開講所属総合管理学部
時間割コード47170801
授業科目名データベース論
授業科目名(英文)Database
科目区分 情報分野
担当教員飯村 伊智郎
開講年次2年生
学期・曜日・時限前期 火曜日 2時限
単位数2


概要
 高度情報化社会を支える情報基盤の整備が浸透しつつある昨今,コンピュータを用いたデータ処理が盛んに行われ,いたる所に大量のデータが蓄積されている。このような背景の下,それら大量のデータをデータベース化し効率的に管理する手段が重要視されている。本講義では「データベースとは何か」から始め,データベースの機能と仕組みについて学習する。さらに,リレーショナルデータベース管理システム(Relational DataBase Management System: RDBMS)である「Microsoft Access」を用いて,データベースの構築法を習得する。
到達目標
 データベースの機能と仕組みを理解した上で,「Microsoft Access」を用いてデータベースを構築できる能力を養うことを到達目標とする。
履修上の注意
 実習を同時に交えながら講義を展開するため,パソコンの基本操作について習得していることが望ましい。また「本日の講義は,前回作成したデータベースに手を加えて…」という形式のシリーズ構成の講義であるので,欠席すると次回の講義で困る可能性が高い。注意して欲しい。講義は,教員とアシスタントによって進める。講義中,不明な点があれば,積極的に質問して欲しい。データベースの機能や仕組み,そして構築法を理解したい学生に履修して欲しい。

【受講者数制限について】
 本科目は,コンピュータが受講者数分確保できないと授業が展開できないという科目上の性格から,受講者数の制限を行う可能性があるため,本科目の受講希望者は必ず1回目の授業に出席すること。コンピュータ数を超える希望者がいた場合は,受講者の決定を抽選で行う。この抽選で履修可となった者のみ,履修登録できるものとする。
授業計画
【第 1 回】 データベースとは何か
内容: データベースの概念,データベースの種類,そしてリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS),さらに主キー,テーブルの正規化,リレーションシップ,そして表計算ソフトウェア「Microsoft Excel」とデータベースソフトウェア「Microsoft Access」の違いについて述べる。

【第 2 回】 RDBMSである「Microsoft Access」について
内容: Accessの概要について述べる。さらに,簡単なデータベースを作成(テーブル作成にはウィザードを使用)し,レコードの並べ替え・検索・抽出,そしてテーブル印刷の方法について実習を交えながら解説する。

【第 3, 4 回】 テーブルの作成
内容: Accessの持つ2つのビューであるデータシートビューとデザインビューによるテーブル作成の方法,データの編集・検索と置換,フィールドの編集,データ書式・既定値・値要求・入力内容の制限・選択肢からのデータ入力に関する設定方法,そしてデータシート表示調整の方法について実習を交えながら解説する。

【第 5, 6, 7 回】 クエリ
内容: 多数のフィールドを持つテーブルから必要なフィールドのみを抽出(選択クエリ)したり,複数のテーブルのフィールドを組み合わせて抽出した結果を新たなテーブルとして作成(テーブル作成クエリ)したりなどを行うクエリ,2つのテーブル間の共通となるフィールドを結び付けることでテーブル間を関連付けるリレーションシップ,さらにクエリによる計算・グループ集計・クロス集計の方法について実習を交えながら解説する。

【第 8, 9 回】 フォームの作成
内容: テーブルやクエリのデータをカードや伝票の形式で見やすく表示し,データの入力・参照・検索・印刷を行いやすくするためのフォームに関する3種類の作成方法(オートフォームによる作成,フォームウィザードによる作成,そしてデザインビューによる作成)について実習を交えながら解説する。さらに,サブフォームを持つメインフォームの作成についても解説する。

【第 10 回】 レポートの作成
内容: テーブルやクエリのデータを,レイアウトを整えて印刷するためのレポートに関する2種類の作成方法(オートレポートによる作成とレポートウィザードによる作成)について実習を交えながら解説する。さらに,宛名ラベルの作成やサブレポートを持つメインレポートの作成についても解説する。

【第 11, 12 回】 メニューとマクロの作成
内容: 既に作成済みのデータベースを使ってデータ処理をする場合に,専門知識がなくても容易に操作できるようにするためのメニューとマクロの作成方法,さらに起動時の設定とその解除の方法について実習を交えながら解説する。

【第 13 回】 表計算ソフトウェア「Microsoft Excel」との連携
内容: Excel の表とAccessのテーブルの相互変換について実習を交えながら解説する。

【第 14 回】 総合演習
内容: これまでに学習したデータベースの機能と仕組みについての理解度を確認するため,総合演習を行う。しばしば登場する事例を問題にして,データベースを構築できるかどうかをみる。

【第 15 回】 まとめ
予習・復習
について
 予習は,授業の進捗に合わせて指導教員が適宜指示するので,その指示に従い,疑問点などを明確にしておくこと。また復習は,授業で行った例題や演習を見直しておくこと。
使用教材
 自作の資料にもとづき講義を展開するため,教科書は特に指定しない。資料の提示にあたっては,画面転送システムや液晶プロジェクタ,書画カメラなどの情報提示装置を用いる。
参考文献
 適宜授業中に紹介する。
単位認定
の方法
 単元ごとの演習の結果,総合演習の結果,平常点により総合的に評価する。
(1) 単元ごとの演習:20%
(2) 総合演習:60%
(3) 平常点:20%
成績評価基準
 データベースの機能と仕組みを理解した上で,「Microsoft Access」を用いてデータベースを構築できる能力が養えたかどうかを,単位認定の方法で示した3つの観点から評価する。
その他1
その他2
参考URL
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~ilab/
https://twitter.com/IimuraLab
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~iimulab/apps/
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~iimulab/movs/
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~iimulab/recruit/