河浦城跡

河浦城跡は、天草五人衆の一人、天草氏の居城跡である。現在はそう広くない山の上の土地に、やぐらと城の柱の跡がある。柱の跡は三箇所あり、一時的に構えただけあって、余り大きくない城があったと思われる。
嘗ての領主、天草鎮尚のときに宣教師ルイス・デ・アルメイダがやってきて鎮尚に洗礼を授けたことから、この地が特に天草のキリシタン文化の中心ともなった。

平成12年度に復元したもので、物見やぐら、柵列、建物の遺構、東家がある。

麓にある宿泊施設「愛夢里」から、木製の遊歩道が整備されており、気持ちのいい散歩コースでもある。