2016-11-10

蓑茂壽太郎客員教授による特別講義を開催しました

 

平成28年11月8日(火)、今年度第6回目の新熊本学「地域社会と協働」において、本学客員教授であり前理事長の蓑茂壽太郎先生(現一般財団法人公園財団理事長・熊本市都市政策研究所長)をお招きし、特別講義を行っていただきました。

 

冒頭、総合管理学部の澤田准教授から講師紹介があった後、蓑茂先生が登壇され、「熊本地震と都市政策」と題してお話をいただきました。

まず初めに、「熊本地震を記録する」をテーマにお話がありました。今回の熊本地震における道路等のインフラや住居、文化財等の建築物の具体的な被災状況の写真を示されながら、災害の記憶はやがて薄れ、消え去るので、様々な被害の状況や特徴をしっかり記録しておくことが将来の減災・防災対策に向けて重要であるとのお話がありました。

次に、「大災害後の復旧と復興」をテーマに、創造的復興のあり方についてお話がありました。世の中の変化へ対応できていないと創造的な復興はできない。まちは常に動いており、良い動きと悪い動きがある。常に良い動き(変化への対応)をしておくことが進化であり、進化の取組みとの相乗した復興、改良復旧+αが創造的復興であり、ランドスケープイニシアティブを極めることが大事であると話されました。

また、創造的復興の例として、関東大震災後の復興都市計画による建築、造園、土木分野における具体的な整備内容についてお話をいただきました。

  終盤には、「科学・学問は現実に立ち向かう」をテーマに、現実の課題を解くためには、自然科学、社会科学、人文科学のいずれもが必要であることを都市政策との関連からお話をされました。本学の学生はこれら3つの科学の分野をそれぞれの学部で学んでいるが、自分の専門とする学問からできるだけ手足を伸ばして、是非、他の分野についても積極的に学んでほしいと学生たちにエールを送られ、大変充実した講義となりました。

 

 【「新熊本学」について】
 本学では、理論と実践の総合性を志向しており、フィールドワークや県内企業経営者等による講義を通じ、理論だけでは得られない総合的な学習を講座として「新熊本学」を開設しています。

 

【新熊本学「地域社会と協働」について】
 私たちが住んでいる地域社会では、少子高齢化・人口減少・自治体の財政悪化など、解決すべき様々な課題が存在します。そこで、本講座では、県や市町村などの行政機関やNPOなどで活躍する方々を講師としてお招きし、実際の活動についてお話しを聞くことで、地域における協働の理論と実践を学びます。

本件に関する問い合わせ先

熊本県立大学 事務局 教務入試課教務班

TEL 096-383-2929 / (直通)096-321-6609 / (FAX)096-383-2364

〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)

熊本市東区月出3丁目1番100号

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