2016-11-09

渡辺満利子客員教授による特別講義を開催しました

 

 平成28年11月4日(金)、12時50分より中ホールにおいて、本学客員教授で昭和女子大学名誉教授である渡辺満利子先生をお招きし、特別講義を行っていただきました。

 

 冒頭、環境共生学部食健康科学科の白土教授から、渡辺先生について、本学の前身である熊本女子大学の御出身であり、公衆栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、応用栄養学の専門分野において長きにわたり昭和女子大学で教鞭を取られるとともに、研究実績として数多くの著書を出筆されておられるとの紹介がありました。

 

 渡辺先生からは、「健やかな未来創り、その魅力とは」と題して、まず、私たちの健康に関する課題として、不健康な食事摂取や不活発な生活活動、喫煙、飲酒等のライフスタイルに起因する糖尿病やメタボリックシンドローム等の非感染性疾患が著しく増加しており、効果的発症予防や重症化予防対策の必要性がWHOから提唱されていること、一方、青少年の健康問題として、肥満や痩せ、自覚的身体症状等の訴えによるリスクが指摘され、青少年の健康づくり、楽しい学校生活、Well-Beingのための効果的対策が世界的課題となっているとのお話がありました。 

 これらの課題に対して、渡辺先生をはじめとする研究者の方々が取り組まれた科学的根拠に基づく実証内容について、具体的な研究や実証データを示されながら、一つひとつ丁寧にお話をされました。

 

 約200人の受講者は、渡辺先生から多くの示唆を与えていただきました。特に、管理栄養士を目指す学生たちに対して、野菜の摂取方法を例に挙げられ、「学んだ知識を知恵に変えて、いかに人々に実践してもらえるように伝えるかが大事である。」との言葉をいただきました。

 また、結びとして、「食と健康は、人類社会の根源を成すものであるが、社会構造の変化に伴い、その課題が刻々と変化している。未知なるものに対峙するとき、エビデンスの創出を目指し、新たな勇気がみなぎってくるが、確かなエビデンスを獲得するには、先行研究を精査し精緻なるプロトコルが不可欠である。その内容は、的確な課題名・研究目的・主要評価・副次的評価・研究デザイン等であり、これらをないがしろにしては、決して満足な成果は得られない。このプロセスは、近い将来の仕事にも極めて有用である。今こそ、しっかり学びを究めてください。」との言葉をいただき、大変充実した講義となりました。

本件に関する問い合わせ先

熊本県立大学 事務局 教務入試課教務班

TEL 096-383-2929 / (直通)096-321-6609 / (FAX)096-383-2364

〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)

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