開講所属総合管理学部
時間割コード47152001
授業科目名公会計論
授業科目名(英文)Public Accounting
科目区分パブリック・アドミニストレーション
担当教員森 美智代
開講年次3年生
学期・曜日・時限前期 水曜日 2時限
単位数2


概要
行財政・自治体・非営利組織の会計について学習します。
まずマクロ的な経済の視点から、我が国の財政状況について学習します。その上で、ミクロ的な経済の視点から、自治体、非営利組織、公営企業などの会計を学習します。
到達目標
1.企業会計の財務諸表を理解し、経営分析ができる。
2.公的組織における財務諸表を理解し、経営分析ができる。
履修上の注意
毎回の講義で課題を出しますので、出席と課題レポートが成績となります。そのため欠席すると、成績の評価に影響します。
授業計画
第1回 企業会計の復習
 企業会計は、利益計算を基礎として財務諸表が作成されるのこから、まず損益計算書と貸借対照表の作成までの取引の仕訳から、試算表までの集計の流れを学習し、決算手続の精算表を作成までの復習をする。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロ計算書のしくみを学習する。  
第2回 我が国の財政(歳入と歳出)
 国の財政は収支計算を基礎とする歳入と歳出からなる。この歳入と歳出のしくみから、各自治体及び公的機関への予算が配分される。財務省における一般会計は、歳入と歳出からなる。その歳入には、どのような項目があるのか、また歳出にはどのような項目で支出されるのかについて学習する。また特別会計には、どのような歳入と歳出があるのかを学習する。
第3回 国と自治体の財政の関係
 国の予算と地方の財政の関係について学習します。国の税収入と地方税、各自治体の格差等を学習します。
第4回 各市町村の財務諸表の状況
 各自治体ではバランスシートを作成しています。各自治体の財政状態を比較して、これから行政はどのような努力をすれば赤字財政を再建できるかを学習します。
第5回 各自治体と公営企業との関係(1)
 各自治体の公営企業にはどのような企業があるのか、また住民の生活に欠かすことのできないインフラの事業では、どのような経営上の欠点があるのか、一方どのような利点があるのかを学習します。
第6回 各自治体と公営企業との関係(2)
 公企業のなかで、もっとも赤字経営を行っている事業、或いは黒字経営ができている公営事業の財務諸表を理解して、分析します。将来の経営にどのような再建が必要となるのかを学習します。
第7回 非営利組織の会計(1)
 地方公共団体の会計は、一般会計と特別会計に区分され、各団体の会計区分は同一ではなく、決算統計で地方公共団体全体の財政の状況を明らかにし、地方公共団体相互間の比較をします。一般行政部門の会計を普通会計として整理し、その他の会計(公営事業会計)に区分されるなかで、本講義では交通事業、水道事業、病院事業等の会計制度を学習します。
第8回 非営利組織の会計(2)
 第7回の公営事業の財務諸表を企業会計の経営分析を基礎として分析します。
第9回 病院会計(1)
 公営事業のなかで病院会計を取り出して、企業会計と病院会計の比較を基礎として、病院会計を学習します。
第10回 病院会計(2)
 厚生労働省は病院会計準則を公立病院に統一的に適用して、民間病院との経営比較をして、公立病院の経営改善が行われています。病院の会計を取り上げ、財務諸表を分析します。
第11回 財務諸表の経営分析(1)
 熊本県内の公立病院の財務諸表を分析します。
第12回 財務諸表の経営分析(2)
 各グループごとに分かれ、他県の公立病院の財務諸表の経営分析を行い、他県の公立病院と経営比較をして、改善策を検討します。
第13回 農業の会計
 農業産物の価格決定のしくみと市場への流通過程における価格形成を学習します。
第14回 指定管理者制度における会計
 日本の各自治体の農業産物の店舗が拡がるなかで、道の駅等に経営にはしてい管理者制度が導入されていることが多くなりました。その事例をとおして、農産物の価格について学習します。
第15回 総復習
予習・復習
について
次回の講義のために、課題のテーマを復習するようにしてください。
使用教材
参考文献
宮本幸平著『非営利組織会計基準の統一』森山書店、2015年。
石井孝宣著『病院のための経営分析入門』じほう、2016年。
西田在賢著『医療経営学』薬事日報社、2011年。
単位認定
の方法
課題評価・プレゼンテーション能力
成績評価基準
課題評価(80%)・プレゼンテーション能力(20%)を総合評価
その他1
地域志向科目
その他2
参考URL