「Kumamoto Education Week 2020」にて総合管理学部 飯村教授・飯村研究室の学生らが発表しました!
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「Well-beingを実現するための教育」をテーマに、一緒に新時代の学びについて考えるKumamoto Education Week 2020(2020年11月8日〜15日、オンラインで開催、主催:熊本市教育委員会、熊本大学教職大学院)にて、総合管理学部 飯村教授・飯村研究室の学生らが「プログラミング学習の新たなデザイン、子どもたちと先生の学びの場を創る大学生 ―教育情報化の推進に関する連携協定における熊本県立大学の取り組み―」と題し、様々な実践を報告しました。
本実践報告は、2018年10月に熊本市、熊本大学、株式会社NTTドコモ、熊本県立大学の4者による、熊本市における教育ICT推進を目指す「教育情報化の推進に関する連携協定」に基づくものです。
当日の模様は「Kumamoto Education Week 2020」公式YouTubeチャンネルより視聴可能です。
M-10 "実践報告 プログラミング学習の新たなデザイン、子どもたちと先生の学びの場を創る大学生"
https://www.youtube.com/watch?v=2xRbPKtCO-A
◯Kumamoto Education Week 2020 (KEW2020) での実践報告の概要
標題:「プログラミング学習の新たなデザイン、子どもたちと先生の学びの場を創る大学生 ―教育情報化の推進に関する連携協定における熊本県立大学の取り組み―」
■発表日時
2020年11月15日 12:30〜13:30
■発表場所
熊本市教育センターよりYouTube Liveを介したライブ配信
■発表内容
(1) Tech Kids Kumamoto ―新たな学びの場の創造、大学生から学ぶ子どもたち!?―
本学では、熊本市における教育ICT推進を目指す「教育情報化の推進に関する連携協定」に基づき、本学主催イベント「Tech Kids Kumamoto(テックキッズ くまもと)」を開催している。本イベントは、2020年度より小学校で必修化されるプログラミング教育を踏まえ、教育課程外における社会教育としてプログラミング学習の場を提供している。開催目的として、参加する子どもたちやその保護者、教育関係者、ひいては市民に向けて、プログラミングをはじめとするコンピュータサイエンスに対する興味・関心の創出、モノづくり・価値づくりの楽しさや可能性を体感していただくことである。本イベントは、夏のイベントを「Tech Kids Kumamoto Summer School」、冬のイベントを「Computer Science Education Week in Kumamoto」と題し、年に2回開催している。コロナ禍における今夏の「Tech Kids Kumamoto Summer School 2020」は、Zoomを用いたオンラインにて開催した。本セクションでは、これまでのイベント開催内容とその効果、今後の計画について報告した。 |
(2) Spheros project ―新たなプログラミング学習の可能性、五角形を描くだけじゃない!?―
熊本市が取り組んでいるICT教育推進の啓発、子どもたちや教職員を対象にプログラミングへの関心を創出することを目的として、本学の学生がクリエイティブな映像を制作した。本映像では、熊本市教育センターが所有するプログラミング教具であるロボティックボール「Sphero」を約200台使用した。プログラミング教育のイメージとして、専用アプリケーションなどを用いて多角形を描画することや、各教科での活用などが挙げられる。しかし、プログラミングは芸術の観点からも大きな可能性を秘めており、近年世界的に注目されているSTEAM教育のArts(芸術)の観点においても有用性を示すと考えられる。本セクションでは、制作報告と芸術×プログラミングの可能性について報告した。 |
(3) 熊本市SD研修「トワイライト研修」 ―新たな教職員研修のスタイル、大学生から学ぶ先生!?―
本学では、熊本市教職員向け小学校プログラミング教育研修を、iPadとZoomを用いてオンラインで実施した。熊本市は、ICT機器導入のみならず、ICT機器の操作やプログラミング教育に関する研修を指導主事やICT支援員を中心に定期的に実施している。従来は、指導主事などがこのようなSD研修の講師を担当してきたが、本研修ではその講師を専門性を有する本学の学生が担当するものとした。本研修は本学主催イベントである「Tech Kids Kumamoto(テックキッズ くまもと)」でのノウハウを活かし、教職員に対してプログラミングの授業活用に関する学びの場を提供するという新たな試みである。この試みは、従来の学校現場と逆発想の学習環境として、大学生である学生が教え手に、先生が学び手になるという、旧来の学びの形態に囚われない新たな学びのスタイルの一つと考えられる。本セクションでは、本実践内容とその効果、今後の課題について報告した。 |
■当日の様子
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■登壇者
総合管理学部 | 飯村 伊智郎 教授
総合管理学部4年 | 折田 優希、古嶋 太一
総合管理学部3年 | 塩盛 舞、徳永 志保
(アドバイザー)
文部科学省初等中等教育局 プログラミング教育戦略マネージャー | 中川 哲 様
■司会者
総合管理学部3年 | 古田とわ
■Kumamoto Education Week (KEW) 公式サイト
本件に関する問い合わせ先
熊本県立大学 総合管理学部 飯村研究室(知能情報学研究室)
TEL 096-383-2929 / (直通)096-321-6648 / (FAX)096-383-2966
MAIL iiimura@pu-kumamoto.ac.jp
https://www.pu-kumamoto.ac.jp/~ilab/
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号