開講所属総合管理学部
時間割コード47180101
授業科目名労働法
授業科目名(英文)Labor Law
科目区分パブリック
担当教員紺屋 博昭
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 火曜日 2時限
単位数2


概要
みなさんこんにちは。労働法を勉強し理解して、将来は従業員や経営者それぞれの立場にて、家族との幸福を追求したり経済活動を通じた社会貢献ができるようになったりしましょう。勉強し理解した労働法をさっそく活用して、身近にある雇用トラブルに具体的な改善や救済が与えられるような実践もできるようになるでしょう。労働法を雇用マネジメント技法に寄せていくと、組織経営や人材育成活用の新技術を構築することもできます。労働法は雇用政策という社会設計や社会経営にもつながります。これらがみなさんに労働法を教えるねらいであり、かつ期待される教育効果=履修して得られる実利になります。労働法ってスゴイね。
到達目標
1.雇用に関する問題を、法律学を通じて分析し、解決策を講じることができるようになる。 2.多様化複雑化する雇用のあり方について、将来的な経済変動等を見据えつつ、他のディシプリン(他の専門的学術技法)とあわせ、総合的に設計、構築していけるようになる。
履修上の注意
1.見て聞いて楽しいスライドショーによる講義形式の授業です。履修者数が多数でない場合は、ショーの途中で複数マイクを活用した相互意見交換方式の授業進行になるでしょう。ご理解ご協力宜しくお願い申し上げます。 2.スライド資料は原則として全配布しません。履修者の皆さまはスライドショーを見て聞きながら、大切な事柄をメモる負担があります。ノートや筆記用具等をご持参下さい。PC等をご利用になる場合は、周りの履修者のご迷惑にならないようお使い下さい。
授業計画
第1回 テーマ:はたらく約束  内容:労働契約の構造を学びます。働く約束=労働契約はどんな書類と印鑑が必要かしら。                                   
第2回 テーマ:大きな会社に入る  内容:大きな会社にあるらしい就業規則について理解しましょう。小さな会社にはナイよ。 
第3回 テーマ:シュウカツってなに  内容:日本特有の新規学卒一括採用や試用期間の法律問題等を理解しましょう。             
第4回 テーマ:サービス残業  内容:労働時間規制と、そのユルさを勉強しましょう。過労死とても悲しいですね。割増賃金とかちゃんとバイト先からもらえてますか?      
第5回 テーマ:謎の業務命令  内容:会社に入ると窮屈なことがたくさんあります。制服とかパンストとか社内恋愛禁止とか。従業員をしばる社内秩序ルールを学びます。           
第6回 テーマ:とっても遠い土地への赴任命令  内容:入った会社にあたらしくインド営業所が出来て、そこへ赴任せよだって。拒否できるのかな?前回の業務命令とあわせ、会社の従業員に対する強制力みたいなものを学びましょう。   
第7回 テーマ:出向窓際族  内容:長年勤めた会社に「ちょっと子会社を建て直してきてくれ」だって。勤め先が変わるのはOKなのでしょうか?クビにはされないけど、飼い殺しなのかしら。前々回、前回の授業とあわせて、従業員の組織内キャリアパスや、授業員のキャリア権についてさらに発展理解してみましょう。  
第8回 テーマ:降格とリストラ  内容:せっかく抜擢されたのに成果を出さないと会社から責任を問われます。でも会社組織がする仕事の評価はいつも公平かしら?いやいや会社のほうは、「あいつ期待したのに仕事ぜんぜんできねぇな」ですよね。会社はどのような対処ができるのでしょう?  
第9回 テーマ:それはハラスメントだぞっ!  内容:セクハラパワハラマタハラにアカハラ(違うか)。いろいろなハラスメントがどんな法律でどのように禁止されているか理解してみましょう。実はぜんぜん六法に載ってません。どうしたことか?
