富岡城跡

富岡城は寛永14年天草島原の乱で天草四郎時貞率いる一揆軍が攻め込んだ城である。
ただし、富岡城は攻めにくい地形にあり、一揆軍を退けている。実際、頂上まで登ると、その斜面のきつさは実感できる。

現在は富岡ビジターセンターとして機能しており、天草の自然を多数のパネルや実物の展示、3D映像などで紹介している。

「からゆきさん」をテーマとした円地文子の『南の肌』にも、富岡の城址はでてきている。

広場には、天草全体を見守るように偉人たちの銅像が建っており、同じ視点から眺める天草の景色は雄大にして美しかった。