台湾で本学学生が晩白柚の試食会と市場調査を行いました
「くまもと県南フードバレーフェアIN台湾基隆市」において |
本学学生が2月18日(土)、19日(日)の2日間、台湾基隆市で開催された「くまもと県南フードバレーフェアIN台湾基隆市」において晩白柚の認知度向上のための試食会と市場調査を行いました。
この取り組みは熊本県立大学学生GP制度による、学生と八代市フードバレー推進課との協働で実施されました。更に本研修では、熊本県立大学後援会からの助成も受けています。
学生GP制度 |
本学では「自律と自立を目指す学生GP(Good Practiceの略「優れた取組」という意味)制度」に取り組んでいます。 この制度は地域企業・地域社会から共同研究テーマを募集し、そのテーマに対し、学生が卒業研究として取り組むことで実社会と学生とを結び付け、学生の自律と自立に向けた就業力の育成を図るものです。 |
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学生は、事前にアニメーションによる晩白柚をPRする動画を作成し、会場の特設ブースで放映しました。 晩白柚に扮した学生たちはカワイイと注目の的でした。 |
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同日に行われたくまモンステーションのシナリオを作成し、当日には共演しました。 |
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試食会も実施し、晩白柚の切り方の実演から試食後のアンケート調査も行いました。 延べ300名を超える方々に試食をしていただき、その中から約150名の方にアンケートに答えていただくことができました。 さらに販売促進のためにオリジナル風呂敷を作成し、アンケートに答えてくださった方へのプレゼントとしてお渡ししました。 アンケートの結果、晩白柚の認知度は3割程度ですが、健康、低カロリー、美容に良いなどのイメージを持ってらっしゃることが分かりました。 現地での贈答品の価格は平均約3,000円ということです。日本から晩白柚を輸入する際の関税は、何と180%とのことです。日本で1,000円の晩白柚が現地では約3,000円になる計算です。 当日は、基隆市の市長や中国のバイヤーも晩白柚に関心を示されていました。 |
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アンケートのお礼でプレゼントしたオリジナル風呂敷 |
本フェアの参画により、学生はローカルな八代市の晩白柚を半年以上前から調査し、グローバルな視点でPRする方法について自主的に考え実行することができました。
3割程度しか認知度がなく殆どの方が初めて口にされ、アンケートだけでは分からない様々な反応を見ることができました。
世界最大級の柑橘類である熊本県八代市名産晩白柚。
台湾での認知度が上がり、身近な果物になることを期待します。
本件に関する問い合わせ先
熊本県立大学 総合管理学部 教授 宮園 博光
TEL 096-383-2929 / (FAX)096-384-6765
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号