第10回 テーマ:お前はクビだ!  内容:会社がする解雇とその制約についてさまざまに学習しましょう。なおテーマの通り経営者が発言した場合、大きな法律問題になるようです。解雇にも誠意が必要かも。解雇が出来なかった場合、嫌なあいつがいつまでも会社内にいることになるのかしら? 
第11回 テーマ:契約社員ってなんなの?  内容:契約社員という四字熟語も六法には見当たりません。他方、契約社員に対して「同一労働同一賃金」論による処遇アップが経営者らに期待されているようです。有期労働契約について学習しましょう。 
第12回 テーマ:ココロが折れる  内容:従業員のココロが折れて勤務できない場合、会社と従業員は休職という制度を活用して再起を図ります。どのくらいの期間、どの程度治れば休職を満了して職場復帰できるでしょう。治らない場合はどうしたら? 
第13回 テーマ:ユニオンが来た!  内容:ある日突然経営者が知らないヒトが「団体交渉を始める」といってやってきました。なんなのかしら。労働組合と団体交渉について学習しましょう。憲法の授業で聞いたことあるでしょ?
第14回 テーマ:春闘とベースアップ  内容:大きな会社の労働組合が取り組む従業員(=労働組合員)の労働条件改善活動について理解を深めましょう。組合に入らないヒトのほうが多いはずなのに、なんで春闘なのかしら?
第15回 テーマ:派遣くんと派遣ちゃん  内容:会社組織で名前で呼ばれない消費税付きアウトソーシングさんたち労働力について勉強しましょう。請負くんや添削くんやエステさんも同類ですね。
予習・復習
について
1.自分は大学の授業がまだよく理解できないからとりあえず予習するってのは教員として悩ましい。労働法は授業で聞いて見て学んで楽しい法律で、理解するのはとても簡単。楽しくないし授業で見て聞いてもさっぱりという場合はすぐに大学の教務入試課や担当教員にご相談ください。「授業で先生がしゃべるようなことを先回りして勉強しておく」という予習が、高等教育の場でも奨励されているのでしょうかね。まあ自由に予習やっていいです(笑)。
2.労働法を使って何かが出来るようになったことを確認するための復習はやってみるべきでしょう。各回授業終了後に事後課題を提供しますから、これに取り組んでみることで復習になります。
使用教材
1.指定教科書はありません。授業中のスライド資料配布は保障されておりません。 
2.授業のねらい、期待される教育効果を確認するための事後課題プリントを各回授業終了後に配布することがあります。理解度確認のためにご活用ください。
参考文献
1.最新の労働基準法、労働契約法が掲載されている通称六法という法律条文掲載書を授業に持参するか、スマホ・タブレット・PC等で両法ほか最新の法律条文が授業中に参照できるよう、ご準備下さい。 
2.雇用トラブルについて裁判所の判断が掲載され解説されている『別冊ジュリスト 労働判例百選(第9版)』(有斐閣、2016年)はおススメです。2,400円+税ですので、高いですね…。が、ネットの無料記事では、専門かつ最新の高度学術有用情報は入手できない模様です。ご検討下さい。
単位認定
の方法
学期末試験のスコアで単位認定の可否と、認定単位の評価を行います。学期末試験100%です。学期末試験は論述式です。
成績評価基準
雇用に関する問題を、法律学を通じて分析し、解決策を講じることができるようになるかどうか判定すべく、事例式の問題について、
1)適用する法律条文や裁判例法理の提示解釈の仕方、
2)前記1)の法的規範に対する事例あてはめの適否、
3)前記1)2)を通じた法的結論の導き方、
4)前記3)の社会適合性あるいは妥当性に関する考察(他の学術的知見との総合や構築を含む)、の各点を成績評価の基準とする。すべての点に配慮した論述答案を完成させたものに高い評点を、1)-4)に部分的な言及と考察を加えられる程度のものには相応の評点を、そして1)-4)の基準に到達せず、授業のねらいや期待される効果からそれぞれ逸れた論述にとどまったものには、低い評価を与える。
その他1
その他2
参考URL