開講所属アドミニストレーション研究科博士前期課程アドミニストレーシ
時間割コード840401
授業科目名社会思想史特殊講義
授業科目名(英文)
科目区分企業経営コース
担当教員久間 清俊
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 水曜日 6時限
単位数2


概要
本講義は現代日本・世界の社会が直面する少子高齢社会の進行とグローバル経済化にどのように対応すべきかを、社会を構成する共同体・国家・市場の変化と将来を見据えながら考察する。
 まず(1)先進諸国の少子高齢化の進行と発展途上諸国の人口爆発の抑制の実情とその対応について、共同体の視点から考察する。続いて(2)先進諸国の社会保障制度の課題と発展途上諸国(アジア)の社会保障制度の確立への努力を考察する。最後に(3)経済のグローバル化において、先進諸国の現状と課題、発展途上諸国の現状と課題考察する。日本経済のグローバル化による、非正規雇用者の急増など日本の雇用環境の激変の実情と対策について考察する。ワーキングプア問題、ワークライフバランス問題などの解決策として注目されているオランダモデルについて考察する。また、先進諸国と発展途上国のあるべき関係についても考察する。     以上
到達目標
現代日本・世界の社会が直面する少子高齢社会の進行とグローバル経済化にどのように対応すべきかを、社会を構成する共同体・国家・市場の変化と将来を見据えながら、我々のあるべき対応・政策を理解すること。
履修上の注意
特になし。
授業計画
第1回:社会とはなにか。
  社会を共同体、国家、市場の3つの柱からなるものとして捉える。
第2回:思想と哲学と科学の関係につ いて考察する。
第3回:社会思想の歴史を考察する。原始共産制、古代奴隷制、中世封建制、近代資本制、社会主 義制、ポスト資本制、福祉国家制、福祉社会制などなど。
第4回:現代福祉国家と福祉社会の特徴について。
  現代福祉国家は資本主義経済が生み出した賃金労働者階級の生存権(ナショナル・ミニマム)
を 保障する国家・社会制度である。その形成の過程と国民国家の枠内での解決の限界を考察
し、その限界も考察する。
第5回:現代福祉国家と福祉社会の特徴について。 北欧 の民主主義型、アメリカ合衆国の自由主  義型、イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・日本などの保守的などについて。
第6回:日本の福祉国家制度と福祉社会制度の課題について。
  急速に少子高齢化が進み、財政負担と社会保障給付の問題が深刻化。また、年金・医療中心か ら育児・介護・福祉などの重視へと移行することが必要 で あることを考察する。
第7回:北欧の民主主義型の特徴の考察。
第8回:アメリカ合衆国の自由主義型。
第9回:イギリス・フランス・ドイツ・日本などの保守主義型を考察す
第10回:アジアの社会保障制度の現状と課題。
第11回:経済のグローバル化における先進諸国・日本経済の 課題と取り組みについて。
非正規雇用労働者の増大 と経済格差・社会格差問題について、その克服をオランダモデルを
参考に考察する。終身雇用、年功制賃金、企業内組合とい う日本的経営の変革が求められて
第12回:日本の福祉社会についての補足。
第13回:北欧・アメリカ合衆国・イギリス・フランス・ドイツなどの福祉社会についての補足。
第14回:アジア諸国の福祉社会につての補足。
第15回:世界福祉国家と福祉社会形の形成について。          (以上)
予習・復習
について
予習としては、各回の講義の終わりに、次回の講義資料を配布するので読んでくること。その内容についての質問は、次の授業時間の開始時に10分間でして頂く。また復習としては、各回の講義の始めに、前回の講義内容についての質問をするので、復習しておくこと。
使用教材
特定のテキストは使用しない。
参考文献
 『近代市民社会と高度資本主義』(久間清俊著、ミネルヴァ書房、2000年)。『社会経済思想の進化とコミュニティ』(岡村・久間・姫野著、ミネルヴァ書房、2003年)。『福祉社会』(武川正吾著、有斐閣アルマ、2011年)。『世界の厚生労働2015』(厚生労働省編、2015年、情報印刷株式会社)。『定常型社会』(広井良典著、岩波新書、2001年)。『スウェーデンはなぜ強いのか』(北岡孝義、PHP叢書、2010年)『揺れるスウェーデン』(西下彰俊著、新評論、2012年)。『介護地獄アメリカ』(大津和夫著、日本評論社、2005年)。『働きすぎの時代』(森岡孝二著、岩波新書、2005年)。『ルポ貧困大国アメリカⅡ』(堤未果著 岩波新書、2010年)。『沈みゆく大国・アメリカ』(堤未果著、集英社新書、2014年)。『日本の介護システム』(結城康博著、岩波新書、2011年)。『生活保障』(宮本太郎、岩波新書、2011年)。『子どもの最貧国・日本』(山野良一著、光文社新書、2015年)。

単位認定
の方法
レポート提出による。
成績評価基準
各講義での報告、討議による。
その他1
その他2
参考URL