第5回 日本栄養改善学会九州・沖縄支部学術総会ポスター発表賞 受賞!
本学学生が |
本学環境共生学研究科博士前期課程2年西岡美里さんが、第5回 日本栄養改善学会九州・沖縄支部学術総会において、ポスター発表賞を受賞しました。このポスター発表賞とは、一般演題(ポスター形式)の中から学生発表賞及び若手発表賞を選び表彰されたものです。
詳細は以下のとおりです。
学 会 名 | : | 第5回 日本栄養改善学会九州・沖縄支部学術総会 | ||
日 時 | : | 平成29年11月25日 | ||
開 催 地 | : | 熊本県立大学(熊本県熊本市) | ||
受 賞 者 | : | 西岡美里(環境共生学研究科 博士前期課程2年)、 十島就子(環境共生学部 食健康科学科)、 友寄博子(環境共生学部 食健康科学科 准教授) |
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所 属 | : | 食品栄養機能学研究室(友寄研) | ||
題 目 | : | 「バンペイユ加熱乾燥果皮粉末のラットにおける食後血糖値への影響」 | ||
研究概要 | : | 近年、加熱または天日乾燥させたバンペイユ果皮が食後高血糖を抑制する可能性が報告されています。そこで本研究では、バンペイユ加熱乾燥果皮を動物(ラット)に投与し、食後血糖値に与える影響を検討しました。その結果、バンペイユ加熱乾燥果皮が食後高血糖を抑制する成分を含有していることが予想され、抗糖尿病素材として有効である可能性が考えられました。 |
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<受賞にあたってのコメント>
先月に引き続き、このような素晴らしい賞を受賞することができ大変光栄に思います。バンペイユは熊本県八代市が生産量日本一を誇るカンキツですが、現在産地では消費量低下に伴う生産者・後継者不足の問題が存在しています。一方、わが国では、糖尿病をはじめとする生活習慣病患者数が増加傾向にあり、国民医療費は増大の一途を辿っています。本研究において、バンペイユ加熱乾燥果皮から食後高血糖を抑制する成分ならびにその作用機序を解明できれば、産地ならびにわが国の抱える問題解決に貢献できるのではないかと考えています。解明にはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、残りの研究生活で少しでも明らかにできるように、今後も一生懸命努めて参りたいと思います。
最後になりましたが、実験試料の供与にご協力いただきました八代市役所およびJA八代の関係者の方々にこの場を借りて心より感謝申し上げます。
本件に関する問い合わせ先
熊本県立大学 環境共生学部 友寄研究室
TEL 096-383-2929 / (FAX)096-384-6765
〒862-8502(大学専用郵便番号:住所記載不要)
熊本市東区月出3丁目1番100号