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中井 賢一(NAKAI, Kenichi)

【メッセージ】
 私は、主に、古代後期(平安期)の物語文学の研究、及び古典文学の教育方法の研究を専門としています。前者においては、源氏物語とその前後の物語について表現・構造・人物造型・享受の観点から、また後者においては、平安期から鎌倉・室町期の散文について教材開発・教育方法改善の観点から、それぞれ検証を進めてきました。つまり、古典を対象とした文学〈研究〉と学校〈教育〉が、私の仕事の二本柱ということになります。〈研究〉の知見をより良いものに更新していくこと、そしてそれをより効果的な教育方法論としてアレンジし学校〈教育〉の現場に還元していくこと。これらを着実に積み重ねることが、ひいては、古典文学に心を寄せる人材の増加に繋がると思っています。いわば、〈研究〉と〈教育〉の接続による〈古典文学の裾野の拡大〉です。

 今後とも本研究室が、〈研究〉と〈教育〉、それぞれの深化の場となるよう、そして、両者の「接続」の場となるよう、尽力したいと思っています。

【最近の業績】
・『源氏物語』明石中宮論―明石中宮の機能と権力機構としての宇治―(「中古文学」第91号 2013,5)
・学習者の未来と『方丈記』―「ゆく河の流れ」の指導方法―(「国語教室」第95号 2012,5)
・若菜〈上巻〉論―朧月夜の再登場と朱雀院の機能―(『古代中世文学論考』第26集 2012,4)
・葵巻〈連鎖〉の論理(上)・(下)(「語文」第95・96輯 2010,12・2011,6)など

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『源氏物語賢木・澪標図屏風』(出光美術館蔵)より