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小川 晋史(OGAWA, Shinji)

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【メッセージ】
 日本語を対象とした言語学、とりわけ音韻論・形態論あたりが専門です。もともとは、日本語の共通語をメインに取り扱った研究をしていたのですが、大学院生のころから方言も扱うようになりました。共通語を扱うか方言を扱うかで異なる点の一つにフィールドワークが挙がります。今生き残っている方言を対象として扱う場合、共通語に比べて文字化された資料が少ないですし、話者の数も少ないです。結果としてフィールドワークによる対面調査というものへの依存度が上がるわけですが、いろいろな土地に行って話者の方に調査をしていると、ことば以外にも学ぶところがあって、大変勉強になります。そのフィールドワークを行う中で気付いたことは、自分が人間好きな人間であるということです。人との出会いが多いこの仕事を選んだのは間違いでなかったかなと思いました。学生の皆さんにも、社会に出ていく前の学生である時間を目いっぱい使って、自分がどのような人間かを見つめた上で将来を決めてもらいたいと思います。そうすることで皆さんが幸せな人生を送れる確率が上がるはずです。自分がその一助となれれば幸いです。