、適宜紹介するが、さしあたり以下の文献を推薦する。
近江幸治『民法講義Ⅱ物権法 第3版』(成文堂,2006年)
近江幸治『民法講義Ⅲ担保物権法 第2版補訂』(成文堂,2007年)
鳥谷部茂『金融担保の法理』(信山社,2016年)
単位認定
の方法
原則、学期末の定期試験のみで評価する。出席(感想及び質問等)、レポートの課題(1回)、小テスト(1回)等は行うが、単位認定の評価としない。なお、受講態度の悪い者は退出を命ずることがある。
成績評価基準
物権法の領域及び講義で扱った法領域の知識(択一と穴埋め等)とそれを用いた法的思考力の到達度(論述)により成績評価を行う。
その他1
その他2
参考URL