KUMAJECT 2016報告会を開催しました
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本学総合管理学部学生が地域づくりの成果を報告 KUMAJECT 2016報告会を開催しました |
2017年1月28日(土)に、KUMAJECT2016報告会を、あさぎり町商工コミュニティセンター(通称:ポッポー館)にて開催しました。報告会には、多数の地元住民(地域づくり関係者、自治体職員、高校生など)が出席し、総合管理学部学生有志が地域活性化プロジェクトの成果について発表しました。なお、報告会については、人吉新聞、熊日新聞、朝日新聞などに掲載されています。
KUMAJECTは、熊本県内、特に人吉球磨地域の活性化を目的とした学生主体の自主研究プロジェクトで、総合管理学部の教育理念である「学際的・総合的アプローチ」で、地域づくりを実践的に学ぶもので、2007年度から総合管理学部の独自の取り組みとしてスタートしました。
報告会の第1部では、人吉球磨地方の5市町村において展開された、次の5つの地域コミュニティ活性化プロジェクトの報告がなされました。熊本地震の影響でスタートが7月となりましたが、現地での様々な地域づくり体験や住民と交流を重ねながら、地域の課題を探り解決策を考え、その成果を発表しました。
①人吉市鍛冶屋町通りプロジェクト
②相良村地方創生プロジェクト
③錦町そば作りによる地域再生プロジェクト
④球磨村田舎の交流館さんがうらプロジェクト
⑤あさぎり町松尾集落プロジェクト
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例えば、人吉のチームは、鍛冶屋町にある「世界一小さな美術館 Chobit」の活用策として、大学生が撮影した写真「人吉36景」の展示を提案しました。単なる風景写真でなく、若者が捉えた面白い看板なども紹介することで、「地元の魅力を再発見できるほか、来客を増やしチョビットがパンフレット代わりになる」と説明しました。また、あさぎりのチームは、「オーナー制度」を用いた栗の販売や、地元でもあまり知られていない「布水の滝」の観光化を提案しました。「滝につながる道の険しさを逆手に取り、滝行スポットとして売り出すことを企画しては」とプレゼンしました。
第2部は、各プロジェクトに分かれて、学生が地域住民や自治体職員らとテーブルを囲み意見交換会を実施しました。本年度の活動をふりかえるとともに、来年度に向けた課題・改善策についても話し合いました。参加者からは、これまでのKUMAJECTの10年の活動を評価しつつ、「活動は続けることが大切。来年以降も協力してほしい」と、プロジェクトの継続を望む声が多く聞かれました。
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最後に、地域づくりにおいて「続けること(継続)」と「つながること(連繋)」の重要性を改めて確認しながら、報告会は終了しました。
学生有志は、本報告会でのプレゼンや意見交換の内容を基に、最終的な報告書を作成し、KUMAJECT2016の活動は終了します。来年度以降もよろしくお願い致します。
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本件に関する問い合わせ先
プロジェクトリーダー 熊本県立大学総合管理学部 教授 上拂(うえはらい)耕生
TEL 096-383-2929 / (直通)096-321-6659 / (FAX)096-384-6765
MAIL ueharai@pu-kumamoto.ac.jp
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号