開講所属アドミニストレーション研究科博士前期課程アドミニストレーシ
時間割コード842801
授業科目名国際関係論特殊講義
授業科目名(英文)Special Lectures in International Relations
科目区分公共経営コース
担当教員高埜 健
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 水曜日 6時限
単位数2


概要
今年度は、日本とアジアをめぐる国際関係について少し幅広く学んでみる。明治から戦前・戦中までにおける日本のアジア主義とその周辺、戦後日本のアジア復帰からアジア諸国との関係改善、近年のアジア太平洋、あるいは東アジア協力に至る一連のアジア地域協力の動きに関する国内外の文献を読み、それに基づいて討論するという授業を行うこととする。
到達目標
戦後70年を経た現在、日本とアジア諸国・地域との関係はどうあるべきか。答えは出ない。答えが出ないからこそ、歴史を学び歴史から学ぶ。物の考え方を養う。俗説に流されず、「真実はこの辺にあるのではないか」という感覚を養っていく。そのために多くの「日本とアジア」に関する著作を読む。読んで討論をする。

「知識を身に着けるだけでなく、それをどのように生かすかが重要である」ということを知ることを本特殊講義の到達目標としたい。
履修上の注意
テキストについて指示するので、必ず初回の授業に出席すること。

授業への参加姿勢を重視するのはもちろんである。自分が報告にあたっていない場合でも積極的に授業に参加することが求められる。「発言しないものは教室を去れ」という信条で講義(ゼミ)を進めてゆきたい。
授業計画
(変更が生じる場合あり)
第1回 授業概要の説明、成績評価の方法についてなど。
第2回 福澤諭吉「脱亜論」を読む(1)
第3回 福沢諭吉「脱亜論」を読む(2)
第4回 中江兆民「三酔人経綸問答」を読む(1)
第5回 中江兆民「三酔人経綸問答」を読む(2)
第6回 中江兆民「三酔人経綸問答」を読む(3)
第7回 竹内好「日本のアジア主義」を読む(1)
第8回 竹内好「日本のアジア主義」を読む(2)
第9回 竹内好「日本のアジア主義」を読む(3)
第10回 竹内好「日本のアジア主義」を読む(4)
第11回 Shambaugh and Yahuda (eds.), International Relations of Asia (1)
第12回 Shambaugh and Yahuda (eds.), International Relations of Asia (2)
第13回 Shambaugh and Yahuda (eds.), International Relations of Asia (3)
第14回 Shambaugh and Yahuda (eds.), International Relations of Asia (4)
第15回 まとめ
予習・復習
について
毎回、報告者を決めて順番に発表するので、報告者はもちろん自分の担当範囲を読んでまとめてくるが、他の受講者もテキストを読んで自分なりに意見をまとめてきたり、質問を考えておかねばならない。
使用教材
福澤諭吉「脱亜論」(時事新報社説)
中江兆民『三酔人経綸問答』(岩波文庫)
竹内好「日本のアジア主義」(竹内好『日本とアジア』(ちくま学芸文庫)もしくは
松本健一『竹内好「日本のアジア主義」精読』(岩波現代文庫)
Shambaugh and Yahuda (eds.), International Relations of Asia, 2nd edition, Rowman & Littlefield, 2014
をテキストとして用いる。
参考文献
参考文献として、

片山裕、大石裕編著『アジア政治経済・入門』(新版)有斐閣ブックス
白石隆、ハウ・カロライン『中国は東アジアをどう変えるか』中公文庫
Shambaugh, David, China's Future, Polity, 2016

などを挙げておく。他の参考文献については、授業開始後に追って指示する。
単位認定
の方法
毎回の授業に臨む姿勢、報告担当時のパフォーマンス、参加貢献度(発言回数とその内容)を平常点として評価し、期末レポートとともに総合的に評価する。
成績評価基準
テキスト内容の理解度、報告の内容(レジュメの作り方を含む)と、それにかける意気込みや熱意、ひたむきさを総合的に評価し、点数化していく。
その他1
その他2
参考URL