「熊本市教職員向けSD研修(トワイライト研修)【前期】」の講師を総合管理学部飯村研究室の学生らが担当しました!
総合管理学部の飯村教授・飯村研究室の学生が、熊本市教育センターから、Zoomを介したオンラインにて、小学校プログラミング教育研修を教職員対象に行いました。
本研修は、2018年10月に熊本市、熊本大学、株式会社NTTドコモ、熊本県立大学の4者による、熊本市における教育ICT推進を目指す「教育情報化の推進に関する連携協定」に基づくものです。
熊本市は、ICT機器導入のみならず、ICT機器の操作やプログラミング教育に関する研修を指導主事やICT支援員を中心に定期的に実施しています。従来は、指導主事などがこのようなSD研修の講師を担当してきました。しかし、本研修ではその講師を、プログラミングを学んでいる飯村研究室の学生が担当しました。本研修は本学主催のイベントである「Tech Kids Kumamoto(テックキッズ くまもと)」でのノウハウを活かし、教職員に対してプログラミングの授業活用に関する学びの場を提供するという新たな試みになります。この試みは、従来の学校現場と逆発想の学習環境として、大学生である学生が教え手に、先生が学び手になるという、旧来の学びの形態に囚われない新たな学びのスタイルの一つと考えられます。
参加された教職員の皆様からは、「説明がとても丁寧で分かりやすかった」「教職員よりスキルが高いため、沢山のことを学ぶことができた」「学生から学ぶことが新鮮で面白かった」などの声が聞かれました。
なお、本取り組みは今後も継続して実施する予定です。
また、2020年11月6日から7日まで開催される、日本教育工学協会主催 「第46回全日本教育工学研究協議会全国大会」にて企画・運営メンバーの代表 古嶋太一がこの取り組みについて研究発表を行います。
第46回全日本教育工学研究協議会全国大会 研究発表一覧
http://conv.jaet.jp/2020/researchlist/
◯「熊本市教職員向けSD研修(トワイライト研修) チャレンジ!プログラミング」の概要
■開催日
【前期】令和2年(2020年)6月24日(水)・7月6日(月) 18:00〜19:30
■実施場所
熊本市教育センター(熊本県熊本市中央区千葉城町2-35)からZoomを介したオンライン実施(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から)
■研修内容 (全90分間)
オープニング (15分間)
プログラミング教育の必修化の背景、研修内容の説明を行い、講師紹介、アイスブレイク(アンプラグド・プログラミング体験)について、プレゼンテーション資料を提示しつつ、講義形式にて実施しました。
アクティビティ (60分間)
Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いた、コース別の研修を実施しました。「熊本市版 ICT 教育モデルカリキュラム 2020年度小学校版」に基づき、3コースを設定しました。Viscuit・Scratch Jr・Scratch 3.0、以上3つのアプリケーションの中から参加者が希望するコースを選び、コース別に基礎的な内容と各教科での活用を学ぶ研修を実施しました。
エンディング (15分間)
全体での振り返りの後、プログラミング教育で大切にすべき3つの視点の紹介・STEAM教育の説明を行い、アンケート調査を実施しました。
■研修当日の様子
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■企画・運営メンバー
総合管理学部 | 飯村伊智郎 教授
総合管理学部4年 | 折田優希、古嶋太一、脇田朱梨
総合管理学部3年 | 井手稚菜、緒方菜々子、塩盛舞、徳永志保、古田とわ
本件に関する問い合わせ先
熊本県立大学 総合管理学部 飯村研究室(知能情報学研究室)
TEL 096-383-2929 / (直通)096-321-6648 / (FAX)096-383-2966
MAIL iiimura@pu-kumamoto.ac.jp
https://www.pu-kumamoto.ac.jp/~ilab/
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号