開講所属環境共生学研究科博士前期課程環境共生学専
時間割コード886601
授業科目名建築計画学特論
授業科目名(英文)
科目区分健康福祉環境学分野
担当教員佐藤 哲
開講年次1年生
学期・曜日・時限前期 金曜日 7時限
単位数2


概要
高齢者や障がい者の身体的な能力の維持のためには、快楽的な環境の下で生活援助サービスを過剰に受け続けると受動的な姿勢に慣れてしまい、生活に対する能動的な関わりができにくくなり、自立能力が徐々に低下してくるという傾向もある。むしろ適度な刺激や環境からの圧力が必要となる。
 人が自ら行動範囲を拡大し、生活を展開していくための能力の向上や活性化を促すことをはかり、「自立を促進する」ことを目的とした福祉環境整備が求められている。
 本講義では、建築計画的な視点から、人が地域とかかわりを持ち、自分らしく尊厳を保ちながら「地域の中で老いる」ためのと解決策を探る。
到達目標
1.長寿社会の現状と課題を多角的に捉えることができる。
2.これからの高齢者の生活環境に対して必要な配慮・提案をまとめ説明することができる。
履修上の注意
1.授業計画のテーマに沿ってゼミ形式で進める。
2.講義の進行に合わせて数回のレポートを課す。
3.受講学生各自が適宜課題(事例研究)に対するプレゼンテーションを行う。
授業計画
第1回:ガイダンス
 講義の進め方を説明する。
第2回:高齢者福祉の歴史と変遷
 高齢者福祉の歴史と変遷を解説する。
第3回:住み慣れた地域で老いる
 長寿社会の新たな課題と、地域包括ケアシステムについて解説する。
第4回:家庭的な環境、地域に根ざした生活、自分らしい生活とは
 高齢者の生活、介護の場で用いられる言葉の概念について討論します。
第5回‐第6回:高齢期のための「住まい」と「まち」‐(住まい)
 住まいに向かう高齢者施設の実態と課題を解説する。
第7回‐第8回:高齢期のための「住まい」と「まち」‐(まち)
 小規模多機能型居宅介護、地域分散型サテライトケア実態と課題について解説する。
第9回:終末期の介護と医療
 高齢者施設の看取り対応とホスピス緩和ケアについて解説する。
第10回‐第11回:ユーザー参加型ワークショップを活用した計画プロセス
 地域課題を住民と共に考えるワークショップの活用事例と手法を解説します。
第12回‐第14回:研究実践
 各自が選択したテーマ(高齢者の住まい、まちづくり、ユーザー参加型ワークショップ等)に対して事例研究を行う。
第15回:事例研究の発表と総括
予習・復習
について
建築計画の基礎学習を再確認すること。また、国内外の新しい建築事例に常に関心を払っておくこと。
使用教材
必要に応じて、適宜、資料・プリントを配布する。
参考文献
1.『住まいに向かう高齢者施設 : 日本の高齢者施設の計画史に関する研究報告書』、大原一興他、日本医療福祉建築協会
2.『認知症ケア環境事典―症状・行動への環境対応Q&A』、日本建築学会編、ワールドプランニング、3,200円+税
この他は授業中に紹介します。
単位認定
の方法
授業への取組状況および事例研究の発表、レポートを総合的に評価する。
成績評価基準
1.到達目標の達成度を事例研究の発表、レポートによって判断する。
2.レポートは講義で取り上げた内容を理解し、それに基づいた自分の考えをまとめることができたかを判断する。
その他1
その他2
参考URL