開講所属文学研究科博士前期課程日本語日本文学専攻
時間割コード861891
授業科目名日本文学特殊講義Ⅲ-1
授業科目名(英文)
科目区分博士前期課程
担当教員五島 慶一
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 水曜日 6時限
単位数2


概要
 芥川龍之介「大正八年度の文芸界」(大阪毎日新聞社・東京日日新聞社編纂『毎日年鑑(大正九年、一九二〇年版)』〔同社 一九一九・十二〕収録)並びに「本年度の作家、書物、雑誌」(『東京日日新聞』大正八〔一九一九〕年十二月一日)を精読する。 
 これらは年末に出された回顧記事であり、当時自らも第一線で活躍する作家の眼を通じての同時代の文芸状況がよくわかるものであると同時に、特に前者は明治末~大正期にかけての文学史を俯瞰するに好適な材料となっている。
 そうした文章を分析的に読み解くことで、近代文学史の概略を再整理すると共に、そこに登場する作家・作品・事項に関するより深い理解を図る。
到達目標
 学部で学んできた事柄を前提に、近代文学の領域でより発展的に研究を進めるための手法、必要となる知識を学ぶ。
履修上の注意
・発表準備を充分に行うこと。また、他者の発表に関しても、きちんと準備をし、真摯な態度で臨むこと。

・近代文学史に関する基本的な知識を得ておくこと。学部に開設されている「近代文学史」を受講し、その内容を整理・理解してから本授業に臨むのが望ましいが、そうでない場合も、簡略なものでよいので同領域に関する書を読むなど、自分なりに予め学習を行っておくこと。
授業計画
1~3 ガイダンス 担当箇所・順序の決定
4~14 受講者による発表

  ※ 授業形態としては、演習形式をとる。すなわち、その回の担当者は担当部分について本文を整理し、そこから自分なりに問題点を抽出した上、その点に関して自らの考察を披露する。そこで扱われている作品・作家についての調査も同時に行う必要があることは言うまでもないが、担当以外の者も、その回に必要な知識は仕入れておくこと。

15   まとめ、諸注意
予習・復習
について
 授業の大半は演習形式で進めてゆく。すなわち受講者は自らの担当箇所に関して事前に精読、自分なりの再整理と問題提起を行い、授業当日は各自で作成した資料を配布して発表を行う。次いで受講者全員参加による討議(質疑応答)に移る。
 また、事前に発表担当者から別途指示があった場合は、それについても予め読んでから授業に臨むこと。
使用教材
 現時点では、
『芥川龍之介全集』第五巻(岩波書店 一九九六・三)を予定しており、その場合はコピーを配布する。
 他にも使用する可能性があり、それについては適宜指示する。
参考文献
授業内で適宜示す。
単位認定
の方法
授業内発表とレポート。授業に臨む態度を重視する。
成績評価基準
 他の受講者の発表に対して発言するなど、積極的に授業に臨んでいるか、発表にはきちんと準備をして臨んだか、などを考慮に入れつつ、最終的に提出された論文・レポートの水準を以て評価を行う。
その他1
その他2
参考URL