webサイト「くまモンと、まいにち安全隊！知ってる？自転車の交通ルール」
電子書籍「くまモンと学ぶ　じてんしゃのルール」が生まれた経緯

　近年、交通事故件数・死傷者数が減少するものの、自転車事故については横ばい状況にあり、自転車の安全利用に関して何らかの対応が必要な現状にあります。これまで熊本県、教育委員会、熊本県警察において、各種安全教育・啓発、街頭指導などを行ってきましたが、この現状を大きく改善するには至っていません。一方的に指導や教育を受けるだけではなく、県民一人ひとりが交通安全の重要性を自覚し、自発的に法令順守やマナー向上に取り組む必要があるのではないでしょうか。
平成27年4月に策定された、「熊本県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」では、県と県民との協力のもとに自転車の安全利用を促進することを理念としています。また、平成27年6月には改正道路交通法も施行され、悪質なルールを繰り返した自転車の運転者に対し講習が義務付けられました。
こうした背景から、熊本県立大学飯村研究室ムービー制作部「彩」では、条例の理念を実現し、県民の自転車の交通安全に関する取組を促進する手段の一つとして、平成27年度に熊本県庁と、自転車の安全利用促進のための映像の制作を行いました。
本研究では、その映像の周知と自転車の安全利用促進を効果的に進めるツールとして、Webサイト及び電子書籍の制作を行いました。

本サイト「くまモンと、まいにち安全隊！知ってる？自転車の交通ルール」及び、電子書籍「くまモンとまなぶ　じてんしゃのルール」は、地域志向教育研究事業「自転車の安全利用促進を目的とした視聴覚メディア（映像）制作に関する研究」の助成を受けて，制作されたものです。
熊本県くらしの安全推進課の方々をはじめ、関係者の皆様には、本研究を進めるにあたって多大なるご支援をいただきました。ここに記して謝意を表します。