開講所属全学共通
時間割コード930601
授業科目名教育の方法と技術
授業科目名(英文)
科目区分教職に関する専門科目群
担当教員宮園 博光
開講年次2年生
学期・曜日・時限後期 金曜日 1時限
単位数2


概要
効果的な教育を進めるために求められる方法を検討し、あわせて実践的な教授技術を身につけることを目的とする。具体的には、

1.教育課程の意義及び編成の方法

2.認知心理学や行動科学の理論及び研究成果をもとにした児童・生徒の理解の方法と技術

3.グループダイナミクスの理解及び実践事例を活用した集団(学級集団)の理解と検討

4.コンピュータやインターネットをはじめとする情報機器の活用方法と技術

5.教育効果を測定するために評価方法とその技術について講義と実習を行う。
到達目標
実践的な教授方法を理解し、生徒が分かる授業ができるような技術を習得する。
履修上の注意
受講者数によっては、グループ分けをすることもあるので、少なくとも2週目までにはグループを確定する。
授業計画
第1回 「教育の方法と技術」を学ぶ意義
授業や講義等を行うための教授方法論を紹介し、教授方法についての事例を示す。さらに、具体的な授業計画の展望と講義内容についても検討を行い、本講義の目的とする教育を行うための理論から実践までの一連のプロセスを概観する。
予習:文部科学省が公開している「学習指導要領」について調べる。

第2回 学習者理解の方法と技術(1)
授業を行う場合の対象者である児童・生徒の理解のために、認知心理学や行動科学の手法を用いて人間を理解する方法と技術について説明を行う。
予習:「認知心理学」とはどんな学問なのかを調査し,その心理学的測定法について調べる.

第3回 学習者理解の方法と技術(2)
人間の理解のためのスキーマ理論に基づいた知識と表象に関する知見を概説し、具体的に学習状況を把握するための手法について検討を行う。
予習:前回学習した「認知心理学」の手法を用いて授業の組み立てを考える.

第4回 学習者理解の方法と技術(3)
学習者の個人差について学習し,その差を考慮した授業の進め方について学びます.
予習: 日本における学習者の差の実態を調べる.

第5回 集団理解の方法と技術(1)
集団での意思決定と児童・生徒の行動変容について説明する。さらに、個別の学習ではなく、集団で行うグループワークの意義と方法についても実践し検討を行う。
予習:これまでの学校生活における集団行動やグループワークを思い出し,その意義について考える.

第6回 集団理解の方法と技術(2)
学級や学年のもととなる小集団の発見と集団形成の分類について説明する。さらに、その集団圧力と集団規範のダイナミクスについても検討する。
予習:これまでの経験で,集団が構成された経緯について考える.

第7回 集団理解の方法と技術(3)
集団におけるリーダーシップについて説明し、リーダーとは何か学校における教師のリーダーシップについて考察し、さらに児童・生徒のリーダーシップについても解説する。
予習:これまでの学校生活においてリーダーシップが発揮されたケースを思い出し,その時の具体的な行動について考える.

第8回 授業設計の方法と技術(1)
実際に授業で用いる指導案の書き方について学習し,そのデザインについて学習する.
予習: Web上で公開されている学習指導案の書き方について調べてくる.

第9回 授業設計の方法と技術(2)
教育メディアの種類と利用方法について概説し、具体的な使用方法とメリット、デメリットについて評価する。
予習:教室にある教授アイテムや,授業で用いる事により教育効果が上がるものについて具体的に考える.

第10回 授業設計の方法と技術(3)
教育の情報化の現状と課題について触れる。子どもたちにとって身近な情報化からのアプローチとしてコンピュータゲームを例に上げ、学習意欲に対するダイナミクスについて考察する。
予習:近年話題になっているゲーム機を使った学習についての記事を集める.

第11回 教授の方法と技術(1)
実際に現場で行なわれている授業の動画像を見ながら,その教授方法について学習します.
予習:お笑いのいわゆる「つかみ」を観察してくる.

第12回 教授の方法と技術(2)
教育におけるインターネットの利用インターネットを用いた教育の種類と意義について説明し、近年多く実践されているe-Learning等による教育の意義と方法について検討する。
予習:e-Learningの実例を調べる.

第13回 教授の方法と技術(3)
授業シナリオの設計方法について解説し、教授スキルと教師の意志決定過程について検討する。
予習:前回配布した実際に用いられた学習指導案を参考に,伝わる授業について過去の体験を振り返る。

第14回 授業の評価と改善の方法と技術
教育評価の意義と視点について説明し、教育評価の技法を分類し、目的達成のための適切な評価方法について解説する。
予習:これまで受けた試験の目的を,学習指導要領から抜き出してくる.

第15回 講義のまとめ

*復習に関しては,各講義で課題を提示する.
予習・復習
について
授業計画で指示された内容だけではなく,授業中で適宜指示を出す.
使用教材
自作の資料に基づき講義を進めるため教科書は特に指定しない。「教育実践」や「情報化」等について理解を深めるためにビデオなどの教材を用いる場合もある。
参考文献
・多田俊文編 教職課程講座5「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=831530"target="_blank">教育の方法と技術</a>」教師養成研究会
・木野木祐他「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=585340"target="_blank">教育の方法と技術を探る</a>」1991 ナカニシヤ
・安藤延男編「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=573600"target="_blank">人間関係入門</a>」1988 ナカニシヤ
・三隅二不二「<a href="http://wwwlib.pu-kumamoto.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=200387" target="_blank">リーダーシップの科学</a>」 1987講談社
単位認定
の方法
全講義終了後のレポートの重点をおくが、受講状態も考慮に入れる。ほぼ毎回のレポートも評価の材料とする。
成績評価基準
実践的な教授方法を毎回のレポートにより確認し、最終レポートとして、目標の明確化、授業実践、ICTの活用、評価ができるかどうかが評価の基準になります。
その他1
その他2
参考URL