開講所属総合管理学部
時間割コード47172601
授業科目名情報システム設計・開発論
授業科目名(英文)
科目区分情報管理
担当教員小薗 和剛
開講年次3年生
学期・曜日・時限後期 金曜日 2時限
単位数2


概要
 地方自治体や民間企業にとって,利用者に満足を与えるサービスが提供できるか,コストが低く他の組織との競争に勝てるか,業務効率が向上するか,機密が保てるかなど,組織の存立に係わる問題が情報システムには存在している。
 本講義では,業務にマッチした質の高い情報システムを構築するため,まず身近な事象を対象とした「情報システムの立案」や「情報システム開発の手順」について考察する。その後,身近な事象をシステム化する課題を通して,各種理論や手法に立脚したシステム設計・開発の実践を経験し,情報システム設計・開発を体系的に習得する。
到達目標
<知識・理解>
情報システムのライフサイクルならびにウォーターフォールモデルを中心とした情報システム設計・開発に必要なプロセスを鳥瞰でき,プロセス中の各フェーズにおける理論や手法などを理解することができる。

<思考・判断>
情報システム設計・開発の各局面において,様々な理論や手法を適切に取捨選択することができる。

<関心・意欲>
実社会の様々な場面で利用されている情報システムについて,設計・開発プロセスを含めた成り立ちを常に意識することができるとともに,学習内容と関連付けて分析・考察することができる。

<態度>
実社会の様々な場面で利用されている情報システムについて興味・関心を持ち,講義で得た知識や技能を実際の業務で活用することができる。

<技能・表現>
情報システム設計・開発の各局面において,講義で学んだ様々な手法を活用するとともに,RFPや提案書,その他様々なドキュメントを作成・提示し,情報システム設計・開発に関わる様々なステークホルダーに説明することができる。
履修上の注意
本講義では,社会システムの構築にも幅広く応用できるようワークを毎回の講義で実施する。このとき,グループワークも行う場合も多々あるので,積極的に発言すること。
授業計画
第1回「ガイダンスと情報システム設計・開発の基礎」
・情報システム(information system)とは
・情報システムの分類
・システム化の仕事量・コスト負担を考える

第2回「業務改善と情報システム開発(ワークフロー)」
・システム化業務の業務改善
・ワークフロー

第3回「情報システム設計・開発におけるライフサイクルとRFP1」
・情報システム設計の概要
・情報システム開発の5W2H
・情報システム設計・開発のライフサイクル
・RFPとは(Request For Proposal)
・RFPの構成
・システム開発の趣旨

第4回「RFP2」
・業務要求
・技術要求

第5回「RFP3」
・運用要求
・予算要求
・スケジュール要求

第6回「RFP4」
・特記事項
・ユーザーヒヤリング

第7回「RFP5」
・ネットワーク図・システム構成図

第8回「ウォーターフォールモデル(WFM)と要求定義」
・ウォーターフォールモデル
・要求定義

第9回「WFMと外部設計1」
・情報システムのインターフェース
・画面遷移図

第10回「WFMと外部設計2」
・画面設計

第11回「WFMと内部設計1」
・構造化手法の開発プロセス
・構造化分析の考え方
・構造化分析手法DFD(Data Flow Diagram)

第12回「WFMと内部設計2」
・構造化設計の考え方
・構造化設計手法
・モジュール構造図

第13回「WFMと結合テスト,システムテスト,運用テスト」
・結合テスト
・システムテスト
・運用テスト

第14回「運用・保守」
・情報システムの保守
・情報システムの運用
・情報システム設計・開発の評価

第15回「情報システムの新たな流れと講義資料のまとめ」
・WebサービスとWebアプリケーション
・Webシステムのセキュリティ
予習・復習
について
予習ならびに復習は,指導教員が適宜指示するので,その指示に従うこと。
予習の内容については,特に言葉の意味を調べ理解することに重点を置く。
使用教材
毎回の講義で要点を記述した講義資料を配布する。さらに,グループならびに個人でワークを行うので,ワークシートを配布する。
参考文献
(1)経営情報研究会,「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=664322" target="_blank">ソフトウェア開発のすべて</a>」(2000)

(2)村上博,満川一彦,「うかるぞソフトウェア開発技術者」,週間住宅新聞社(2006)

(3)KPMGビジネスアシュアランス,「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=823597"target="_blank">ユーザーのためのプロジェクトマネジメント実践講座</a>」,日経コンピュータ(2007)

(4)上野淳三,広田直俊,白井伸児,「システム設計の考え方</a>」,ディー・アート(2003)

(5)北村充晴,「システム開発のすべて」,日本実業出版社(2008)
単位認定
の方法
ワークシートの提出状況ならびに講義への取り組み状況(30%),期末試験の結果(70%)により総合的に評価する。
成績評価基準
以下の(1)から(6)について,毎回のワークならびに期末試験を実施し、理解ならびに定着ができているかを確認し評価する。

(1)情報システムのライフサイクルならびにウォーターフォールモデルを活用し,設計・開発プロセスを鳥瞰できる。

(2)情報システム設計・開発プロセス中の各フェーズにおける理論や手法などを理解できる。

(3)情報システム設計・開発の各局面において,様々な理論や手法を適切に取捨選択できる。

(4)実社会で利用されている情報システムについて,学習内容と関連付けて分析・考察できる。

(5)実社会で利用されている情報システムについて,講義で得た知識や技能を設計・開発の場面で活用できる。

(6)RFPや提案書,その他様々なドキュメントを作成・提示し,説明できる。
その他1
その他2
参考URL